概要
- 出現エリア:横羽線 上り
- チーム台数:5台
- 代表車種:日産 GT-R (R35), ホンダ NSX (NC1), レクサス LC500, 日産 フェアレディZ (RZ34)
チーム紹介
IT企業会長である「インセンティブジョーカー」こと佐古宗太が率いる、エグゼクティブ集団。メンバーは企業の会長、役員、投資会社顧問など、ビジネスの第一線で活躍する成功者たちで構成されている。彼らが駆るのは、R35 GT-Rや新型NSX、LC500といった現代のハイエンドスポーツカー。有り余る資金を投じてフルチューンされたマシンで、リスクを最小限に抑えつつ勝利を狙う、冷静かつ大胆な走りが特徴。
メンバー一覧

● インセンティブジョーカー(佐古 宗太)チームリーダー
- 車種:NISSAN GT-R Premium edition (R35) '17 (駆動方式:4WD / エンジン:V6)
- スペック:3,799cc / 570ps (6,800rpm) / 65kgm (6,800rpm)
- 職業:IT企業会長
- プロフィール 都内の高層マンションを複数購入し、公用車やクルーザーも所有する大富豪。首都高はストレス発散の場だったが、最近は本気で走りたいと考えるようになった。カーボン製のエアロパーツや純正規のブレーキキャリパーなど、費用を惜しまないフルチューンを施している。

● マンハッスタンドリーマー(岸 祐一)
- 車種:FAIRLADY Z Version ST (RZ34) '24 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
- スペック:3,148cc / 456ps (6,400rpm) / 54kgm (5,600rpm)
- 職業:投資会社顧問
- プロフィール 会社の経営は高水準で安定しており、高給取り。満たされない心をバトルで満たす日々。大金をつぎ込んだ愛車が、もはやお金を儲け続けていないマシンに激怒した経験を持つ。自らの勝ちも厭わずように勝ちにいく方針をアップデートした。但し、リスクを最小限に抑えるため、安全面には配慮するようチーム内で共有している。

● 漆黒のトレーダー(熱川 陽之)
- 車種:SKYLINE GT-R V-spec II (BNR34) '00 (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
- スペック:2,568cc / 333ps (6,800rpm) / 49kgm (4,400rpm)
- 職業:証券マン
- プロフィール 証券マンとして十分な成功を収めたものの、家庭を顧みなかったために妻と離婚した過去を持つ。空虚だった心は、マシンを走らせることで、徐々に忘れていた何かを取り戻しつつある。バトルに集中になるあまりに会社での付き合いが悪くなり、少々浮いてしまっていたが、今では自分は走りでしか話せることができないことをカミングアウトし、良好な関係を築いている。

● マージンゼロ(外崎 達郎)
- 車種:NSX (NC1) '17 (駆動方式:4WD / エンジン:V6)
- スペック:3,492cc / 507ps (7,500rpm) / 56kgm (6,000rpm)
- 職業:IT企業役員
- プロフィール 「インセンティブジョーカー」と共に会社を設立した役員。会社を成長させていく中で、リーダーとの心の距離が開いてしまったが、<COOL ENERGY>として共に走ることで絆を取り戻した。チームが本気で勝利を求めるようになり、走り屋の熱い魂が蘇っている。

● 復讐のホワイトナイト(新垣 信也)
- 車種:LEXUS LC500 S package (URZ100) '18 (駆動方式:FR / エンジン:V8)
- スペック:4,968cc / 481ps (7,200rpm) / 56kgm (4,800rpm)
- 職業:広告会社顧問
- プロフィール 「マンハッスタンドリーマー」とは良きライバル。数年前に会社の業績を大きく落とし、立て直すため無理が祟り、身体を壊してしまった。現在は快方に向かい、ナショナルチームの精鋭から「ポイントトゥポイント」の走りも学ぶ。
①チームの特徴
横羽線上りに現れる5台編成。看板はR35 GT-R、NSX、LC500、RZ34だ。ここまで来ると思想ははっきりしている。軽さで刻むとか、古いFRを操るとか、そういう美学ではない。高額で、速くて、見た目にも分かりやすい現代のハイエンドを並べ、余裕ごと見せつけるやり方だ。2025年版でも、IT企業会長や会社役員、投資会社顧問らで構成された“成功者集団”として描かれている。クルマ選びに迷いがない。金で買える最良に、きっちり寄っている。
ただし、このチームは名門ではない。旧作の時点から一貫して、豊富な資金で組んだマシンの出来は高いが、テクニックはそれほどでもなく、ベテランには叩かれる側だと書かれていた。今作の顔ぶれがR35や新型NSXへ更新されても、その本質は大きく変わっていない。速い車を持っている。だが、速いチームと呼ばれるにはまだ何か足りない。そこがCOOL ENERGYらしい。
②過去作での活躍
COOL ENERGYは少なくとも『Import Tuner Challenge』の時点で存在が確認できる。その頃から、東京でも最も高いエリアにオフィスを構えるIT長者たちのチームとされ、技術より資金力で一定の成果を出す集団として描かれていた。中堅には通用するが、古参や本物のベテランには押し切られる。要するに、昔から“金はあるが格はまだない”チームだったわけだ。
しかも昔のメンバー車は、アリストV300、スカイライン350GT、セルシオといった、当時の“金のかかった大人仕様”が中心だった。そこから2025年版ではR35 GT-R、NSX、LC500、RZ34へ置き換わっている。車格は上がった。時代に合わせて見栄えも更新された。だが、チームの印象は不思議と変わらない。昔は成金の高級セダン軍団。今は成金の最新スポーツ軍団。やっていることの芯は、きれいなくらい同じだ。
③現実世界に存在していそうか?
かなり、いる側だと思う。まず人間関係が妙に生々しい。IT長者、会社役員、投資顧問。こういう人間が仕事帰りにPAへ流れ、クルマの話でつながるのは十分ありえる。しかもプロフィールでは、メンバー同士はそこまで親密ではないともされていた。ここが逆にリアルだ。友情でまとまったチームではなく、同じ階層の人間が同じ遊びに集まっただけ。その温度感は、むしろ本物っぽい。
車種構成も、いかにもそれらしい。R35 GT-R、NSX、LC500、RZ34。現実の富裕層が“ちゃんと速くて、ちゃんと高くて、ちゃんと分かりやすい車”を選ぶなら、このあたりに寄る。逆に、渋い旧車や玄人向けの軽量車へ行かないところまで含めて、それっぽい。COOL ENERGYは少し嫌味だ。だが、嫌味なほど現実に近い。
④総評
COOL ENERGYの長所は明快だ。資金力がある。車種に華がある。見た瞬間に“金の匂い”がする。この分かりやすさは武器だ。首都高のチームは、ときに美学をこじらせすぎる。だがこの連中は違う。高い車を買い、金をかけ、勝てる形を作る。その割り切りは、ある意味で潔い。
弱点も明快だ。金のわりに、格が足りない。昔から技術面で古参にねじ伏せられる側であり、その印象はいまも尾を引いている。
COOL ENERGYは本物の名門ではない。金で最短距離を走ろうとする、首都高のエグゼクティブ成金チームである。