ライバルチーム

ASIAN AGES解説|FD3SとZ33で牙を研ぐ、アジア精鋭軍団の執念

概要

  • 出現エリア:横羽線 下り, 平和島PA
  • チーム台数:7台
  • 代表車種:マツダ RX-7 (FD3S), 日産 フェアレディZ (Z33), スバル インプレッサ WRX STI

チーム紹介

日本で活躍する中華料理人「黒龍」こと王永輝が率いる、アジア出身のメンバーで構成されたチーム。中国系と韓国系メンバーの間には熱いライバル関係が存在し、互いに切磋琢磨している。インド出身のECUスペシャリストや、書道家、トップモデルなど、その経歴は多彩。それぞれが「龍」の名を冠し、アジアの誇りを胸に首都高を駆ける。


メンバー一覧

黒龍(王 永輝)チームリーダー

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 530ps (6,800rpm) / 61kgm (5,200rpm)
  • 職業:中華料理店経営
  • プロフィール: 雑誌やテレビでも何度も取り上げられた、人気中華料理店を経営している中国人系の走り屋の創設的な存在で、アジア系チーム<ASIAN AGES>を率いるリーダー。因縁の相手スネークアイズへの雪辱を晴らすため、今なお修練を重ねており、復讐の機会を虎視眈々と狙っている。

光龍(ソン ホジュン)

  • 車種:FAIRLADY Z Version ST (Z33) '05 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
  • スペック:3,847cc / 606ps (6,400rpm) / 74kgm (4,800rpm)
  • 職業:韓国料理店経営
  • プロフィール: 韓国のストリートレース界に突如として現れ、瞬く間に頂点へと上り詰めた男。更なる強さを求めて来日し、首都高で出会った黒龍とは永遠のライバルであり、かけがえのない友でもある。

黄龍(李 星辰)

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 530ps (6,800rpm) / 61kgm (5,200rpm)
  • 職業:書道家
  • プロフィール: 物静かな書道家。「黒龍」とは以前所属していたチームからの付き合いであり、言葉数は少ないながらも、確かな絆で結ばれた間柄。どこで覚えてきたのか、自身の腕でチューニングをこなす。最近はその腕を見込まれ、メンバーからも信頼されるように。

闘龍(キム チョンオン)

  • 車種:FAIRLADY Z Version ST (Z33) '05 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
  • スペック:3,847cc / 606ps (6,400rpm) / 74kgm (4,800rpm)
  • 職業:韓国料理店店員
  • プロフィール: 光龍の経営する店で現場を切り盛りしている男。卓越した観察力とドライビングテクニックを持ち、絡みあったばかりのマシンでも短時間で乗りこなし、どんなマシンでもその特性を存分に引き抜いて最高のパフォーマンスを発揮する。

象龍(サルマン カプール)

  • 車種:IMPREZA WRX STi (GDB) '00 (駆動方式:4WD / エンジン:F4)
  • スペック:2,198cc / 548ps (5,600rpm) / 75kgm (4,400rpm)
  • 職業:インド料理店店長
  • プロフィール: 学生時代、SEの勉強をするために日本に留学。そこで初めてチューニングカーに出会い、その魅力に心を奪われる。両国は会社を興し成功を収めたが、チューニングカーへの熱情を忘れることは出来ず、会社を弟に任して再度来日。

風龍(イム ミニョン)

  • 車種:FAIRLADY Z Version ST (Z33) '05 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
  • スペック:3,847cc / 525ps (6,400rpm) / 64kgm (4,800rpm)
  • 職業:モデル
  • プロフィール: 現在では日本を中心に活躍している、韓国出身のトップモデル。テレビドラマへの出演、大きな舞台への挑戦、ちょっとした炎上など様々な経験を経て、酸いも甘いも噛み分けたベテランへと成長した。

桃龍(張 麗華)

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 418ps (6,800rpm) / 48kgm (4,000rpm)
  • 職業:女優
  • プロフィール: 香港出身の女優。本業の傍ら、趣味と実益を兼ねて始めた。クルマ系雑誌のライター兼モデルが好評で、今では日本での知名度も中々のもの。マシンは相変わらず、本人のキュートさには似つかわしくないパワー重視型だが、長年の経験からくるステアリングとアクセルワークが備わり、一筋縄たらとても追いつけない。

①チームの特徴

ASIAN AGESは、横羽線下りと平和島PAに現れる7台編成。主力はFD3S RX-7、Z33フェアレディZ、GDBインプレッサWRX STIだ。FRロータリー、V6 FR、4WDターボと方式は揃わないが、どれも500ps級まで手が入った実戦車。統一感より、各人が得意な武器を持ち寄る方向でまとまっている。アジア連合というより、国別代表を集めた格闘大会の控室に近い。

リーダーの「黒龍」こと王永輝は人気中華料理店の経営者で、中国系走り屋の顔役。韓国出身の光龍と闘龍、インド出身の象龍、香港出身の桃龍など、メンバーの背景も幅広い。書道家、料理人、モデル、女優までいる。職業名だけなら文化交流イベントだが、車両は530psのFDや606psのZ33。料理も芸能も書道も、アクセルを踏めば全部後ろへ流れる。

このチームの核はハイテクチューンと学習能力だ。過去作から、他チームの走りを研究し、技術を吸収して自分たちのものにする集団とされている。自分たちの美学だけで閉じず、相手の長所を平然と持ち帰る。言い方を変えれば研究熱心。辛口に言えば、走る技術の無断コピーがうまい。だが勝負の世界では、盗んで速くなる者が最後に残る。

②過去作での活躍

ASIAN AGESは『首都高バトルX』および海外版『Import Tuner Challenge』で登場したチームだ。黒龍は、かつて率いていたチームと愛車をスネークアイズに奪われ、その復讐のためにASIAN AGESを結成。中国、韓国、インドなどアジア各地のメンバーを集め、荒々しい走りとハイテクパーツで首都高へ戻ってきた。つまり結成理由からして前向きではない。未来のためではなく、昔の恨みを精算するためのチームだった。

2025年版では、その執念がさらに熟成している。スネークアイズが姿を消したことで目標を失い、チーム存続まで危ぶまれたが、「蛇、戻る」という一通のメールをきっかけに再集結。数年来の宿願を果たすため、三度首都環状へ襲来したとされる。普通なら恨みも時間とともに薄れる。ASIAN AGESの場合は、寝かせたぶんだけ味が濃くなったらしい。

黒龍自身も昔はマシンスペック偏重だったが、復讐への執念によって技術を磨き、今作では鬼気迫る走りを見せる存在へ成長した。過去を引きずっているだけではない。恨みを練習時間へ変換している点は立派だ。精神衛生はさておき、ドライバーとしては正しい進化である。

③現実世界に存在していそうか?

かなり存在しそうだ。

日本で働く中国、韓国、インド、香港などの車好きが、料理店や仕事上のつながりを通じて集まる。これは東京や横浜なら十分あり得る。出身国ごとに小さな対抗意識を持ちながらも、共通の趣味で結束する関係も自然だ。仲良し一辺倒ではなく、チーム内のライバル意識が技術向上につながっている点も現実味がある。

車種構成も無理がない。RX-7、フェアレディZ、インプレッサは、日本のチューニング文化に触れた外国人が惹かれやすい代表格だ。日本へ来てまで地味な実用車で満足するより、せっかくなら分かりやすい国産スポーツへ行く。その気持ちはよく分かる。

ただし、全員が龍の通り名を持ち、因縁の敵を何年も待ち続けるとなると、さすがに話が濃い。現実にいたら、速さより先にグループチャットの通知が重そうである。

④総評

ASIAN AGESの長所は、復讐という一本の軸があることだ。多国籍、異業種、異なる車種という散らかりやすい材料を、スネークアイズへの執念が強引に束ねている。FD3S、Z33、GDBという車種も、それぞれのキャラクターを立てながら戦力として成立している。

弱点も、その復讐心である。
スネークアイズが消えればチームまで存続危機に陥る。つまり目的が完全に他人任せだ。宿敵が引退したら、自分たちも活動理由を失う。それでは精鋭軍団というより、復讐相手のスケジュールに人生を握られた追っかけである。

ASIAN AGESは単なる多国籍チームではない。技術、資金、異文化の意地を集めながら、最後は一人の男への恨みで走り続ける、速くて優秀で少々執念深すぎる龍の軍団である。

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