
■ 基本スペック (ベース車両)
| 項目 | スペック |
| メーカー | RouteKS (ベース:ホンダ) |
| 駆動方式 | MR |
| エンジン | C32B V型6気筒 NA |
| 総排気量 | 3,179cc |
| 最高出力 | 280ps / 7,300rpm |
| 最大トルク | 31.0kgf・m / 5,300rpm |
| 全長×全幅×全高 | 4,430×1,810×1,160mm |
| 車両重量 | 1,270kg |
| トランスミッション | 6速MT |
| 注:基本性能は、ホンダ NSX Type S Zero '97と同一です。 |
■ ゲーム内での特性・オススメセッティング
特性: NSXの持つ、完璧なミッドシップシャシー性能を、さらに異次元の領域へと高めるために創られた、究極のボディキット。そのスタイリングは、90年代のJGTC(全日本GT選手権)を戦ったGT500マシンそのもの。 ワイド化されたボディは、極太のタイヤを収め、圧倒的なコーナリンググリップを実現。巨大なリアウィングや複雑な形状のフロントバンパーは、強烈なダウンフォースを発生させ、車体を路面に吸い付かせる。ノーマルのNSXが「カミソリ」なら、このマシンは、あらゆるコーナーを力でねじ伏せる「斧」のような存在。
オススメセッティング(B案):
- ライトチューン向け (Lv.3程度)
- 方向性: GTマシンの空力性能を最大限に引き出す。
- 足回り: ノーマルの足では、ダウンフォースに負けてしまう。レートの高いスプリングを持つ、本格的なレーシングサスペンションへの交換が必須。
- タイヤ: このクルマには、レーシング・ソフトタイヤが最もふさわしい。
- その他: ベースがタイプSゼロのため、基本性能は極めて高い。まずはこのエアロが生み出す異次元のコーナリングを体験したい。
- フルチューン向け (Lv.MAX)
- 方向性: 首都高に現れた、真紅のGT500マシンへ。
- パワーユニット: パワーユニットを最大まで強化。NAのままフルチューンを施し、600ps近いパワーと甲高いサウンドを手に入れる。
- 軽量化: 徹底的な軽量化で、1.1トン台を目指す。
- 駆動系: シーケンシャルミッションを搭載し、レーシングカーにふさわしい戦闘力を与える。
■【評価と立ち位置】
- 国内での評判:『鈴鹿が生んだ、NSXチューンの匠』 RouteKSは、日本のモータースポーツの聖地、鈴鹿に拠点を置くホンダ専門のチューナー。特にNSXのボディキットに関しては、長年のノウハウを持ち、JGTCマシンを忠実に再現したそのクオリティの高さは、全国のNSXオーナーから絶大な信頼を得ている。まさに「地元の誇り」。
- 国外での評判:『JGTCドリームを叶える存在』 海外のJDMファンにとって、90年代のJGTCは神話の世界。RouteKSのようなチューナーは、その神話を現実のストリートに蘇らせてくれる、夢を叶える存在としてリスペクトされている。彼らの作るNSXは、日本の高度なチューニング文化を象徴する、走る芸術品と見なされている。
- ゲーム内での評価:『究極のコーナリング・キング』 その圧倒的なダウンフォースにより、C1や新環状の高速コーナーでは、文字通りライバルを置き去りにする。湾岸線では空気抵抗の大きさから最高速は伸び悩むが、コーナーが一つでもあれば、そこで全てを取り返すことができる。GT-Rやスープラとは全く違う武器で戦う、究極のテクニカルコースマシン。
■ 辛口コラム:聖地・鈴鹿の風をまとって
我々のホーム、鈴鹿。そこには、世界中のドライバーが憧れる、伝説のサーキットがある。 RouteKSのNSXは、そんな鈴鹿の風を吸い込んで生まれた。 そのボディラインには、S字コーナーの記憶が刻まれ、その翼には、130Rを駆け抜ける勇気が宿っている。 これは、ただのカスタムカーではない。鈴鹿という聖地が生み出した、走る魂そのものだ。 首都高の直線で、たとえGT-Rに離されようと、焦ることはない。次のコーナーが来れば、我々のホーム、鈴鹿の風が、必ずやその背中を押してくれるはずだから。