概要
- 出現エリア:新環状 左周り, 新宿PA
- チーム台数:6台
- 代表車種:三菱 ランサーエボリューション FINAL EDITION (CZ4A)
チーム紹介
ラリー界の伝説的ドライバー「ターマック鈴木」こと鈴木健二が率いる、ランサーエボリューションX ファイナルエディションのワンメイクチーム。その名の通り、首都高の「トップレベル」を目指す実力者集団であり、メンバーには元ラリードライバーや、その正体を隠した有名プロレーサーも在籍する。全員が同じ車種だからこそ、ドライバーの腕とセッティングが純粋に問われる、ハイレベルなバトルを展開する。
メンバー一覧

● ターマック鈴木(鈴木 健二)チームリーダー
- 車種:LANCER EVOLUTION FINAL EDITION (CZ4A) '15 (駆動方式:4WD / エンジン:I4)
- スペック:2,197cc / 472ps (6,000rpm) / 68kgm (3,600rpm)
- 職業:ホームセンター係長
- プロフィール: ラリー界では伝説的な実績を誇る名ドライバー。人間への興味から首都高の世界へやってきた。かつてはチーム内の女性比率を意識していたが、今は実力さえあれば性別は問わない。メンバー全員のマシンにセッティングのアドバイスを行っている。

● 伝説の作業員(萩枝 義継)
- 車種:LANCER EVOLUTION FINAL EDITION (CZ4A) '15 (駆動方式:4WD / エンジン:I4)
- スペック:2,197cc / 472ps (6,000rpm) / 68kgm (3,600rpm)
- 職業:カー用品店店員
- プロフィール: 元ラリードライバー。「ターマック鈴木」とは当時からの知り合いであり、ライバルを超えた同志として理解し合っている。マシンを自在に操る腕は天才的だが、勝負どころで一歩踏み切れない性格。自身のテクニックを存分に発揮できておらず、好成績を残した。

● 幻の美女(若林 麻紀)
- 車種:LANCER EVOLUTION FINAL EDITION (CZ4A) '15 (駆動方式:4WD / エンジン:I4)
- スペック:2,197cc / 472ps (6,000rpm) / 68kgm (3,600rpm)
- 職業:会社員
- プロフィール: 夫のランエボを借りていたが、自分自身のマシンが欲しくなり、同じCZ4Aを購入。長年乗って体がマシンに馴染むと、結局夫と同じようなチューンに落ち着いた。コーナリングが楽しく、その腕前はかなりのもの。

● 悲劇の紅い涙(本木 聖子)
- 車種:LANCER EVOLUTION FINAL EDITION (CZ4A) '15 (駆動方式:4WD / エンジン:I4)
- スペック:2,197cc / 472ps (6,000rpm) / 68kgm (3,600rpm)
- 職業:フリーター
- プロフィール: いつも他人のことを右往左往している恋多き女性。30歳を目前となり、そろそろ身を固めたいと考えている。彼氏はすぐにできるのだが、なぜか長続きせずにフラれてしまう。そんな傷心状態の時に限り、バトルでは良い結果を出している。

● ミッドナイトスルー(中島 友子)
- 車種:LANCER EVOLUTION FINAL EDITION (CZ4A) '15 (駆動方式:4WD / エンジン:I4)
- スペック:2,197cc / 463ps (6,000rpm) / 66kgm (3,600rpm)
- 職業:広告代理店勤務
- プロフィール: クールな外見とは裏腹に感受性豊かな心の持ち主。映画を見ては涙を流している。バトルでは優しさが仇となり、ここ一番の勝負で力を発揮できないこともあるが、路面でのドライビング経験が豊富で、マシンの制動テクニックは高い。

● 目覚めの新星(片山 恵里佳)
- 車種:LANCER EVOLUTION FINAL EDITION (CZ4A) '15 (駆動方式:4WD / エンジン:I4)
- スペック:2,097cc / 415ps (6,000rpm) / 60kgm (3,600rpm)
- 職業:インフルエンサー
- プロフィール: 毎日動画投稿を走りながら動画配信している。洗練されたルックスと、確かなテクニックに裏打ちされたフェアな走りで女性視聴者を魅了するカリスマドライバー。実は父親も有名なプロレーサーなのだが、自分の実力だけで正当な評価を得たいと考えているため、そのことは秘密にしている。
①チームの特徴
TOP LEVELは、新環状左周りと新宿PAに現れる6台編成。全員がランサーエボリューションX FINAL EDITIONで揃えるワンメイクチームだ。ここまで車種を絞ると、言い訳は利かない。勝てば腕とセッティングの勝ち。負ければ腕とセッティングの負け。車種差のせいにはできない。
リーダーは「ターマック鈴木」こと鈴木健二。ラリー出身のドライバーが率いるだけあって、チーム全体は4WDの安定感を生かした堅い走りが軸になる。2025年版のプロフィールでも、ラリー出身のターマック鈴木をリーダーにしたMITSUBISHI系チームで、SUBARU系のANOTHER STARをライバル視し、クリーンな走りをモットーにしているとされる。違反者には全員のマシン洗車というペナルティまである。速い以前に、規律がうるさい。体育会系というより、洗車場付きの風紀委員会である。
ただ、その堅さは武器でもある。
ランエボX FINAL EDITIONは、派手な旧車ロマンではなく、三菱4WDターボの最終回答に近い存在だ。全員が同じ車だからこそ、微妙なブレーキング、旋回姿勢、立ち上がりの踏み方で差が出る。TOP LEVELは名前で威圧するチームではない。きちんと揃え、きちんと鍛え、きちんと勝ちに来る。面白味は薄いが、相手にすると嫌なタイプだ。
②過去作での活躍
TOP LEVELは新顔ではない。かなり古い。初代『首都高バトル』の時点で、女性ドライバーが多く、ランサー系で構成されたチームとして確認できる。その後『首都高バトル2』と『0』では、ラリー出身者が集まり、CE・CP・CN系の車種で構成され、同じコンセプトを持つANOTHER STARと敵対関係にあると説明されている。つまりこのチームの三菱対スバル構図は、かなり前からの持ち味だ。
『首都高バトル01』では、ラリー出身者がランサー系の車種で集まり、グラベルだけでなくターマックでも高いテクニックを発揮するチームとして描かれた。さらに女性メンバーが多いため、男臭いチームから嫉妬と羨望の目で見られることもあったとされる。『首都高バトルX』や『Import Tuner Challenge』でも、MITSUBISHI系チーム、ANOTHER STARのライバル、クリーンドライビングを掲げる集団という芯は変わっていない。昔からずっと、速さと品行方正を両方欲しがる、少し面倒な三菱党だったわけだ。
③現実世界に存在していそうか?
かなり、いる側だ。
まず車種構成が現実的だ。ランエボ乗りがランエボ乗りを呼び、三菱系で固まる。これはクルマ好きの世界では珍しくない。さらにライバルがスバル系のANOTHER STARというのも分かりやすい。ランエボ対インプレッサ。古典的すぎる構図だが、だからこそ説得力がある。古い論争は、だいたい長持ちする。
人間関係もそれっぽい。ラリー出身者のリーダーがいて、女性メンバーが多く、しかも実力で軽視を跳ね返してきた。現実にいたら、かなり空気は硬いだろう。速いが、冗談は通じにくい。PAで軽口を叩いたら、翌朝には洗車ペナルティの名目で説教されそうである。だが、こういう“きちんとしすぎたチーム”も現実の車界隈にはいる。むしろ雑な暴走集団より、長く残るのはこの手の連中だ。
④総評
TOP LEVELの長所は、ブレないことだ。
三菱、ランエボ、ラリー、クリーンドライビング、ANOTHER STARへの対抗心。この軸が初期作から2025年版までほとんど崩れていない。チーム名は大げさだが、看板倒れではない。車も思想も、ちゃんと“トップを狙う側”の組み方になっている。
弱点は、あまりにも真面目なことだ。
全員ランエボ、全員規律、全員クリーン。美しいが、少し息苦しい。首都高の夜に必要な毒気や危うさは薄い。悪く言えば、速いが面白くない優等生である。
TOP LEVELは、荒ぶる最強軍団ではない。ランエボと規律で首都高を締め上げる、三菱4WDの風紀委員会である。