
■ 基本スペック (ノーマル時)
項目 | スペック |
メーカー | レクサス |
駆動方式 | FR |
エンジン | 2UR-GSE V型8気筒 NA |
総排気量 | 4,968cc |
最高出力 | 477ps / 7,100rpm |
最大トルク | 55.0kgf・m / 4,800rpm |
全長×全幅×全高 | 4,770×1,920×1,345mm |
車両重量 | 1,960kg |
トランスミッション | 10速AT |
■ ゲーム内での特性・オススメセッティング
特性: RC Fと同じく、5.0LのNA V8エンジンを心臓部に持つ、レクサスの最上級グランドツアラー(GT)。RC Fよりもさらに車重は重く、2トンに迫るヘビー級。そのキャラクターは、サーキットよりも高速道路を優雅にクルージングすることに主眼が置かれている。 最新のGA-Lプラットフォームと、四輪操舵(LDH)などの電子デバイスにより、巨体を感じさせない安定したコーナリングを見せるが、物理的な重さはいかんともしがたい。湾岸線のような最高速ステージでは、その美しいボディとV8サウンドで見る者を魅了するが、C1に持ち込めば、重さとアンダーステアに苦しむことになるだろう。
オススメセッティング(B案):
- ライトチューン向け (Lv.3程度)
- 方向性: とにかく「止まる」「曲がる」の基本性能を向上させる。
- タイヤ・ブレーキ: 2トン近い車重を受け止めるため、タイヤとブレーキの強化は安全マージン確保のためにも必須。
- サスペンション: ノーマルではラグジュアリー志向が強いため、スポーツサスペンションに交換し、ロール量を減らす。車高も少し下げて重心を安定させる。
- フルチューン向け (Lv.MAX)
- 方向性: 豪華なGTカーを、湾岸線専用のクルージングミサイルへと変貌させる。
- 軽量化: このクルマのチューニングは「軽量化」に始まり「軽量化」に終わる。ステージ3まで徹底的に行い、少しでも身軽にすることが絶対条件。
- パワーユニット: パワーユニットを最大まで強化し、大排気量NAのメリットを最大限に活かす。700psオーバーのパワーで、湾岸線の王座を狙う。
- 駆動系: 10速ATをクロスレシオ化し、レスポンスを向上。LSDを強化し、コーナー脱出時のトラクションを確保する。
■【評価と立ち位置】
- 国内での評判:『至高のラグジュアリークーペ』 レクサスブランドのデザインと世界観を象徴する「ハローカー」。そのパフォーマンス以上に、内外装の圧倒的な美しさと作り込み、そしてV8エンジンがもたらす唯一無二の「体験」が高く評価されている。速さを競うクルマではなく、所有し、眺め、そしてゆったりと走らせることに喜びを見出す、究極の「趣味のクルマ」。
- 国外での評判:『走る芸術品』 「コンセプトカーがそのまま市販化された」と、そのデザインは世界中のメディアから絶賛の嵐を受けた。「世界で最も美しいクルマ」の一つとして頻繁に名前が挙がる。パフォーマンス面では、その重さからスポーツカーとしてではなく、アストンマーティンやマセラティのような、パワフルで美しいGTカーとして認識されている。
- ゲーム内での評価:『湾岸線の伊達男』 首都高のステージにおいて、これほど得意不得意がはっきりしたマシンも珍しい。C1や八重洲線では、その重さからアンダーステアに終始し、タイムを出すのは至難の業。しかし、ひとたび湾岸線に出れば、その長いホイールベースがもたらす圧倒的な直進安定性と、V8エンジンの伸びやかなパワーで、水を得た魚のように輝きを放つ。まさに「湾岸線スペシャル」と呼ぶべき一台。
■ 辛口コラム:美しさは、重さに勝るか?
LC500は、息を呑むほど美しい。その流麗なボディラインは、もはや工業製品ではなく芸術品の域だ。そして、そのボンネットの下には、現代の至宝、5.0LのNA V8エンジンが鎮座している。見た目と心臓は、文句のつけようがないスーパーカーだ。 だが、体重計に乗った時、夢は現実へと引き戻される。1,960kg。それは、もはやスポーツカーのそれではない。軽自動車が2台買えてしまうほどの重さだ。 このクルマと向き合うことは、常にこの「美しさ」と「重さ」のジレンマと戦うことでもある。コーナーの度に重さを呪い、ストレートでV8サウンドに酔いしれる。なんと罪深く、そして魅力的なクルマだろうか。LC500は速さという一点では評価できない。その美しさに免じて、重さという罪を許せるか。このクルマは、乗り手の美意識を試しているのかもしれない。