概要
- 出現エリア:湾岸線 東行き
- チーム台数:9台
- 代表車種:日産 スカイラインGT-R (R34, R33), ホンダ NSX-R, マツダ RX-7, 三菱 ランサーエボリューション
チーム紹介
「キリングマシーン」こと北方秀平が、次世代の走り屋たちのために立ち上げた実力派集団。メンバーにはプロドライバーや、リーダーと旧知の仲である凄腕チューナー、ドリフトマスターを自称する4WD使いなど、各ジャンルのスペシャリストが集う。その名の通り、マシンの限界(リミット)を超えた走りを目指し、夜な夜な湾岸線を疾走する。
メンバー一覧

● キリングマシーン(北方 秀平)チームリーダー
- 車種:NSX-R (NA2) '02 (駆動方式:MR / エンジン:V6)
- スペック:3,337cc / 333ps (7,200rpm) / 38kgm (5,200rpm)
- 職業:塾講師
- プロフィール: マナーの悪い走り屋を決して許さず、見つけると容赦なく牙をむく、血気盛んの走り屋。彼が率いるチーム<Neo Limited>が実力をつけ、次世代の走り屋たちが台頭する中でも、新たな強敵たちとのバトルを楽しんでいる。
とはいえ今のマシンは、昔のマシンよりもスペックが低い。

● さすらいのMONSTER(高瀬 博貴)
- 車種:SKYLINE GT-R V-spec II (BNR34) '00 (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
- スペック:2,568cc / 368ps (6,800rpm) / 55kgm (4,000rpm)
- 職業:鉄筋作業員
- プロフィール: 「博さん」と呼ばれ慕うリーダーとはもう古い付き合い。チューナーとしての一面も、マシンを速くする"技"を見極める戦略眼を持ち、漆黒のチューンで最高の仕上がりを引き出す。メンバーのマシンにも手を貸しており、彼の存在がこのチームの強さを下支えしている。

● スコッチ特急(丹波 義行)
- 車種:SKYLINE GT-R V-spec (BCNR33) '97 (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
- スペック:2,568cc / 366ps (6,800rpm) / 51kgm (4,000rpm)
- 職業:ファッションデザイナー
- プロフィール: キリングマシーンに観光したことがきっかけでチームに加入。物腰みしながらも相手の実力は素直に認め、内心ではリーダーを敬愛している。日々テクニックを磨いているが、「リーダーを超えたい」という思いと、「常に高い壁であって欲しい」という思いの狭間で揺らぐ。

● イエスマン ナオ(鳥海 直之)
- 車種:SKYLINE GT-R V-spec (BCNR33) '97 (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
- スペック:2,568cc / 366ps (6,800rpm) / 51kgm (4,000rpm)
- 職業:獣医
- プロフィール: 本人はなりゆきと言っているが、当時カリスマ的な走りだったキリングマシーンに認められチームに迎えられている。元々走りのセンスが良かったことに加え、レベルの高いメンバーに揉まれてチューンの技術も向上。ハイパワーなBCNR33を思う存分振り回す。

● 湾岸の大魔人(園田 俊)
- 車種:SKYLINE GT-R V-spec (BCNR33) '97 (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
- スペック:2,568cc / 366ps (6,800rpm) / 51kgm (4,000rpm)
- 職業:自転車屋経営
- プロフィール: プロドライバーとして世界大会で活躍する傍ら、時間を見つけては首都高に走りに来る。いかつい顔と巨体からついた通り名だが、実は動物好きの心優しい男。自らの巨躯をものともしないGT-Rに絶大な信頼を寄せている。

● まむしのキョウ(久谷 恭司)
- 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
- スペック:1,308cc / 374ps (6,800rpm) / 43kgm (4,000rpm)
- 職業:陶芸家
- プロフィール: チーム最年長でキリングマシーンからも相談を受ける大ベテラン。「さすらいのMONSTER」と共にチームを支えている。以前は"久谷アプローチ"と呼ばれた独特なドリフトで敵ナシだったが、現在は最高速を重視したグリップ走法に変化。

● スリーピング ケイ(小西 圭)
- 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
- スペック:1,308cc / 374ps (6,800rpm) / 43kgm (4,000rpm)
- 職業:カーディーラー
- プロフィール: チームに加入当時はまだ粗削りだった走りも、長年の走り込みによって十分に成熟した。チームの中核に成長し、挑んでくるライバルを最前線で迎え撃っている。以前から愛用しているスポーツROMはより高性能になり、「さすらいのMONSTER」の協力を得ながら試行錯誤を繰り返した。

● アスファルトの嘆き(藤崎 泰)
- 車種:LANCER GSR EVOLUTION V (CP9A) '98 (駆動方式:4WD / エンジン:I4)
- スペック:2,098cc / 373ps (6,000rpm) / 53kgm (3,200rpm)
- 職業:弁護士
- プロフィール: 自ら"ドリフトマスター"を名乗り、その走りは見る者に興奮と感動を与える。一般的にドリフトが難しいとされる4WD車で、見事なドリフト走行をやってのける実力者。コーナー出口ではがっちりトラクションを効かせて立ち上がり、4WDの新たな走りを探究した。

● 大和三郎(由良 三郎)
- 車種:LANCER EVOLUTION FINAL EDITION (CZ4A) '15 (駆動方式:4WD / エンジン:I4)
- スペック:2,097cc / 417ps (6,000rpm) / 60kgm (3,600rpm)
- 職業:カラオケ店経営
- プロフィール: マナーに反した無軌道な走りを繰り返す走り屋を首都高環状から駆逐するという思想の元、以前は<COMMANDER>に所属していたが、一向に成果の出ないチームに見切りをつけ、同じ思想を掲げる<UNLIMITED>に加入した。
①チームの特徴
UNLIMITEDは湾岸線東行きに現れる9台編成。代表車種はR34、R33のスカイラインGT-R、NSX-R、RX-7、ランサーエボリューション。いかにも“速い車を知っている人間”が選びそうな顔ぶれだ。
R34とR33で直線と4WDの安定を取り、NSX-Rで鋭さを出し、RX-7で軽さと回転感を足し、ランエボで実戦臭を混ぜる。見た目だけの高級車コレクションではない。ちゃんと首都高で殴れる車種を並べている。
ただし、少し言えば暑苦しい。
リーダーは「キリングマシーン」こと北方秀平。次世代の走り屋たちのために立ち上げた実力派集団とされ、メンバーにはプロドライバー、凄腕チューナー、4WD使いなどが集まる。要するに“俺たちは分かっている側だ”という匂いが強い。強いのは確かだが、周囲に説明しなくても伝わる強さではなく、看板からして圧が強い。ラーメン屋で言えば、入口に能書きがびっしり貼ってあるタイプだ。味はいい。だが、少しうるさい。
②過去作での活躍
UNLIMITEDは古い。少なくとも『首都高バトル2』『首都高バトル0』『首都高バトル01』『首都高バトルPSP』、そして2025年版まで確認できる。シリーズの途中で急に湧いた強豪ではない。ずっと湾岸の看板を張ってきた連中だ。
過去作での描かれ方も強い。
『首都高バトル2』と『0』では、コーナリング性能を重視するマシンで構成され、チーム名の通り“制限を設けない果てなき走り”を目指すチームとされていた。『01』では結成から10年を経ても湾岸最強として恐れられ、北方秀平に認められた者だけがメンバーになれる、かなり選民的な集団として描かれている。さらにチーム内には優秀なチューナーを擁し、マシンの仕上がりも高水準とされていた。
一方で、栄光だけでは終わっていない。PSP版では、脱退メンバーが作った《NEO LIMITED》との対立で解散寸前まで追い込まれた過去もある。2025年版では、かつて湾岸最強とされた歴史あるチームとして存在感を保ちつつ、無節操な走り屋には容赦なく牙をむく集団として復活している。つまりUNLIMITEDは、順風満帆の名門ではない。一度ぐらついた名門が、まだ俺たちは終わっていないと踏ん張っている状態だ。
③現実世界に存在していそうか?
かなり、いる側だ。
まず車種構成が現実的である。GT-R、NSX-R、RX-7、ランエボ。首都高で本気を出したい人間が、資金と人脈を持って集まれば、このあたりに収束するのは自然だ。しかもチューナー役がいて、プロドライバー級がいて、古くからの人間関係でまとまる。現実の走り屋コミュニティにも、こういう“強い車と強い人脈がセットになった集団”はいる。
ただし、実在したら相当近寄りにくい。
リーダーに認められなければ入れない。品のない走りには厳しい。だが相手が無節操なら容赦しない。言っていることは正しいが、空気は重い。PAで軽い気持ちで話しかけたら、まず車の仕上がりから採点されそうである。
UNLIMITEDはリアルだ。だが、楽しいリアルではない。先輩の多いガレージに初めて入った時の、あの妙な緊張感がある。
④総評
UNLIMITEDの長所は、格があることだ。
古参で、車種に説得力があり、リーダーにも歴史がある。GT-Rだけに寄らず、NSX-RやRX-7、ランエボまで抱えるところもいい。単なる車種マウントではなく、湾岸を走るための総合力で組んでいる。
弱点は、その格が少し重すぎることだ。
“湾岸最強”“キリングマシーン”“認められた者だけが入れる”。言葉がいちいち強い。これで遅ければ笑い話だし、速くても少し面倒くさい。
UNLIMITEDは、過去の栄光にしがみつくだけのチームではない。だが、湾岸最強の看板を背負いすぎて、少々肩に力が入りすぎた古参実力派集団である。