ライバルチーム

TWISTER考察|ロータリーに取り憑かれた7人が、新環状をねじ伏せる

概要

  • 出現エリア:新環状 右周り, 芝浦PA
  • チーム台数:7台
  • 代表車種:マツダ RX-7 Type RZ (FD3S), RX-8 Type S (SE3P)

チーム紹介

リーダー「灼熱の蜃気楼」葛西和雄が率いる走り屋チーム。所属メンバーはマツダのRX-7(FD3S)やRX-8(SE3P)といった、ロータリーエンジン搭載マシンをこよなく愛する者たちで構成されている。投資の成功で返り咲いたリーダー、ドリフトとグリップを両立させる実力者、資産家の御曹司、複雑な恋愛模様を乗り越えたカップルなど、非常に個性豊かなメンバーが集う。各々が独自の哲学とスタイルで首都高を駆け抜ける。


メンバー一覧

灼熱の蜃気楼(葛西 和雄)チームリーダー

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 280ps (6,500rpm) / 32kgm (5,000rpm)
  • 職業:海事代理士
  • プロフィール: 家庭を顧みず走りの世界に没頭し、投資で成功を収め再び首都高へ。フルチューンされたマシンの圧倒的なパワーでライバルをねじ伏せる。その走りは、まさに燃え盛る蜃気楼のごとく見る者を惑わす。

シューティングスター(牧原 大介)

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 280ps (6,500rpm) / 32kgm (5,000rpm)
  • 職業:サラリーマン
  • プロフィール: 「グリップを理解せずにドリフトはできない」を持論とする理論派。ドリフト大会で上位入賞するほどの腕前だが、グリップ走行でも一切の隙を見せない。仕事と走りのオンオフを切り替え、冷静沈着なバトルを展開する。

花月男爵(花月 長英)

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 280ps (6,500rpm) / 32kgm (5,000rpm)
  • 職業:御曹司
  • プロフィール: 世界的な資産家の御曹司。マシンに惜しみなく資金を投入し、加速性能を極限まで高めたピーキーなセッティングを好む。アクセルワークは荒削りだが、その有り余るパワーが炸裂した時の直線スピードは脅威。

ブルーライダー(持田 忠志)

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 280ps (6,500rpm) / 32kgm (5,000rpm)
  • 職業:ソフトハウス勤務
  • プロフィール: 加速重視のセッティングと強烈なエンジンブレーキを駆使した突っ込みが特徴の負けず嫌い。SWEET BLUESとの一件を経て精神的に成長し、以前にも増して思い切りの良い走りを見せるようになった。

SWEET BLUES(持田 鈴奈)

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 280ps (6,500rpm) / 32kgm (5,000rpm)
  • 職業:主婦
  • プロフィール: 天性のドライビングセンスを持つが、集中力にムラがあるのが玉に瑕。ブルーライダーとの長年の苦悩から解放された今、走りは絶好調。本来持っているポテンシャルを存分に発揮し、軽快な走りを見せる。

首都高吟遊詩人(鍋山 四郎)

  • 車種:RX-8 Type S (SE3P) '03 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 314ps (8,400rpm) / 27kgm (6,400rpm)
  • 職業:歌手
  • プロフィール: 当初は花月男爵の機嫌取りでチームに参加したが、走るうちにその魅力に目覚める。元来の努力家な性格も相まって、着実に腕を上げている成長株。少しずつチューニングを進め、自分だけの走りを模索している。

オールウェイズスマイル(伊東 愛)

  • 車種:RX-8 Type S (SE3P) '03 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 300ps (8,400rpm) / 26kgm (6,400rpm)
  • 職業:ハンバーガー店員
  • プロフィール: 常に笑顔を絶やさないチームのムードメーカー。しかしその裏では、走りに対して非常にストイックな努力を重ねている。バトル中も微笑みを浮かべているが、冷静に相手を分析しており、油断すると足元をすくわれる。

①チームの特徴

TWISTERの芯は単純明快だ。7台編成、出現は新環状右回りと芝浦PA、主役はFD3SとRX-8。全員がロータリー搭載のFRを選んでいる。今どき珍しいくらい、車種の思想がはっきりしているチームである。しかも現行プロフィールでは、かつてはコーナーで攻めすぎて半スピンを喫し、「Twisters」と皮肉られた連中が、鍛錬を重ねて連続コーナーを軽やかに捌く集団へ化けたとされる。名前に込められた自虐まで、今は看板に変えてしまったわけだ。

面白いのは、同じロータリー党でも中身が一枚岩ではないことだ。リーダーの灼熱の蜃気楼は投資で返り咲いたパワー型、シューティングスターはドリフトとグリップを両立させる理論派、花月男爵は金に物を言わせてピーキーな直線番長を好む。そこへ、恋愛沙汰を乗り越えたブルーライダーとSWEET BLUES、努力で伸びる首都高吟遊詩人、笑顔の裏で冷静に相手を見るオールウェイズスマイルが混ざる。ロータリーという共通項だけで括りながら、走りの味はばらばらだ。だから単なるワンメイク集団より面白い。

②過去作での活躍

TWISTERは新顔ではない。チーム一覧では、初代『首都高バトル』から『2』『0』『01』『X』、そして2025年版まで連なっており、かなり古い時代から首都高に居座ってきたことが分かる。『01』でもC1外回りに7人編成で確認でき、今の主要メンバー名もすでに並んでいる。要するにこのチームは、時代ごとに顔を変えて生き延びたのではなく、骨格ごと長く残ってきた珍しいタイプだ。

プロフィールの変遷もいい。『TXR3』では「RX-7を中心とするロータリー愛好家の集まり」で、連続コーナーでねじれるように走る一方、攻めすぎてスピンする皮肉まで含めてTWISTERと呼ばれていた。『Import Tuner Challenge』では「歴史は長く、同時代のチームが消えてもなお生き残る」とされ、2025年版ではその荒さを鍛錬で矯正し、連続コーナーで軽快なステップを見せる集団へ進化している。昔は勢いで回っていた。今は意図して向きを変えている。ここが大きい。

③現実世界に存在していそうか?

かなり、いる側だと思う。まず車種の揃い方が自然だ。FD3SとRX-8だけで固めたロータリー党の集まりは、現実の車好き界隈でも十分ありうる。しかもFRで揃っているから、首都高での話もつながる。部品、癖、音、回し方、その全部を共有できる。好き者が集まるには十分な理由だ。

人間関係も変に綺麗すぎない。投資で返り咲いたリーダー、理論派のサラリーマン、資産家の御曹司、成長したカップル、歌手、ハンバーガー店員。並べると少し芝居がかっているが、趣味の濃い車仲間として見れば妙に納得できる顔ぶれでもある。現実そのままとは言わない。だが、夜のPAにいたら一番それっぽく見える類のチームだ。

④総評

TWISTERの長所は、思想が濁っていないことだ。ロータリーが好き、FRが好き、連続コーナーで車をねじるように走らせたい。その願望が、車種にも名前にも走り方にもそのまま出ている。こういうチームは強い。

弱点もはっきりしている。ロマンが強すぎるのだ。昔は攻めすぎてスピンを皮肉られ、今もメンバーによってはピーキーな味付けを好む。つまり、冷静な優等生集団ではない。だが、それでいい。TWISTERは、ロータリーの音に酔っているチームではない。ロータリーの癖ごと飼いならして、新環状を切り刻む生き残りのRE集団である。

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