
■ 基本スペック (ノーマル時)
項目 | スペック |
メーカー | マツダ |
駆動方式 | FF |
エンジン | L3-VE 直列4気筒 NA |
総排気量 | 2,260cc |
最高出力 | 171ps / 6,500rpm |
最大トルク | 21.8kgf・m / 4,000rpm |
全長×全幅×全高 | 4,485×1,745×1,465mm |
車両重量 | 1,270kg |
トランスミッション | 4速AT/5速AT/5速MT |
■ ゲーム内での特性・オススメセッティング
特性: アテンザで成功を収めたマツダが、その魅力をよりコンパクトなハッチバックに凝縮したモデル。フォードやボルボも使用した評価の高いプラットフォームをベースに、欧州車のような剛性感としなやかさを両立した足回りを持つ。 兄貴分のアテンザ(GG3S)より90kgも軽く、ホイールベースも短いため、ハンドリングはさらに軽快。C1のような切り返しが続くコースでは、その俊敏さを武器に格上を追い回すことも可能。エンジンはアテンザと同じ2.3Lで、パワーこそ控えめだが、実用域のトルクが厚く、扱いやすい。FF入門に最適な、隠れた名車。
オススメセッティング:
- ライトチューン向け (Lv.3程度)
- 方向性: 優れたハンドリング性能に磨きをかける。
- 足回り: スポーツサスペンションとハイグリップタイヤへの交換が最も効果的。欧州ホットハッチのような、引き締まったシャープな走りを手に入れられる。
- ボディ剛性: タワーバー、メンバーブレースでボディを固め、シャシーのポテンシャルを100%引き出す。
- ブレーキ: ブレーキパッドを交換し、コントロール性を向上させる。
- フルチューン向け (Lv.MAX)
- 方向性: 「普通のハッチバック」を、FF最速クラスを脅かす「ホットハッチ」へ。
- パワーユニット: パワーユニットを最大まで強化し、ターボ化。350psを超えたあたりから、FFの限界に挑むスリリングなマシンへと変貌する。
- 駆動系: 強力なパワーを路面に伝えるため、機械式LSDは必須。FFながら、アクセルでインに巻き込むようなコーナリングが可能になる。
- 軽量化: 徹底的な軽量化で1.1トン台を目指す。軽快感がさらに増し、ライバルにとって厄介な存在となるだろう。
■【評価と立ち位置】
- 国内での評判:『Zoom-Zoom スピリットの継承者』 アテンザの成功に続き、「走る楽しさ」をより多くの人に提供したことで、マツダブランドの復活を決定づけた立役者。手頃な価格で、クラスを超えたハンドリング性能とスタイリッシュなデザインが手に入ることから、若者を中心に大ヒットを記録した。
- 国外での評判:『クラスのベンチマークとなったグローバルカー』 「Mazda3」として、世界中で大成功を収めた。特に、ハンドリング性能に厳しい欧州市場において、フォード・フォーカスやVW・ゴルフといった現地のライバルと互角以上に渡り合った。このクルマの成功により、「Mazda3 = クラス最高のハンドリングマシン」というイメージが世界中に定着した。
- ゲーム内での評価:『最高のFF練習機』 軽快で素直なハンドリング特性は、FFのドライビングを学ぶ上で最高の教材となる。パワーも過剰ではないため、クルマの挙動を理解しながら、自分のペースでスキルアップしていくことができる。アテンザよりも安価で手に入るため、序盤のCPが少ない時期の相棒としても最適。このクルマで速く走れるようになれば、どんなFFマシンも乗りこなせるだろう。
■ 辛口コラム:マツダの血か、フォードの血か。
初代アクセラの走りは、それまでの日本車とは少し違っていた。しなやかで、剛性感があり、どこか欧州車のような香りがした。それもそのはず、このクルマの骨格は、当時提携関係にあったフォードが主導で開発し、あのハンドリングマシン「フォード・フォーカス」も使用した傑作プラットフォームなのだ。 では、アクセラはただの「フォードの兄弟車」だったのか?いや、断じて違う。そこにマツダの魂「Zoom-Zoom」を吹き込み、誰もが楽しめる絶妙なバランスに仕上げたのは、紛れもなく日本の技術者たちだ。 マツダの情熱と、フォードの合理性。異なる血が交じり合ったことで生まれた、奇跡の子。それが初代アクセラなのである。