
「RUMORED WRITER」は、軽快なFRオープンボディに“書き手”らしい上品さと妖しさを同居させたカスタムカーです。淡いパープル系のボディに花柄・意匠系のグラフィック、黒いソフトトップという組み合わせが印象的で、派手さよりも“雰囲気で魅せる”タイプ。ゲーム内の全長4,135mm・全幅1,750mm・全高1,285mmが初期S2000(AP1)の公式寸法と一致するため、ボディベースをS2000と見る根拠はかなり強いです。ただし2,096ccターボ328PSというエンジン仕様は純正S2000とは一致しません。
① RUMORED WRITERってどんな車?(概要)
一言でいえば「高回転まで回して伸ばす、スリムで鋭いFR」。見た目はエレガント寄りなのに、スペックはターボI4で高回転型というギャップが魅力です。全高が低く、車重も軽め。直線の加速と高速域の気持ちよさを武器に、“噂(RUMOR)”のようにスッと消える走りを狙うキャラに仕上がっています。
寸法はAP1 S2000と完全一致。ボディベースはかなり明確
1999年に登場したHonda S2000(AP1)は、全長4,135mm、全幅1,750mm、全高1,285mm。ゲーム内RUMORED WRITERの寸法はこの3値と完全に一致する。FRの2シーターオープンという車体構成も同じで、ボディベースをS2000と見る根拠は強い。
実車S2000は、エンジンを前輪車軸より後ろへ置くFRビハインドアクスル・レイアウトを採用し、50:50の前後重量配分を実現。オープンボディながら高い剛性を狙ったハイXボーンフレームと組み合わせ、軽快な回頭性と一体感を開発の中心に置いた。
実車F20Cは1,997cc自然吸気250PS。9,000rpmまで使う高回転エンジン
初期AP1のF20Cは1,997cc直列4気筒DOHC VTECの自然吸気で、250PS/8,300rpm、22.2kgm/7,500rpm。Hondaはリッター125PSという当時世界最高水準の自然吸気出力と、9,000rpmまで一気に回るレスポンスを大きな特徴としていた。
6速MTもこの高回転特性に合わせて新開発され、36mmのショートシフトストローク、クロスレシオ、超軽量フライホイールなどを採用。RUMORED WRITERの328PS/8,400rpm、最大トルク29kgm/7,600rpmという高回転型のゲーム設定は、純正F20Cの回転型キャラクターを残しながら過給で上乗せしたような方向性になっている。
2,096ccはAP1の1,997ccにも後期2.2Lの2,156ccにも一致しない
ここは実車再現を語るうえで重要だ。ゲーム内RUMORED WRITERの排気量は2,096ccだが、初期AP1のF20Cは1,997cc。2005年に日本仕様へ追加された2.2Lエンジンも2,156cc・242PSで、2,096ccという純正仕様は存在しない。
したがってRUMORED WRITERは、S2000のボディと高回転I4という性格を使いながら、排気量と過給方式をゲーム独自に変更した架空チューンと見るべきだ。2,096cc化がF20Cのボア/ストローク変更なのか、別仕様のエンジンなのかは公式資料では確認できないため、具体的な加工内容は断定しない。
車重1,272kgは実車に近い。怪物化より“高回転のまま速くしたS2000”
初期AP1の代表車重は1,240kg、Type Vは1,260kg。ゲーム内RUMORED WRITERは1,272kgなので、ターボやエアロを追加したカスタム車としては実車S2000の重量帯から大きく外れていない。
つまりこの車は、軽量化で極端に削ったり大排気量エンジンへ換装したりするタイプではなく、S2000本来の軽量FR・高回転型という軸を残しながら、ターボで328PSまで伸ばした架空仕様と捉えるのが自然だ。明確な当該仕様の主要競技タイトルを無理に結び付けるより、Hondaが作った高回転FRオープンの技術史を背景に置く方が、この車の性格を正確に伝えられる。
② スクショからスペック文字起こし(公式表示)
車両名
RUMORED WRITER
基本情報(メーカー/駆動方式/価格CP)
- メーカー:CUSTOMIZED CAR
- 駆動方式:FR
- 価格:19,440,000 CP
エンジン(型式/吸気方式/総排気量)
- エンジン型式:I4
- 吸気方式:ターボ
- 総排気量:2,096 cc
エンジンスペック(最高出力/最大トルク)
- 最高出力:328 ps / 8,400 rpm
- 最大トルク:29 kgm / 7,600 rpm
車体情報(スピード指数/全高/全幅/全長/重量)
- スピード指数:398.00
- 全高:1,285 mm
- 全幅:1,750 mm
- 全長:4,135 mm
- 重量:1,272 kg
③ ゲーム内での性能
結論:高回転を維持できる状況ほど強く、首都高の“伸びる区間”で真価が出るFRターボです。
- 強み:スピード指数が高めで、高速域の伸びが期待できる
- 強み:車重1,272kgと軽めで、姿勢変化が作りやすい
- 強み:328psを8,400rpmで発生するため、回して走るほど気持ちいいタイプ
- 弱み(出やすいクセ):FRゆえに立ち上がりで踏みすぎるとリアが動きやすい
- 弱み(出やすいクセ):最大トルクの回転数が高めなので、低回転のまま雑に踏むと加速が鈍く感じやすい
- おすすめの乗り方:シフトで回転を落としすぎず、加速区間は高回転キープを意識
- おすすめの乗り方:コーナー脱出は早踏みしすぎず、姿勢が決まってからトラクションを乗せる
④ 実車で可能なカスタムか?
結論:S2000を土台にしたターボ化自体は可能ですが、ゲーム内2,096ccという排気量は純正F20C 1,997ccにも後期2.2L 2,156ccにも一致しません。328PSの再現より、2,096cc化の具体的方法を断定しないことが重要です。
- 吸排気:ターボ化(ターボキット/エキマニ/フロントパイプ/スポーツ触媒/マフラー)、大容量インタークーラー
- ECU:現車合わせのECUセッティング、ブースト制御、燃調・点火最適化
- 燃料系:大容量インジェクター、燃料ポンプ強化、レギュレーター見直し
- エンジン内部:高出力ターボ化では鍛造内部部品や冷却強化が一般的な対策。ただしゲーム内2,096cc化のボア/ストローク、使用ピストン等は公式未確認のため決め打ちしない
- 駆動系:強化クラッチ、LSD(1.5way〜2wayの用途別)、デフマウント強化
- 足回り:車高調、アライメント最適化、ブッシュ強化、スタビ調整
- ブレーキ:ビッグキャリパー、ローター大径化、パッド・フルード強化
- 空力:フロントリップ、リアウイング、アンダーパネル(高速安定性狙い)
- ボディ:ロールバー(オープンボディ対策)、補強バー類、軽量化
⑤ まとめ
- 「RUMORED WRITER」はFR×ターボI4の“回して伸ばす”カスタムカー
- 公式表示で328ps/8,400rpm・29kgm/7,600rpmの高回転寄り
- スピード指数398.00で、高速域の伸びを期待しやすい
- 車重1,272kgと軽めで、キビキビ動かしたい人向き
- 実車でもS2000ベースでのターボ化は現実的だが、同等特性の再現には作り込みが必要