概要
- 出現エリア:横羽線 上り, 平和島PA
- チーム台数:7台
- 代表車種:日産 GT-R (R35), トヨタ スープラ (JZA80), スバル WRX STI, トヨタ 86
チーム紹介
数年の時を経て走り屋の世界に戻ってきた伝説の男、「音速のナポレオン」こと柿岡裕嗣が、新たな伝説を創るために結成したチーム。現行2025版は7人構成で、リーダー以外の6人はいずれも旧作のThe Zodiac(十二覇聖)で名を馳せた走り屋で、それぞれがジャンヌ・ダルク、孔明、ジンギスカン、コロンブス、ニュートンなど歴史上の人物を思わせる新たな通り名を名乗る。舞台演出家、弁護士、物理学者、牧場主など、その経歴は多彩。それぞれの哲学が交錯する、まさに伝説級のチームだ。
メンバー一覧

● 音速のナポレオン(柿岡 裕嗣)チームリーダー
- 車種:NISSAN GT-R Premium edition (R35) ’14 (駆動方式:4WD / エンジン:V6)
- スペック:3,799cc / 550ps (6,400rpm) / 65kgm (5,600rpm)
- 職業:舞台演出家
- プロフィール: 数年前、様々な理由で走り屋の世界から勇退していたメンバーたちを説得して回り、<Be Legend>として”再生”させた張本人。仲間と共に首都高で新たな伝説となることを目指している。新たに乗り換えたR35の強大なパワーで相手を翻弄しつつ、コーナーでは理想のラインをキープして駆け抜けるスタイル。

● 気まぐれジャンヌ・ダルク(森山 千夏)
- 車種:SUPRA RZ (JZA80) ’97 (駆動方式:FR / エンジン:I6)
- スペック:3,148cc / 395ps (5,600rpm) / 67kgm (3,600rpm)
- 職業:弁護士
- プロフィール: かつてThe Zodiac(十二覇聖)に名を連ねていた伝説の走り屋。一見してお堅い雰囲気のエリート女性で、走りの世界とは無縁に見えるが、実は二重人格の持ち主であり、“イヴ”を名乗るもう一つの人格が目覚める時、走り屋の魂に火が付く。

● かりそめの孔明(守口 有太)
- 車種:TOYOTA 86 GT (ZN6) ’12 (駆動方式:FR / エンジン:F4)
- スペック:2,197cc / 338ps (7,200rpm) / 38kgm (5,600rpm)
- 職業:声優
- プロフィール: かつてThe Zodiac(十二覇聖)に名を連ねていた伝説の走り屋。人懐っこい性格からは想像しにくいが、ドライビングの腕は超一流。本業は洋画から子供番組まで、あらゆる仕事をこなす人気声優。代表作である、走り屋が主人公のアニメに出演したことで走りの世界に魅せられた。同業者のプレイフルジェントルマンとは以前からの顔見知りで、最近はプライベートでも交流している。

● 光速の五右衛門(小木 克哉)
- 車種:FAIRLADY Z Version ST (Z34) ’14 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
- スペック:4,085cc / 475ps (6,200rpm) / 54kgm (5,200rpm)
- 職業:書道家
- プロフィール: かつてThe Zodiac(十二覇聖)に名を連ねていた伝説の走り屋。首都環状を愛するが故に、半端な走り屋には容赦しない。以前はあらゆる走り屋のデータが頭に入っていたが、首都環状を離れている間に多くの新興チームが現れたため、まだ見ぬ強敵たちに強い関心を抱いている。本業は前衛的なタッチで知られる書道家で、クルマのペイントも多く手掛け、筆遣いと同様にライン取りにも迷いがない。

● 進撃ジンギスカン(北見 俊介)
- 車種:WRX STI Type S (VAB) ’15 (駆動方式:4WD / エンジン:F4)
- スペック:2,198cc / 443ps (6,560rpm) / 66kgm (4,000rpm)
- 職業:牧場主
- プロフィール: かつてThe Zodiac(十二覇聖)に名を連ねていた伝説の走り屋。サラリーマンを辞め、北海道にある妻の実家に婿入りして牧場を継いでいる。新興チームの噂を仲間から聞いて走り屋の血が騒ぎ、いてもたってもいられず再び首都環状遠征へやって来た。腕を鈍らせないため北海道では峠を走っており、グラベルで鍛えた車体コントロール力はチーム内でも高く評価されている。

● 乱れ咲きコロンブス(立木 祐介)
- 車種:CROWN ATHLETE G PACKAGE (GRS184) ’05 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
- スペック:3,528cc / 419ps (6,400rpm) / 53kgm (4,800rpm)
- 職業:物理学者
- プロフィール: かつてThe Zodiac(十二覇聖)に名を連ねていた伝説の走り屋。どんなコースでも常に自らのスタイルを変えずに走り、その冷静さが相手にプレッシャーを与える。しかし、バトルに勝てば自慢して回り、負ければブツブツと言い訳をする性格のため、昔から人望はあまりなく、研究室の学生からも距離を置かれている。

● 過激なニュートン(江田島 康久)
- 車種:CELSIOR C specification F package interior selection (UCF31) ’04 (駆動方式:FR / エンジン:V8)
- スペック:4,731cc / 442ps (5,560rpm) / 71kgm (2,800rpm)
- 職業:劇団員
- プロフィール: かつてThe Zodiac(十二覇聖)に名を連ねていた伝説の走り屋。リーダーが主宰する劇団に所属する看板役者で、アルバイトを掛け持ちして信じられないでいた時期もあるが、愛車だけは手放さなかったことを誇りに思っている。
①チームの特徴
Be Legendは、横羽線上りと平和島PAに現れる7台編成。代表車種はR35 GT-R、JZA80スープラ、WRX STI、トヨタ86。車種だけ見れば、実に分かりやすい。現代の強カードであるR35、90年代大排気量ターボの象徴であるスープラ、4WDの実戦派WRX、軽快な86。要するに、速さの記号を一通り並べた“伝説見本市”だ。
リーダーは「音速のナポレオン」。メンバーには孔明、ジャンヌ・ダルク、ジンギスカン、コロンブス、ニュートンといった歴史上の偉人名が冠される。正直、かなり大げさだ。ここまで名乗ると、速くなければ笑われる。だが今作プロフィールでは、彼らはかつて首都環状で名を馳せた走り屋たちで、走りの世界を離れていた面々をリーダーが集めたチームとされている。名前負け寸前の派手さだが、出自はそれなりに重い。
ただし、辛口に言えば少し“再結成バンド”くさい。昔は凄かった。今も名前は売れている。だからもう一度ステージへ戻ってきた。聞こえはいいが、観客は過去のヒット曲だけで満足してくれない。Be Legendが問われるのは、過去の肩書きではなく、今の横羽線で本当に速いのか。その一点だ。
②過去作での活躍
Be Legendは、過去作から登場しているチームだ。『Import Tuner Challenge』では、リーダーのSupersonic Napoleon以外のメンバーが元ボス級で、多くはThe Zodiac、一部は13 Devils出身と説明されている。つまり、ただの復帰勢ではない。かつて別の場所で看板を張っていた連中を集めた、かなり濃い再生チームである。
また別のプロフィールでは、彼らは有名かつ実力ある走り屋たちだが、多くはピークを過ぎ、さまざまな理由で走りから離れていたとされる。音速のナポレオンがそうした問題持ちの面々を集め、「走り屋再生工場」のように互いを刺激し、年齢やブランクを乗り越えようとしたチームだった。旧作時点で、すでに“全盛期を過ぎた実力者の再起”という色が強い。
今作では、その構図がさらに分かりやすくなった。新世代の走り屋たちが勢力を伸ばす中で、かつて伝説を作った側が迎え撃つ。いい話ではある。だが、同時に少し痛い。若手に背中を見せるのか、若手に過去の自慢を聞かせるだけで終わるのか。Be Legendの評価はそこで決まる。
③現実世界に存在していそうか?
かなり、いる側だ。
昔速かった走り屋が、一度は仕事や家庭や事情で降りる。数年後、また戻ってくる。そこへ同じような元実力者が集まり、再びチームを組む。これは現実の車好き界隈でも十分ありえる話だ。むしろ妙に生々しい。人間、完全には降りられない趣味というものがある。首都高バトルでそれをやると、名前がナポレオンになるだけだ。
車種構成も現実味がある。R35、JZA80、WRX STI、86。全員が同じ車で揃っているわけではないが、“戻ってきた大人たちが今選ぶ車”としては筋が通っている。金がある者はR35へ行く。昔のロマンを引きずる者はスープラへ行く。実戦感を求める者はWRXへ行く。少し身軽に走りたい者は86へ行く。かなり自然だ。
ただし、歴史上の偉人名を全員で名乗るのは現実では相当きつい。PAで「俺は孔明だ」と言われたら、まず距離を取る。実力があれば許される。なければただの痛い自己紹介だ。
④総評
Be Legendの長所は、背景の濃さだ。
元ボス級、元伝説級、走りから離れていた面々の再起。これだけで記事になる。チームとしての格もある。R35やスープラを持ち込む車種選びも分かりやすく、読者に刺さる記号は揃っている。
弱点は、名前が重すぎることだ。
Be Legend。音速のナポレオン。孔明。ジャンヌ・ダルク。ニュートン。ここまで盛れば、普通の速さでは足りない。少し勝ったくらいでは伝説にならない。むしろ、看板の重さで自分たちの首を絞めている。
Be Legendは、伝説そのものではない。伝説だった男たちが、老いとブランクと過去の栄光を抱えたまま、もう一度首都高に戻ってきた再起組である。格はある。だが、少々名前がうるさい。