
LC500は、低く長いボディと5.0Lの自然吸気V8を組み合わせたクーペです。見た目に惹かれて気になった人にも、レクサスのFR車づくりがどう変わったかを知りたい人にも、見どころがあります。
基本スペック(ノーマル時)
| 項目 | スペック |
| メーカー | レクサス |
| 駆動方式 | FR |
| エンジン | 2UR-GSE V型8気筒 NA |
| 総排気量 | 4,968cc |
| 最高出力 | 477ps / 7,100rpm |
| 最大トルク | 55.0kgf・m / 4,800rpm |
| 全長×全幅×全高 | 4,770×1,920×1,345mm |
| 車両重量 | 1,960kg |
| トランスミッション | 10速AT |
LF-LCから量産車へつながった形
2017年発売のLCは、2012年公開のLF-LCコンセプトを出発点に開発されました。新しいFR用GA-Lプラットフォームを初採用し、エンジンを前輪車軸より後方へ寄せた配置や低重心化を進めています。
ボディにはアルミやCFRPを使い、剛性と重量にも配慮しました。大きなクーペを低く構えるために、外装だけでなく骨格から設計されています。
V8を長く味わいたい人へ
2UR-GSEの5.0L V8に組み合わされるのはDirect Shift-10AT。細かいギア段を使い、加速から巡航まで対応する構成です。同じV8を積むRC Fとは、変速機や車体の狙いが違います。
軽さを優先する小型スポーツカーとはサイズも重量も異なります。Sパッケージの装備に加えて、駐車場所や後席、荷室の使い勝手も確かめたいところ。デザインとV8を気に入って、長く付き合えるかが選ぶ軸になりそうです。
中古で買うなら、いくら?(2026年10月調査)
国内の中古車情報を2026年10月24~25日に調べました。ここからは、実車を買う場合の価格の話です。金額は販売店の掲載価格で、売却時の買取額とは異なります。
LC500 Sパッケージ(URZ100)で見つかった掲載車は、支払総額799万円でした。
2020年式・10.8万km・修復歴なしの車です。2018年式限定の平均ではありません。LC500hやコンバーチブル、特別仕様車の相場は分けて比較してください。
ここで挙げたのは、調査時に見つかった車の価格です。市場全体の平均や底値を示すものではありません。気になる車があれば、今も販売中か、整備内容と諸費用はどうなっているかも確認してみてください。
価格を調べたページ:カーセンサー:調査対象の掲載情報
V8の音を車内外で作り分ける
LC500の吸気にはエンジンの脈動を使うサウンドジェネレーターがあり、排気側には切り替えバルブを備えます。レクサスの説明では、この組み合わせで巡航中の静かさを保ちながら、加速時はV8らしい音を聞かせる狙いです。音を大きくするだけではなく、走行状況で聞こえ方を変えているのがポイントです。
同じ2UR-GSEでも、LCはGTクーペとして長距離の快適さも求められます。V8の音を楽しみたい一方で、常に大音量では困る。その折り合いを吸気と排気の両方で取った設計です。トヨタ自動車・LC発売時の技術説明