ライバルチーム

CLAN MAKITA(クラン・マキタ)

概要

CLAN MAKITAは、10代の若者たちで構成された6人のオープンカーチーム。チーム最年少は14歳で、サーキット走行を経験しているメンバーもいる。免許を持つメンバーは首都環状の外ではルーフを開けて走ることを好み、“ちょっと人と違う自分”を楽しむ若者らしいチームカラーを持つ。一方、バトルではルーフを閉じ、ロードスター、カプチーノ、コペンといった小型オープンカーの軽さと加速を活かして本気の勝負に挑む。

  • 出現エリア:新環状(右回り)/芝浦PA など
  • チーム台数:6台
  • 代表車種:EUNOS/MAZDA ROADSTER(NA/ND系)、SUZUKI Cappuccino(EA21R)、DAIHATSU COPEN(LA400K)など

メンバー一覧

フリー・バード(リーダー)

CLAN MAKITA フリー・バード(真樹田充)のゲーム内画像
  • 車種:EUNOS ROADSTER S SPECIAL Type II (NA8C) ’96
  • プロフィール:
     資産家の親を持つ次男坊で、現行2025版では浪人中。一流大学に現役合格した優秀な兄を持つが、本人は引け目を感じず遊び惚けている一方、家柄を笠に着ず誰にでも表裏なく接する好青年として描かれる。細かいことを気にしない性格はバトルでも強みになっており、マシンは懇意のチューニングショップにお任せ。何をされても文句を言わないため、ときどき非常に実験的なチューンを施されている。チーム名に家名を勝手に使ったことで、父や兄から小言を言われている。

鬼盛れネイルのAki(チームメンバー)

CLAN MAKITA 鬼盛れネイルのAki(真樹田亜希)のゲーム内画像
  • 車種:ROADSTER RS (ND5RC) ’15
  • プロフィール:
     リーダーの妹で、美容専門学校に通いながら将来はネイリストとして独立することを夢見ている。兄とは仲が良い一方、兄を否定する長男とは不仲だが、性格自体は長男に近いしっかり者。マシンのチューンやセッティングは兄と同じショップに任せているものの、自ら学ぶ意欲も強い。天気の良い日はルーフを開け、長い髪をなびかせながら街を走る姿が世間の注目を集めている。

ラピッド・ガール(チームメンバー)

CLAN MAKITA ラピッド・ガール(新島遥)のゲーム内画像
  • 車種:CAPPUCCINO (EA21R) ’95
  • プロフィール:
     元プロレーサーの父から英才教育を受け、小学生でレースデビューを果たした14歳の中学生。親の期待に応えるだけの人生に疑問を抱き、自分の世界を広げるため“楽しむこと”を掲げる《CLAN MAKITA》へ加入した。マシンは見た目の好みを重視してEA21Rを選択。後から加入した「ハコ入り娘」にバトルで負けたことがあり、彼女をひそかにライバル視している。

無責任大将(チームメンバー)

CLAN MAKITA 無責任大将(大井戸時夫)のゲーム内画像
  • 車種:CAPPUCCINO (EA21R) ’95
  • プロフィール:
     高校の後輩を集めてインディーゲーム制作を行っている高校生。ただし、本当にゲームが作りたいというより、クリエイティブな現場に身を置く“業界人”であることに価値を見出すタイプで、肝心の制作は後輩任せ。CLAN MAKITAへの参加動機も、リーダーの膨大な人脈と関わりを持ちたかったため。まさに“無責任大将”だが、クルマへの熱意だけは本物で、手間のかかるルーフの付け外しも愛着が湧くため苦にならないという。

無限ロータリー樫山(チームメンバー)

CLAN MAKITA 無限ロータリー樫山(樫山日出夫)のゲーム内画像
  • 車種:COPEN Cero (LA400K) ’15
  • プロフィール:
     高校生お笑いコンビとして新人コンテストで賞を取り、一躍有名になったものの、1年で消えてしまった“無限ロータリー”のネタを書く側。売れた頃の稼ぎはすでに遊びに消え、自慢のマシンもその一つ。同じ事務所でクルマネタを得意とする先輩芸人の影響からレースの道へ入り、現在は再起を目指している。相方は水商売の副業で稼いでいるらしく、近く解散するのではないかとも囁かれている。

ハコ入り娘(チームメンバー)

CLAN MAKITA ハコ入り娘(多比良美咲)のゲーム内画像
  • 車種:COPEN Cero (LA400K) ’15
  • プロフィール:
     数年間ひきこもり状態だった無職の女性。オンラインのレースゲームで偶然マッチングした叔父に才能を見込まれ、レーサーへの道が開けた。最初は叔父と同じチームにいたが、“歳の近い仲間と一緒にいた方がよい”という勧めを受けてCLAN MAKITAへ移籍。誰にでも分け隔てのないリーダーと、面倒見のよいAkiには打ち解けつつあるが、他メンバーとはまだ距離がある。実はチーム最速の実力を持つ一方、気の弱さから本来の力を発揮し切れていない。

オープンカーで青春を気取る、だが中身は意外とガチ

CLAN MAKITAは、10代中心で構成されたオープンカー乗りのチームだ。しかもチーム最年少は14歳。首都環状の外ではルーフを開けて走るのを好み、バトルではルーフを閉じて小型車らしい加速で勝負するという、かなり分かりやすい“映え”と“実利”の両立をやっている。要するに彼らは、ただの軽薄な若者集団ではない。ちゃんと自分たちの見せ方を分かっている。

過去作との比較

昔の“軽量・個性派”枠を、いま風に作り直したチーム

過去作との比較でいえば、CLAN MAKITAは旧作の重量級・威圧系チームの流れではなく、個性派・軽量級チームの系譜にいる。分かりやすい比較対象は『首都高バトルX』から続投しているROLLING GALSで、あちらは女性オンリーかつAE86系で統一されたチームだった。対してCLAN MAKITAは、女性限定でも旧車縛りでもなく、ロードスター、カプチーノ、コペンといったオープンカーで揃え、“若さ”そのものをチームカラーにしている。つまり、過去作の個性派枠を令和風に再調理した存在と言える。

速さだけを見れば、過去作の“怖いチーム”ほどの圧はない。ゲーム内データでは、チーム最速は鬼盛れネイルのAkiのNDロードスターで最高速290.97km/h。リーダーのNAロードスターは277.19km/h、ラピッド・ガールのカプチーノは266.26km/h、残るカプチーノとコペン勢は233.74km/hと227.90km/hに留まる。数字だけ見れば、首都高の化け物軍団というより、軽さと反応の良さで勝負する“速い遊び車”の集まりだ。忖度なしに言えば、絶対速度の迫力はそこまでない。

車種の特徴

“速い車”ではなく“気持ちいい車”を選んでいる

このチームの車種選びは実に分かりやすい。ロードスターはマツダ自身が“走る歓び”やモータースポーツベース車NR-Aを前面に出しているモデルで、シリーズとして“運転の楽しさ”を背負っている。コペンもダイハツ公式が高剛性D-Frameと複数の走り・デザインを訴求しており、単なる軽オープンではなく“遊ぶための車”として作られている。カプチーノもスズキの歴史ページで「mini two-seater convertible」として記録されている通り、昔から小さなスポーツオープンの象徴だった。つまりCLAN MAKITAの面白さは、パワーの大きい車を並べたことではなく、“開放感と軽快感がある車”だけで統一したことにある。

しかも内訳を見ると、そこに性格が出ている。リーダーはNA8Cロードスター、妹はND5RCロードスターで、兄妹そろって“オープンの王道”を選択。ラピッド・ガールは見た目重視でカプチーノを選び、無責任大将も同じくカプチーノ。無限ロータリー樫山とハコ入り娘はコペンだ。ロードスター兄妹が“ちゃんと走る組”、カプチーノ勢が“尖った軽快感組”、コペン勢が“洒落感と扱いやすさ組”という構図で、車選びに雑さがない。

辛口評価

首都高チームというより、“金と若さで作ったオープンカー文化祭”である

正直に言うと、CLAN MAKITAはかなり鼻につく。
チーム名は家名を勝手に使い、リーダーは資産家の次男坊で浪人中。妹は美容専門学生で、14歳の天才少女までいる。しかも全員オープンカーで“ちょっと人と違う自分”が好き。設定だけ抜き出すと、首都高の走り屋というより、金持ち寄りの若者が夜の首都高をファッション化した集団に見える。古い首都高バトルの荒っぽさや得体の知れなさを期待すると、かなり軽い。

ただ、嫌味なだけで終わらないのがこのチームの厄介なところだ。リーダーの真樹田充は細かいことを気にしない性格で、実験的なチューンも受け入れるタイプ。妹のAkiは見た目重視に見えて中身はしっかり者で、チューニングを自分でも学ぶ意欲が強い。ラピッド・ガールは元プロレーサーの父の英才教育を受けた14歳で、単なる話題作りのマスコットではない。つまりCLAN MAKITAは、チャラく見えるのに、実は最低限の実力と筋が通っている。そこが一番やっかいだし、一番面白い。

現実世界に存在した?

“いた”とは思う。ただし、ここまで綺麗には揃わない

現実世界にこういう集団がいたかと言われれば、かなり“ありそう”ではある
資産家の息子、しっかり者の妹、美容系の学生、元レーサーの父を持つ若い才能、目立ちたがりのオープンカー好き――このへんの属性は、実際の車好きコミュニティにも普通に存在しうる。PAで目立つ若手グループ、オープンカーでつるむ連中、映えと走りを両立したがる層。そこまではかなりリアルだ。

ただし、現実はここまで物語みたいに綺麗には揃わない。14歳の天才少女、16歳のハコ入り娘、浪人中の資産家次男坊、元芸人、しかも全員オープンカー縛り。これはもう、リアルの破片をうまく集めて“首都高バトルらしいフィクション”に仕立てたものだろう。言い換えるとCLAN MAKITAは、現実にいそうな若者車文化を、ゲーム的に一段濃くしたチームである。そこが上手い。

総評

CLAN MAKITAは、過去作の“速さで脅すチーム”とは違う。
むしろ、軽さ・若さ・見た目・個性で印象を残すチームだ。しかも中身は意外としっかりしていて、ただのネタ集団で終わっていない。速さだけなら上はいくらでもいるが、チームの記憶への残り方ではかなり強い。

辛口に締めるなら、
CLAN MAKITAは“首都高の不良”ではない。
“首都高を舞台に自分たちの青春を演出している連中”だ。
そこがダサいとも言えるし、いまの時代らしいとも言える。
そして首都高バトルのチームとして見たとき、その“軽さ”は欠点でもあり、強烈な個性でもある。

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