概要
- 出現エリア:横羽線 上り, 平和島PA
- チーム台数:9台
- 代表車種:日産 シルビア (S15), マツダ RX-7 (FD3S), トヨタ スープラ (JZA80), 日産 スカイラインGT-R (R32)
チーム紹介
IT企業の役員である「アルティメットコア」こと西澤昇が、莫大な資金を投じて結成したチーム。その名の通り、メンバーのマシンは「モンスターマシン」と呼ぶにふさわしい、圧倒的なパワーを誇る。プログラマー、デザイナー、アニメーターといったIT・クリエイティブ系の職業のメンバーが多く、それぞれの専門知識やこだわりがマシン作りや走りに反映されている。
メンバー一覧

● アルティメットコア(西澤 昇)チームリーダー
- 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:2,097cc / 328ps (6,400rpm) / 39kgm (4,000rpm)
- 職業:会社役員
- プロフィール: 日本を代表するIT企業の代表取締役。首都高だけにやってきた。「スリップスラップ」をはじめとするマシン弄りに一家言ある面々と運命的な出会いを果たし、チームを結成。莫大な資金が投入されたモンスターマシンは首都高でも屈指の馬力を誇る。

● ショットダウンマイスター(尾崎 義則)
- 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
- スペック:1,308cc / 326ps (6,800rpm) / 36kgm (6,400rpm)
- 職業:プログラマー
- プロフィール: 「アルティメットコア」と共にNAYUTAを立ち上げた主要メンバーの一人。特異的な存在。0-400のチーム最速タイムも変わらず保持している。現在は環状の1周スプリントを目指して試行錯誤の日々を送っており、メンバーそれぞれのチューンを取り入れることも検討している。

● ミラクルリックスター(末森 裕太)
- 車種:SUPRA RZ (JZA80) '97 (駆動方式:FR / エンジン:I6)
- スペック:3,146cc / 346ps (5,600rpm) / 54kgm (3,600rpm)
- 職業:商社勤務
- プロフィール: 300km/hオーバーの世界でしか快感を得ることが出来ない特殊な性癖を持つ商社マン。日々の労働で抑圧された衝動を発散するため、日夜首都高へと繰り出している。実力とマシンスペックの高さは折り紙付きで、彼が叩き出したチーム内最高速記録は未だに破られていない。

● ステップアップウィナー(風間 新平)
- 車種:SKYLINE GT-R V-spec II (BNR32) '94 (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
- スペック:2,696cc / 332ps (6,800rpm) / 44kgm (4,400rpm)
- 職業:プラスティック問屋
- プロフィール: 車体の軽量化による速さを目指す男。理論を実証すべくチームに参加したが、その思想からメンバーとの折り合いは悪い。軽量化したマシンは、海からの猛烈な突風に煽られて大クラッシュしてしまった。現在は空力の流れを制御するエアロも活用してマシンを仕上げている。

● スリップスラップ(山本 太)
- 車種:RX-8 Type S (SE3P) '03 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
- スペック:1,308cc / 382ps (8,400rpm) / 37kgm (5,600rpm)
- 職業:インターネットデザイナー
- プロフィール: NAYUTAにプロのこだわりを買われスカウトされた過去を持つ。基本的に自身の考えを他者に押し付けるようなことはしないのだが、実力を疎かにしたことで大クラッシュを起こした。「ステップアップウィナー」に対して考えを改めるよう説得してもらい、少しは納得したようだ。

● ラッキープライム(伊藤 幸夫)
- 車種:LEVORG STI Sport R EX (VNH) '21 (駆動方式:4WD / エンジン:F4)
- スペック:2,506cc / 365ps (5,600rpm) / 52kgm (4,000rpm)
- 職業:鈑金工
- プロフィール: 「車を動かすのは"気"と"空気"である」と提唱し、吸排気系にこだわったマシンを駆る。その熱器と波動は並々ならぬものがあり、クオリティも高い。本人曰く「あくまでも自身の為の遊戯」。周りからは"ツキ"は相当有らずであり、宝くじや賭博に当選することは31回、幸運数という英数字にちなんで改名した。

● スマイリーグラップラー(鈴木 孝政)
- 車種:180SX TYPE X w/SUPER HICAS (KRPS13) '96 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:2,197cc / 351ps (6,000rpm) / 51kgm (4,000rpm)
- 職業:塗装マン
- プロフィール: アルカイックスマイルを湛える府利き塗装マン。チームで最も高水準なマシンを構築する。全体に主張してマシンの完成度が高まっている。少林寺拳法の使い手でもあり、反射神経やスタミナ、キレの良いペダルワークなど、本人のドライバースペックも非常に高い。

● オーバーディフェンス(水木 祐樹)
- 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:1,998cc / 250ps (6,400rpm) / 29kgm (4,400rpm)
- 職業:書画員
- プロフィール: ブレーキ不調による大事故をきっかけに、クルマにおいて最も大切なのは制動力という考えを持つようになった。100km/hからの制動距離を13.9mにまで極めることに成功している。その特性を活かしたレイトブレーキングで、コーナー進入での見事なオーバーテイクを見せる。

● ハーディワーカー(岡本 直大)
- 車種:FAIRLADY Z Version ST (Z33) '05 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
- スペック:3,672cc / 310ps (6,400rpm) / 39kgm (4,800rpm)
- 職業:アニメーター
- プロフィール: 何事もとことんやりきる性格。ボディの形状に強くこだわっており、デザイン性と走行性能を両立するため、空気抵抗の研究を続けている。チーム加入時から目をかけてくれた「スリップスラップ」を慕い、期待に応えたいという思いが強い。
①チームの特徴
このチームの輪郭は、妙なくらい明快だ。性能がすべて。軽さでも、トルクでも、最高速でもいいが、とにかく何か一つはチーム内で最も優れた数字を持っていなければ仲間に入れない。2025年版のプロフィールでも、NAYUTAはマシンスペックやデータ上の走りを重視した“データバトル”を得意とする集団とされ、首都高バトルXの時点でも、実走よりまず性能主義、数字への執着が強いチームとして描かれていた。つまり今に始まった話ではない。NAYUTAは最初から最後まで、数字で速さを証明したがる。
しかも机上の空論だけでは終わらない。2025年版ではリーダーのアルティメットコアこと西澤昇が、日本を代表するIT企業の代表取締役として巨額の資金を投入し、首都環状でも屈指の馬力を誇るS15を持ち込んでいる。PAでスペック談義をしているうちに、同じ種類の人間が集まり、気付けばチームになっていたという成り立ちまで含めて、いかにもNAYUTAらしい。速さに惹かれたのではない。まず数値に惹かれて、あとから走りが付いてきたのである。
②過去作での活躍
NAYUTAは新顔ではない。少なくとも『首都高バトルX』と『Import Tuner Challenge』の時点で確認でき、チームページでは現行メンバーの多くがX版から続投していることも示されている。さらに『Import Tuner Challenge』では、加入条件そのものが“重量でもトルクでも何でもいいから、誰にも負けない数値を一つ持つこと”と明記されており、性能重視の思想はその頃から完成していた。つまりNAYUTAは、過去作から一貫して“速さそのもの”より“速さを裏付ける数字”に執着してきたチームだ。
その一方で、弱点も昔から変わらない。X版のプロフィールには、数字偏重主義が過ぎて技術鍛錬が不足しているとある。これはかなり辛辣だが、的を射ている。いいマシンを作る。すごい数字を出す。だが、それを操る側の鍛錬が追いつかないことがある。2025年版ではその思想をさらに先鋭化させ、新生Phantom9のデータを追い、最速理論を練る相手と意見交換までしている。つまりNAYUTAは昔より洗練されたが、根本的にはいまも“マシン先行”のチームである。
③現実世界に存在していそうか?
かなり、いる側だと思う。
まず成り立ちが妙にリアルだ。会社役員がPAでスペック談義を始め、そこへ同じ種類のこだわりを持つ人間が寄ってくる。商社勤務のメンバーや営業職のメンバーも確認でき、顔ぶれは派手な不良というより、数字や理屈に強いホワイトカラー寄りだ。首都高には、こういう“スペック表から入る人たち”が確かにいる。NAYUTAはその極端な形にすぎない。
車種構成もそれっぽい。S15、JZA80、FD3S、R32 GT-R。いずれも“好きだから乗る”というより、“優秀な数字を持っているから選ぶ”ことに説得力がある車ばかりだ。感性より性能表。雰囲気よりログデータ。そういう人間が集まれば、この並びになるのはむしろ自然である。現実の首都高にそのまま出てきても、まったく不思議ではない。
④総評
NAYUTAの長所は、思想がまったく濁らないことだ。性能で勝つ。数字で語る。理屈で詰める。その一点に迷いがない。だからチームの輪郭は強いし、見ている側にも分かりやすい。こういう集団は、好き嫌いは分かれても印象には残る。
