CUSTOMIZED CAR

MIDNIGHT PLAMOは“紫のZ32を501psまで仕上げた、古いGTの濃い味カスタム”だった

MIDNIGHT PLAMO

MIDNIGHT PLAMOとは

MIDNIGHT PLAMO。
名前からして、深夜にプラモデルを組みながら「ここは艶消しでいくか……」とか言ってそうな車である。
だが実物は、そんな牧歌的な話ではない。

ベース車は、見た目からして日産 フェアレディZ Version R TwinTurbo 2by2(GCZ32)’98と思われる。
ワイド&ローのZ32ボディ、リトラクタブルではない低いヘッドライト、2by2らしい長めのキャビン、VG30系らしいV6ターボの構成。
これはもう、90年代日産が「技術で殴るぞ」と言っていた頃のZである。

ゲーム内では3,256cc、501ps、71kgm、FR、1,356kg
実車のVG30DETTを3.2L級まで拡大し、ツインターボで500ps級まで仕上げた仕様と見ていい。

紫のボディに黒いグラフィック。
派手ではあるが、そこまで下品ではない。
Z32の丸く低いボディに、この色は意外と似合う。

ただし、名前のPLAMO感に対して中身がかなり重い。
これはプラモデルではなく、組み立て説明書の最後に「なお、資金力が必要です」と書いてあるタイプだ。


ベース車としてのZ32フェアレディZ

Z32型フェアレディZは、かなり凝った車だ。

4代目フェアレディZとして1989年に登場し、2シーターと2by2を用意。エンジンは3.0L V6のVG30系で、自然吸気とツインターボが設定された。さらに4輪マルチリンクサスペンション、スーパーHICAS、アルミキャリパー対向4ピストンブレーキなど、当時の日産の技術をかなり詰め込んだモデルだった。

Z32は、軽いスポーツカーというより、低くて幅広いハイテクGTだ。
S13シルビアのような軽快さではない。
R32 GT-Rのような戦闘機感とも違う。
もっと濃い。もっと低い。もっと大人っぽい。

そのぶん、整備性はなかなか厄介だ。
エンジンルームは狭い。V6ツインターボで熱もこもる。
部品点数も多い。
つまり、乗るだけなら美しいが、触り始めると急に手数が増える車である。

話し言葉で言えば、
「見た目はクール。でも中身は整備士泣かせ」
というタイプだ。


Version R TwinTurbo 2by2という濃いグレード

Version R TwinTurbo 2by2は、Z32の中でもかなり“盛った”方向のグレードだ。

中古車カタログ上でも、1997年1月〜1998年9月生産の「3.0 バージョンR ツインターボ 2by2 Tバールーフ」は、型式E-GCZ32、エンジン型式VG30DETT、最高出力280psとされている。

さらに日産ヘリテージの1998年式2by2ツインターボTバールーフ車は、最終型にあたる個体として紹介されている。Z32の末期モデルは、初期の派手な新世代感とは違い、成熟したGTとしての濃さがある。

2by2なので、2シーターより少し長い。
そこがいい。
Z32の2by2は、純スポーツというよりGT感が強い。
長いキャビン、低いルーフ、広いリアフェンダー。
少し重そうに見えるが、その重さも含めてZ32らしい。

MIDNIGHT PLAMOは、その2by2感をうまく残している。
紫のボディも、Z32の低い形に合っている。
ただ、ボンネットのロゴは少し喋りすぎだ。
Z32は黙っていても十分に雰囲気がある。


見た目は悪くない。むしろZ32には似合う

この車の外装は、紫系のボディに黒いグラフィック。
ボンネットには大きなロゴ。
サイドにも控えめな装飾。
全体として、かなり夜っぽい。

これは悪くない。

Z32は、白や黒で渋くまとめてもいいが、紫系の色も似合う。
低いノーズと横長のヘッドライトが、夜の首都高っぽさを作る。
そこに「MIDNIGHT PLAMO」という名前。
妙にハマる。

ただし、辛口で言えば、ボンネットのロゴはもう少し小さくていい。
Z32は形そのものが濃い。
そこへ文字を載せすぎると、車ではなくチーム看板に見えてくる。

「Z32は黙ってる方が色気がある」
これは割と本音だ。

でも、この車はギリギリ踏みとどまっている。
派手すぎる痛車方向ではなく、深夜のチューンドZっぽさが残っている。
そこは評価したい。


501psは実車で可能か

方向性としては可能。
VG30DETTで500ps級は、きちんと作れば十分に現実味がある。

ただし、軽いブーストアップで到達する数字ではない。
タービン、燃料、冷却、ECU、クラッチ、駆動系までまとめて作る必要がある。

Z1 MotorsportsにはZ32 VG30DETT向けのGT535R BBターボキットがあり、適切な補機類とセッティングで約450〜500rwhp級を狙う方向の製品として紹介されている。つまりZ32で500ps級を作る土台は今でも存在する。

ゲーム内の排気量は3,256cc
実車のVG30DETTは2,960ccなので、これは3.2L級への排気量アップ仕様と見るのが自然だ。

500psだけなら3.0Lのままでも狙える。
だが3.2L化する意味は、ピーク馬力より中速トルクだ。
Z32は軽量級ではない。
下から太く押し出す方が、車の性格に合う。


71kgmはかなり強い

この車で本当に効いてくるのは501psより71kgmだ。

FRで71kgm。
しかもベースは2by2のZ32。
これはクラッチ、ミッション、デフ、プロペラシャフト、ドライブシャフト、リアメンバー、ブッシュ類にかなり来る。

Z32はGT寄りの車だから、直線で踏んだ時の安定感はある。
だが、古い車に大トルクを入れるなら、受け止める側を作らないとすぐ苦しくなる。

エンジンだけ作って、駆動系を古いままにする。
これはかなり危ない。
500psのZ32は、エンジンより周辺部品の方が本性を問われる。


実車で作るなら、まず健康診断

Z32はもう完全に旧車だ。
しかも、整備性が良い車とは言いにくい。
だから最初にやるべきはタービン交換ではない。
まず車の健康診断だ。

見るべき部分は以下。

  • エンジン圧縮
  • タービンの軸ガタ
  • 冷却水まわり
  • ラジエーター
  • ウォーターポンプ
  • 冷却ホース
  • オイル漏れ
  • 点火系
  • イグニッションコイル
  • 燃料ポンプ
  • インジェクター
  • ECU・センサー類
  • クラッチ
  • 5速MT
  • プロペラシャフト
  • デフ
  • HICAS系統
  • ハブベアリング
  • ブッシュ類
  • 下回りのサビ
  • Tバールーフの雨漏り
  • ボディの歪み
  • 修復歴

Z32は見た目で惚れやすい。
だが、買ってから現実に戻される車でもある。
特にツインターボは熱と補機類が多い。
状態の悪い個体をベースにすると、チューニングどころか修理で財布が削れる。

ロマンは大事。
でも、Z32に関してはロマンの前に水温計である。


現実的に作るなら350〜420ps級

実車で楽しく乗るなら、まずは350〜420ps級がかなり良い。

必要な内容は以下。

  • 吸排気交換
  • スポーツマフラー
  • フロントパイプ
  • スポーツキャタライザー
  • 大容量インタークーラー
  • 大容量ラジエーター
  • オイルクーラー
  • 強化燃料ポンプ
  • インジェクター強化
  • ブーストコントローラー
  • 現車合わせECU
  • 強化クラッチ
  • 点火系リフレッシュ

このくらいでもZ32はかなり速い。
そして車としてのまとまりも作りやすい。

Z32は、数字だけで勝つ車ではない。
低い姿勢、V6ツインターボのトルク、GTらしい安定感。
そこを活かすなら、無理に500psを急がなくても十分に濃い。

ただし、MIDNIGHT PLAMOを再現するなら話は別だ。
500ps級まで行くなら、車全体を作り直す覚悟がいる。


MIDNIGHT PLAMO再現の501ps仕様

ゲーム内の501psに寄せるなら、かなり本気仕様になる。

必要な内容は以下。

  • VG30DETTエンジンOH
  • 3.2L級ストローカー化
  • 鍛造ピストン
  • 鍛造コンロッド
  • 強化メタル
  • 強化ヘッドガスケット
  • ヘッドスタッド
  • カムシャフト
  • 強化バルブスプリング
  • 大容量ツインターボ
  • 強化アクチュエーター
  • 大容量インタークーラー
  • 大容量燃料ポンプ
  • 大容量インジェクター
  • 燃圧レギュレーター
  • フルコンまたは高性能ECU
  • 強化クラッチ
  • LSD
  • 冷却系総強化
  • 足回り・ブレーキ強化
  • ボディ補強

ここまでやれば、かなり濃いZ32になる。
ただし、Z32はエンジンルームが狭い。
熱も配管も整備性も厳しい。
部品を入れるだけではなく、どう整備できる状態にするかまで考えたい。

速いけど触れない車は、後でかなり面倒だ。
Z32では特に。


タービン・吸排気

501psを狙うなら、タービンは純正よりかなり余裕のあるものにしたい。

必要なパーツは以下。

  • 大容量ツインターボ
  • 強化アクチュエーター
  • 強化エキマニ
  • フロントパイプ
  • スポーツキャタライザー
  • 低排圧マフラー
  • 大容量サイドマウントインタークーラー
  • 吸気パイピング
  • ブーストコントローラー
  • 現車合わせECU

Z1のZ32用サイドマウントインタークーラーは、純正ダクトや灯火類との干渉も考えた設計が説明されており、Z32では冷却部品の性能だけでなく“収まり”も重要になる。

Z32はエンジンルームもフロントまわりも余裕が多い車ではない。
だから、部品選びは性能だけでなく、熱、風の流れ、整備性まで見たい。

大きいタービンを入れました。
熱が抜けません。
手が入りません。
この流れ、Z32では普通に怖い。


冷却系

Z32ツインターボで高出力を狙うなら、冷却はかなり重要だ。

必要な内容は以下。

  • 大容量アルミラジエーター
  • 大容量インタークーラー
  • オイルクーラー
  • 強化ラジエーターホース
  • ローテンプサーモ
  • 電動ファン強化
  • 導風板
  • 水温計
  • 油温計
  • 油圧計
  • 排気温計

VG30DETTは、エンジンルームに熱がこもりやすい。
そこへ500ps級を狙うなら、冷却を後回しにする余裕はない。

MIDNIGHT PLAMOのフロント開口は、見た目だけでなく冷却に使いたい。
ラジエーター、インタークーラー、オイルクーラーへきちんと風を当てる。
そこまでやって初めて意味がある。

紫のボディは涼しそうに見えない。
だから部品で冷やすしかない。


燃料系

501ps・71kgmなら燃料系も必須。

必要なものは以下。

  • 大容量燃料ポンプ
  • 大容量インジェクター
  • 燃圧レギュレーター
  • 燃料フィルター
  • 燃料ライン見直し
  • 空燃比管理
  • ノック対策
  • 高オクタン燃料前提のセッティング

Z32は古い車だ。
燃料系の劣化も見たい。
燃料ポンプだけ新品にして終わりではなく、配線、フィルター、インジェクター、燃圧までまとめて管理したい。

燃料が足りないV6ツインターボは、かなり怖い。
音は良くても、壊れる音まで聞きたくはない。


駆動系

71kgmをFRで受けるなら、駆動系は必ず作る。

必要な内容は以下。

  • ツインプレートクラッチ
  • 強化フライホイール
  • 機械式LSD
  • 強化デフマウント
  • 強化エンジンマウント
  • 強化ミッションマウント
  • プロペラシャフト点検
  • ドライブシャフト点検
  • ハブベアリング点検
  • ミッションオイル管理
  • デフオイル管理

Z32はGTカー的な安定感がある。
だが、大トルクFRである以上、リアを作らないと踏めない。

踏んだら前に出るZ32。
これが理想だ。
踏んだら白煙だけ出るZ32は、見た目は派手でも速さはない。


HICASとの付き合い方

Z32にはスーパーHICASがある。
これは当時の日産らしいハイテク装備だ。
日産ヘリテージでも、Z32には4輪マルチリンク、スーパーHICAS、アルミ対向4ピストンブレーキなどが採用されたことが紹介されている。

ただし、高出力チューンでサーキットや高速域を狙うなら、HICASをどう扱うかは考えたい。

選択肢は以下。

  • 純正HICASを整備して活かす
  • HICASロックで動きを安定させる
  • アーム類を調整式にしてリアジオメトリーを詰める
  • 用途に応じてアライメントを作る

HICASは面白い。
でも、古くなったHICASは少し怖い。
リアが勝手に曖昧な動きをすると、高出力FRではかなり気持ち悪い。

ここは好みではなく、用途で決めるべきだ。
ストリートGTなら活かす。
本気の走りなら、ロックや調整式アームも視野に入る。


足回り

Z32は4輪マルチリンク。
足を作るとかなり良い車になる。

必要なパーツは以下。

  • 全長調整式車高調
  • 減衰調整付きダンパー
  • ピロアッパー
  • 調整式アーム
  • 強化スタビライザー
  • 強化ブッシュ
  • ハイグリップタイヤ
  • アライメント調整
  • コーナーウェイト調整

NISMOはZ32用の強化ブッシュ適合表を用意しており、デフマウントブッシュなどZ32向けの補修・強化系パーツが確認できる。古いZ32を走らせるなら、こういう“ゴム類の更新”がかなり効く。

車高調だけ入れて終わりではない。
Z32は古い。
まずブッシュ。次にアーム。そこから車高調とアライメント。
この順番の方がいい。

足を固める前に、足腰を治せ。
Z32には特にこれが効く。


ブレーキ

Z32ツインターボは、当時からブレーキにも力が入っていた。
だが、501ps仕様なら現代基準で見直したい。

必要な内容は以下。

  • 純正対向キャリパーOH
  • 4pot〜6potキャリパー
  • 大径ローター
  • スポーツパッド
  • ステンメッシュホース
  • 高沸点ブレーキフルード
  • ブレーキ導風板
  • ABSとの相性確認

古いブレーキは、見た目よりOHが大事だ。
キャリパーが疲れているのに、パッドだけ強くしても気持ちよくない。

Z32は車格がある。
止まり方も大人っぽく作りたい。
速いけど止まらないZは、かなりダサい。


ボディ補強

MIDNIGHT PLAMOでかなり重要なのがボディ補強だ。

Z32は当時としてはしっかりしたGTカーだが、今では旧車。
そこへ501ps、71kgm、ハイグリップタイヤ、強いブレーキを入れるなら、ボディ側もきっちり作りたい。

OKUYAMA/CARBINGにはZ32用フロントストラットタワーバーが設定されており、左右ストラット上部をつないでフロントボディを補強し、サスペンションを設計通りのジオメトリーで動かす狙いのパーツとして説明されている。

フロントまわり

  • フロントストラットタワーバー
  • フロントロアアームバー
  • フロントメンバーブレース
  • ステアリングラック周辺点検
  • テンションロッドブッシュ交換
  • フロントアーム類リフレッシュ

Z32はフロントが重い。
V6ツインターボを積んでいるので、フロントの剛性感と接地感はかなり大事だ。

ここがぼやけると、せっかくの低いノーズがただの重い鼻になる。
Z32は見た目で前が低い。
走りでも前がきれいに入らないと意味がない。

センター・フロアまわり

  • フロアブレース
  • センターブレース
  • トンネル補強
  • サイドシル補強
  • ジャッキアップポイント確認
  • フロアのサビ確認
  • Tバールーフ周辺の剛性確認
  • スポット増し
  • シーム溶接

2by2でTバールーフなら、開口部まわりの状態も見たい。
古いTバールーフ車は、ボディのヨレや雨漏りも含めて確認が必要だ。

床下補強は見えない。
でも効く。
見えないところに金を使っているZ32は強い。
見えるところだけ紫に塗ったZ32とは、走ると差が出る。

リアまわり

  • リアタワーバー
  • リアメンバーブレース
  • デフマウント強化
  • サブフレームブッシュ交換
  • リアアーム類リフレッシュ
  • リアハッチ開口部まわりの補強
  • リアスポイラー取付部補強

PowertrixのZ32用リアストラットタワーバーは、Z32 TT/NA/Coupeに適合し、リア側のシャシーサポートを高めるパーツとして案内されている。

Z32はリアの安定感がかなり大事だ。
71kgmをFRで受けるなら、リアメンバーとデフ周辺を甘く見てはいけない。

リアがしっかりしているZ32は、かなり気持ちいい。
逆にリアが曖昧なZ32は、ただ怖い。

ロールケージ

本気で走るならロールケージも選択肢に入る。

  • 4点式
  • 6点式
  • 8点式
  • サイドバー追加
  • ダッシュ逃げ
  • ダッシュ貫通

街乗り兼用なら4点〜6点。
サーキット寄りなら6点以上。
ただし、2by2やTバールーフ仕様では内装や取り回しをよく考える必要がある。

ロールケージは効く。
だが、普段使いは悪くなる。
深夜のプラモ感で気軽に乗るなら、まずはタワーバー、フロア補強、メンバーブッシュ、アーム類の更新からでいい。


軽量化

ゲーム内の車重は1,356kg。
Z32 2by2ツインターボとして見ると、かなり軽い。

近づけるなら以下。

  • カーボンボンネット
  • 軽量リアハッチ
  • 軽量バッテリー
  • フルバケットシート
  • リアシート撤去
  • 内装撤去
  • 防音材撤去
  • 軽量マフラー
  • 鍛造ホイール
  • アクリルウインドウ
  • エアコン撤去

ただし、Z32で軽量化をやりすぎるとGTらしさが薄れる。
この車は、快適性を全部捨てて軽くするより、GT感を残しながら要所を軽くする方が似合う。

現実的には、
軽量ホイール、マフラー、ボンネット、シートで軽くして、冷却・駆動系・ブレーキを優先
がいい。

無理に削ってスカスカにするより、濃いZ32のまま速くする。
その方がこの車らしい。


外装を実車で再現するなら

MIDNIGHT PLAMO風にするなら、必要な外装パーツは以下。

  • パープル系オールペンまたはラッピング
  • ブラック系グラフィック
  • 控えめなボンネットロゴ
  • フロントリップ
  • サイドステップ
  • リアスポイラー
  • 鍛造ホイール
  • ローダウン
  • 必要に応じてワイドフェンダー

この車は外装の方向性が良い。
Z32の低さと紫の色気が合っている。
夜の首都高に置いた時の雰囲気はかなり強い。

ただし、ボンネットのロゴは少し抑えたい。
Z32はボディラインだけで十分に語れる車だ。
文字で説明しすぎると、急に安くなる。

おすすめは、
紫ボディ、黒い薄めのグラフィック、控えめなロゴ、低めの車高、シルバー系ホイール。

これで十分。
深夜のZは、喋りすぎない方がかっこいい。


辛口総評

MIDNIGHT PLAMOは、かなり良いZ32風カスタムだ。

紫のボディ、低いノーズ、2by2らしい長めのシルエット。
Z32のGT感をちゃんと残している。
派手ではあるが、方向性は悪くない。

中身はVG30DETTの3.2L級、501ps、71kgm。
実車で作るなら、かなり本気のメニューになる。
タービン、燃料、冷却、駆動系、足回り、ブレーキ、ボディ補強まで全部見る必要がある。

辛口で言えば、Z32は見た目の美しさに対して整備の面倒さが濃い。
だから、軽い気持ちで500ps仕様を作る車ではない。
見た目だけ先に作ると、あとでエンジンルームから現実が出てくる。

要するにこの車は、
Z32の夜っぽい色気を残しながら、VG30DETTを500ps級まで仕上げた濃厚GTカスタムだ。

雑に作れば、紫の重たい旧車。
きっちり作れば、かなり渋い高速GTになる。

MIDNIGHT PLAMOという名前も悪くない。
深夜に組み上げたプラモみたいな顔をしているが、中身はかなり本気。
完成させるには、接着剤ではなく金と整備力がいる。

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