
「CHIC DASH」は、無駄を削ぎ落としたブラックボディに、フードスクープとルーフキャリア、ゴールド系ホイールを合わせた“シックだけど速い”系のカスタムカーです。ゲーム内の全長4,595mm・全幅1,795mm・全高1,475mmはVA系WRXの公式寸法と一致します。ただしこの寸法はWRX S4(VAG)とWRX STI(VAB)で共通です。さらに2,193cc・443PSというパワートレーンは両車の純正仕様に存在しないため、正式なVAG/VABを断定せず「VA系WRXボディを使った大幅チューン」と整理するのが最も安全です。
① CHIC DASHってどんな車?(概要)
性格は「グリップで路面を掴んで、太いトルクで押し切る実戦派」。4WDらしい安心感と、フロント周りの迫力あるエアロが“速さ優先”を主張します。フードスクープが目立つため、見た目の時点でターボ車の雰囲気が濃く、街中でも首都高でも“刺さる”存在感。インプレッサ系のイメージそのままに、コーナー出口での加速が主役になりそうな一台です。
ボディ寸法はVA系WRXと一致。ただしVAG/VABの判別はできない
WRX S4(VAG)とWRX STI(VAB)は、ともに全長4,595mm、全幅1,795mm、全高1,475mmを共有する。ゲーム内CHIC DASHもこの3値と一致するため、VA系WRXを土台にしている可能性は高い。
ただし中身は異なり、VAGはFA20 DIT 1,998cc・300PS+Sport Lineartronic、VABはEJ20 1,994cc・308PS+6MT/DCCD。外寸だけでどちらをベースにしたかは決められない。
2,193cc・443PS・66kgmは純正FA20/EJ20にない架空仕様
CHIC DASHのゲーム内表示はF4ターボ、2,193cc、443PS/5,600rpm、66kgm/4,000rpm。排気量はVAGのFA20にもVABのEJ20にも一致せず、出力・トルクも純正を大きく上回る。
一方で、CRIMSON DEVILの611PSほど極端ではない。443PSという数値は、現実のVA系WRXでも本格的なエンジン・過給・燃料・冷却対策を前提にすれば狙える領域ではあるが、ゲーム内2,193cc化の具体的な方法、タービン、ブースト圧、燃料構成は公式資料では確認できない。
車重1,287kgはかなり軽い。純正VABより200kg級の軽量化
CHIC DASHの車重は1,287kg。VAB系の軽量高性能モデルTYPE RA-Rでも約1,480kgなので、ゲーム車はそこから約190kg以上軽い。
443PS化よりむしろ、この重量まで落とす方が実車では大仕事になる。内装、遮音材、シート、バッテリー、ガラス、外板、補機類など広範囲に手を入れる必要があるが、ゲーム内でどの部位を削ったかは未確認なので、具体的な軽量化メニューは断定しない。
2015・2016年ニュル24時間SP3T連覇はWRX STI競技車の実績
VA系WRXの実車史としては、WRX STIをベースにSTIが開発したNBR Challenge車が2015年と2016年のニュルブルクリンク24時間でSP3Tクラスを連覇している。
ただしこれは競技専用WRX STIの戦績で、CHIC DASHそのものの戦績ではない。CHIC DASHに実車史を重ねるなら、「WRX STIには耐久レースで鍛えられたAWDスポーツの背景があるが、ゲーム車は2.193L・443PS・1,287kgへ独自に強化された別物」と整理するのが正確だ。
② スクショからスペック文字起こし(公式表示)
車両名
CHIC DASH
基本情報(メーカー/駆動方式/価格CP)
- メーカー:CUSTOMIZED CAR
- 駆動方式:4WD
- 価格:19,440,000 CP
エンジン(型式/吸気方式/総排気量)
- エンジン型式:F4
- 吸気方式:ターボ
- 総排気量:2,193 cc
エンジンスペック(最高出力/最大トルク)
- 最高出力:443 ps / 5,600 rpm
- 最大トルク:66 kgm / 4,000 rpm
車体情報(スピード指数/全高/全幅/全長/重量)
- スピード指数:439.59
- 全高:1,475 mm
- 全幅:1,795 mm
- 全長:4,595 mm
- 重量:1,287 kg
③ ゲーム内での性能
結論:4WDと極太トルクで加速と立ち上がりが強く、安定してスピードを積み上げられるタイプです。
- 強み:4WDでトラクションを掛けやすく、コーナー出口で踏んでいける
- 強み:最大トルク66kgm/4,000rpmの押し出しが強く、加速区間で主導権を取りやすい
- 強み:最高出力443psに対して回転数が高すぎず、実用域で速さを作りやすい
- 弱み(出やすいクセ):トルクが太いぶん、雑に踏むと姿勢が崩れやすく、ラインが膨らみがち(4WD特有のアンダー傾向)
- 弱み(出やすいクセ):全長4,595mmで取り回しは軽快一辺倒ではなく、切り返しで“間”が出ることがある
- おすすめの乗り方:進入でしっかり減速&向きを作って、出口でトルクを一気に解放する
- おすすめの乗り方:高速コーナーは舵角を増やしすぎず、荷重を乗せたままスロットルで曲げる意識
④ 実車で可能なカスタムか?
結論:方向性は再現可能ですが、ゲーム内2,193cc・443PS・66kgm・1,287kgの完全再現は大規模なエンジン/駆動系強化と軽量化が必要です。しかも正式なVAG/VABが未確定なので、実車再現ではまず土台となる型式とパワートレーンを決める必要があります。
- 吸排気:大径タービン化/エキマニ・フロントパイプ/高効率インタークーラー/大径マフラー
- ECU:現車合わせのECUセッティング(燃調・点火・ブースト制御最適化)
- 燃料系:大容量インジェクター/燃料ポンプ強化/燃圧調整の見直し
- 冷却:大容量ラジエーター/オイルクーラー/吸気温対策(遮熱・導風)
- エンジン内部:443PS級では鍛造内部部品や冷却強化が現実的。ただしゲーム内2,193cc化がFA20/EJ20のストローカーなのか別BOXER換装なのかは公式未確認のため、特定の2.2L化手法を正解として断定しない
- 駆動系:VABなら6MT+DCCD系、VAGならSport Lineartronic系で必要な対策が大きく異なる。66kgm級では純正のまま扱う前提にせず、選んだベースに合わせてミッション、デフ、ドライブシャフト、冷却を検討する
- 足回り:車高調/ブッシュ類強化/アライメント最適化(前の入りと出口の安定両立)
- ブレーキ:ビッグキャリパー/ローター大径化/高温対応パッド・フルード
- 空力:フロントリップ/アンダーパネル/リアウイング(高速域の安定性狙い)
⑤ まとめ
- 「CHIC DASH」は、黒いシンプル外装に中身は“高トルク4WDターボ”のギャップが魅力
- 公式表示は443ps/5,600rpm・66kgm/4,000rpmで、実用域が強い設計
- スピード指数439.59で、高速域まで伸ばしていける素性
- 4WDの立ち上がり性能を活かし、出口で稼ぐ走り方がハマる
- 実車でも方向性は再現可能だが、同等のトルク感にはエンジン・駆動系まで含めた作り込みが前提