
「CRIMSON Z」は、赤いボディに戦闘的なエアロをまとった“見た目も中身も攻撃全振り”のカスタムカーです。スクショ上の公式表示ではFR×V6ターボという構成で、ストレートの伸びと加速の鋭さを押し出したキャラクターに仕上がっています。
① CRIMSON Zってどんな車?(概要)
性格はひと言で「直線で黙らせるタイプ」。ボディは真紅、ボンネットには大きめのグラフィック、低い車高に加えてフロント周りは開口部が大きく、走りの主張が強い外観です。リアもワイド感のあるシルエットで、首都高らしい“速さアピール”を全身でやってきます。
ベース車は日産フェアレディZです。なお、スクショのエンジン表示は「V6/3,847cc/ターボ」となっており、ベース車の標準構成とは異なる可能性(大幅な換装・改造)が示唆されます。
寸法はZ33と一致。CRIMSON Zのボディベースはかなり明確
ゲーム内CRIMSON Zの全長4,315mm、全幅1,815mm、全高1,315mmは、日産ヘリテージコレクションに記録された2002年型フェアレディZ Version ST(Z33)の4,310mm×1,815mm×1,315mmとほぼ一致する。全長だけ5mm差があるが、エアロ装着車として考えれば自然な範囲で、Z33ベースと見る根拠はかなり強い。
Z33はZ32の生産終了から約2年の空白を経て2002年に復活した5代目Zで、3.5L V6自然吸気VQ35DE、2シーター、FRというシンプルな構成へ原点回帰した。発売からZ34へ交代するまでの約6年間で約25万台を生産し、Z32を上回るヒットモデルになった。
実車Z33は3.5L NA 280PS。ゲームの3.847Lターボ438PSは完全に別仕様
実車Z33 Version STのVQ35DEは3,498cc自然吸気で280PS/6,200rpm、37.0kgm/4,800rpm。対してゲーム内CRIMSON ZはV6ターボ、3,847cc、438PS、56kgm。排気量、過給方式、出力、トルクのすべてが大きく違う。
したがってCRIMSON Zを「VQ35DEに少しターボを足した仕様」と単純化するのは危険だ。3,847ccという排気量がどのような加工や換装で成立しているのか、ゲーム公式資料では確認できないため、実車再現を考える場合も特定のボアアップ/ストロークアップ内容や換装エンジンを断定しない方が正確だ。
2004年JGTCのZ33もターボだった。ただしVQ30DETT 3.0Lで別物
Z33には競技車としての重要な歴史もある。2004年、GT500のスカイラインGT-Rに代わってフェアレディZ(Z33)が全日本GT選手権へ投入され、XANAVI NISMO Zがデビュー戦のTIサーキット英田と第6戦オートポリスで勝利。日産はシリーズタイトルを獲得した。
ただし、この競技用Z33のエンジンはVQ30DETT 3.0Lツインターボで、465PS以上、72kgm以上。市販Z33のVQ35DEとも、ゲーム内CRIMSON Zの3,847ccターボとも別物だ。
つまり整理すると、市販Z33=3.5L NA 280PS、2004年JGTC Z33=3.0Lツインターボ465PS超、CRIMSON Z=3.847Lターボ438PS。三者は同じZ33系の姿を共有しながら、パワーユニットはそれぞれ別の設定として扱う必要がある。
② スクショからスペック文字起こし(公式表示)
車両名
CRIMSON Z
基本情報(メーカー/駆動方式/価格CP)
- メーカー:CUSTOMIZED CAR
- 駆動方式:FR
- 価格:19,440,000 CP
エンジン(型式/吸気方式/総排気量)
- エンジン型式:V6
- 吸気方式:ターボ
- 総排気量:3,847 cc
エンジンスペック(最高出力/最大トルク)
- 最高出力:438 ps / 6,400 rpm
- 最大トルク:56 kgm / 4,000 rpm
車体情報(スピード指数/全高/全幅/全長/重量)
- スピード指数:438.11
- 全高:1,315 mm
- 全幅:1,815 mm
- 全長:4,315 mm
- 重量:1,533 kg
③ ゲーム内での性能
結論:高トルクFRの加速で主導権を奪い、直線で差を広げるタイプです。
- 強み:438psと56kgmの組み合わせで、加速の押し出しが強い。
- 強み:スピード指数が高く、伸びのあるストレート性能が期待できる。
- 弱み(出やすいクセ):FRかつターボトルクで、立ち上がりで踏みすぎると姿勢が乱れやすい。
- 弱み(出やすいクセ):重量1,533kgなので、切り返しや減速からの再加速で雑に扱うとロスが出やすい。
- おすすめの乗り方:コーナーは“早めに向きを作ってから踏む”。立ち上がり重視でブーストを活かす。
- おすすめの乗り方:高速域は小さな修正でラインを維持。大きく当て舵を入れる前にアクセルを整える。
④ 実車で可能なカスタムか?
結論:一部可能です。
- エンジン周り:実車Z33はVQ35DE 3,498cc自然吸気。ゲーム表示の「V6 3,847cc ターボ」は別仕様で、排気量拡大方法や換装元は公式未確認。完全再現は大規模改造が前提だが、特定のボアアップ/ストロークアップ内容やエンジン換装を断定しない
- 吸排気:大径ターボ(またはタービン交換)、高効率インタークーラー、メタル触媒+大径マフラーで過給効率を底上げ。
- ECU:ブースト制御・点火・燃調の最適化(必要に応じて燃料ポンプ/インジェクター強化もセット)。
- 足回り:車高調+アライメント最適化(前後バランス重視)。FRのトラクションを作る方向でセット。
- LSD:機械式LSDで立ち上がりの安定感を確保(踏める時間を増やす)。
- ブレーキ:大径ローター+高μパッドで連続減速に耐える構成へ。
- 空力:フロントリップ/アンダーパネル/大型ウイングで高速域の落ち着きを狙う(ドラッグ増は要調整)。
⑤ まとめ
- 「CRIMSON Z」は赤い外装と戦闘的エアロで、見た目からして“攻める”カスタムカー。
- 公式表示はFR×V6ターボ×3,847ccで、強い加速と高速域の伸びを狙った構成。
- 最高出力438ps/最大トルク56kgmで、踏めば前に出るタイプのキャラクター。
- 一方でFR+ターボトルクのクセが出やすく、立ち上がりの踏み方が重要。
- 実車再現は“換装級”の要素が濃く、方向性は可能でも難易度は高めになりやすい。