概要
- 出現エリア:C1 外回り
- チーム台数:4台
- 代表車種:日産 GT-R (R35), トヨタ スープラ (JZA80), 日産 スカイラインGT-R (BNR32)
チーム紹介
「紅蓮の牙」こと羽村尚也が率いる、医療従事者で構成されたエリート集団。リーダーは、チーム<Aquarium>のリーダー「追憶のヒポクラテス」の実兄であり、両チームは強いライバル関係にある。メンバーは医師や看護師といった、人命を預かる職業ならではの極限の集中力と精密な操作技術を誇る。その走りはまさに外科手術のごとく、一切の無駄がない。
メンバー一覧

● 紅蓮の牙(羽村 尚也)チームリーダー
- 車種:NISSAN GT-R Premium edition (R35) '17 (駆動方式:4WD / エンジン:V6)
- スペック:3,799cc / 570ps (6,800rpm) / 65kgm (6,800rpm)
- 職業:医師
- プロフィール: 羽村総合病院の院長の長男で、外科の若きエース。優しい見た目をしているが、度胸があって腕も切れる。瞬時にして200km/hまで加速するモンスターマシンを抜群の反射神経で乗りこなしている。最近は院内での責任も増し、ストレス発散のために走ることも多い。

● エクセレントプレジャー(茅ヶ川 徹)
- 車種:SUPRA RZ (JZA80) '97 (駆動方式:FR / エンジン:I6)
- スペック:3,148cc / 395ps (5,600rpm) / 67kgm (3,600rpm)
- 職業:医師
- プロフィール: リーダーの「紅蓮の牙」の良き右腕であり、ライバル。同じ外科医で公私ともに彼を支え続けている。グループ以外では日々の筋トレを趣味にしており、フィジーク大会で上位入賞するほどの肉体の持ち主。PAに人が集まる人気者でもある。

● ペイントレイン(三山 徹)
- 車種:SUPRA RZ (JZA80) '97 (駆動方式:FR / エンジン:I6)
- スペック:3,148cc / 389ps (5,600rpm) / 66kgm (3,600rpm)
- 職業:看護士
- プロフィール: お年寄りから子供までみんなに愛される癒し系看護士。医師や看護士仲間からも信頼が厚い。以前のマシンはチューンし尽くした父の形見だったが、年式が古くなったので、新たなマシンを購入した。首都高への興味は高くはないが、チームで走ることが楽しく、走り屋をやめられない。

● ブランドハンター(杉田 祥子)
- 車種:SKYLINE GT-R V-spec II (BNR32) '94 (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
- スペック:2,568cc / 340ps (6,800rpm) / 45kgm (4,400rpm)
- 職業:看護士
- プロフィール: 羽村総合病院の受付嬢。明るい笑顔で患者たちに安心感を与えている。ところがハンドルを握ると豹変。ここぞの時に鋭い眼差しを輝かせる。叔父さんの話術が巧みだったためにBNR32に乗り続けており、チューンもバランス良く施している。
①チームの特徴
2Limitは、C1外回りに現れる4台編成。代表車種はR35 GT-R、JZA80スープラ、BNR32スカイラインGT-R。医療従事者チームと聞けば、堅実で控えめな印象を持ちそうだが、車種だけ見ればまるで控えていない。命を預かる人間たちが、夜には大排気量と過給機で限界を覗きに行く。なかなか矛盾している。いや、首都高バトルではそれを個性と呼ぶ。
過去作のプロフィールでも、2Limitは横浜出身の本気系チームで、総合病院の医師がリーダーを務め、医療関係者が多いとされていた。速さだけでなく、電飾やペイントにもこだわり、手術などで鍛えられた集中力とチームワークを武器にする。さらに、不健康な走り屋の健康相談にも応じるという。親切なのか説教くさいのか、判断に困るチームである。
ただし、実力派なのは間違いない。医師や看護師という職業柄、極限状態での判断力と手先の正確さには説得力がある。ブレーキングもライン取りも、雑に踏み散らかすタイプではないだろう。速さより先に、失敗しないことを体で覚えている。そこが2Limitの怖さだ。
②過去作での活躍
2Limitは過去作から登場しているチームだ。『首都高バトルX』では、メンバー欄に紅蓮の牙、エクセレントプレジャー、ソリッドシャーク、ペイントレイン、ブランドハンターが確認できる。プロフィールでも、横浜出身の本気系チーム、総合病院の医師がリーダー、医療関係者が多いチームとして紹介されている。
英語版の『Import Tuner Challenge』でも2Limitは登場しており、大病院の医師が率いる横浜の真面目なチームで、他のメンバーも医療関係者が多いとされている。さらに、集中力に優れ、連携もよく、しばしば不健康な首都高レーサーへ健康アドバイスをする、と説明されている。ここまで来ると、もはや走り屋というより夜間診療付きのライバルチームだ。
今作では、Aquariumのリーダーである「追憶のヒポクラテス」との血縁・対抗関係まで加わり、より医療エリート色が強くなっている。医療系チーム同士のライバル関係というのはかなり濃い。病院の派閥争いをC1に持ち込むな、と言いたくなるが、車がR35とスープラなら話は別だ。やるなら徹底的にやってほしい。
③現実世界に存在していそうか?
いる。かなりいる側だ。
医師、看護師、病院職員が車好きでつながる。これは現実でも十分ありえる。収入面でスポーツカーに手が届きやすい職種もいるし、夜勤明けや休日に車へ向かう人間もいる。医療職はストレスが強いぶん、趣味に振り切ると濃くなりやすい。2Limitの設定は、意外と地に足がついている。
車種構成もそれっぽい。R35、JZA80、BNR32。医療系エリートが“ちゃんと速い車”を選ぶなら、このあたりに寄るのは自然だ。繊細な操作を語りつつ、選ぶ車はかなり力業。そこがいい。人命を預かる職業だから安全運転、などという退屈な話にはしない。仕事では冷静、首都高では過給。実に分かりやすい二面性である。
ただし、現実にいたら少し面倒だろう。バトルに負けたあと、走りの指摘だけでなく食生活や睡眠時間まで説教される可能性がある。首都高で負けて、ついでに生活習慣病の話までされる。屈辱が二段構えだ。
④総評
2Limitの長所は、テーマと走りが噛み合っていることだ。
医療従事者、集中力、精密操作、チームワーク。この要素が、GT-Rやスープラのようなハイパワーマシンを扱う説得力につながっている。設定だけの色物ではない。きっちり走れそうな空気がある。
弱点は、少し優等生ぶっているところだ。真面目で、集中力が高く、健康相談までしてくる。親切ではあるが、首都高の夜にそこまで正論を持ち込まれると少ししんどい。
2Limitは、白衣を着た安全運転集団ではない。精密さと集中力を武器に、R35やスープラを外科手術のように扱う、少々説教くさい医療系実力派チームである。