
LFAは、レクサスのなかでも専用設計の多いスポーツカーです。4.8Lの自然吸気V10、CFRPの車体、フロントミッドエンジンとリアトランスアクスル。音だけでなく、その音を生むエンジンと車体の構成まで知りたくなる一台です。
基本スペック(ノーマル時)
| 項目 | スペック |
| メーカー | レクサス |
| 駆動方式 | FR |
| エンジン | 1LR-GUE V型10気筒 NA |
| 総排気量 | 4,805cc |
| 最高出力 | 560ps / 8,700rpm |
| 最大トルク | 48.9kgf・m / 6,800rpm |
| 全長×全幅×全高 | 4,505×1,895×1,220mm |
| 車両重量 | 1,480kg |
| トランスミッション | 6速ASG (シーケンシャル) |
V10と車体を専用に仕立てる
高回転型のV10を車体前方の低い位置に置き、変速機を後方へ配置。軽い素材と重量物の配置を合わせて考えた設計です。ターボで低回転から大きなトルクを得る車とは、エンジンを楽しむ方向が違います。
変速機はASGを採用しています。今のDCTなどとは仕組みや変速の感覚が異なるので、年代の違いも含めて受け止めたいところです。レクサスの名前から、静かで滑らかな高級車と同じ使い心地を想像する車ではありません。
ニュルでの開発と市販仕様の違い
市販前のLF-A試作車は2008年からニュルブルクリンク24時間へ参戦し、競技で得た情報を開発へ戻していました。市販後の2012年にはGAZOO RacingのLFAがSP8クラス優勝、総合15位を記録しています。
別仕様のニュルブルクリンクパッケージは571PSに引き上げ、空力部品や専用サスペンションを採用しました。2011年のテストでは北コース20.6kmで7分14秒64を記録。通常仕様や別の計測区間のタイムと混ぜずに見る必要があります。
中古で買うなら、いくら?(2026年10月調査)
国内の中古車情報を2026年10月24~25日に調べました。ここからは、実車を買う場合の価格の話です。金額は販売店の掲載価格で、売却時の買取額とは異なります。
LFAは今回の国内掲載情報が「ASK/応談」で、公開価格からの相場幅は出していません。
ニュルブルクリンクパッケージの有無、左右ハンドル、走行距離・来歴で比較条件が大きく変わります。新車時の価格や海外落札額を国内の販売相場と混ぜないでください。
ここで挙げたのは、調査時に見つかった車の価格です。市場全体の平均や底値を示すものではありません。気になる車があれば、今も販売中か、整備内容と諸費用はどうなっているかも確認してみてください。
価格を調べたページ:グーネット:調査対象の掲載情報
10連スロットルとチタンマフラーで作る音
LFAのV10サウンドは、排気管だけで決まるものではありません。吸気側には10個のスロットルバルブと、音響特性を調整したサージタンクを組み合わせています。排気は等長エキゾーストマニホールドから左右のデュアル排気系へつなぎ、段階構造のチタン製メインマフラーを通す構成です。
レクサスの開発資料では、吸気音と排気音が回転数に応じて重なり合うよう調整したと説明されています。高回転のV10というだけでなく、アクセルを開けたときに耳へ届く音まで設計対象にしたわけです。トヨタ自動車・LFA車両概要(英語)
