
S660コンセプトエディションは、2015年の発売に合わせた660台限定車です。専用の内外装に魅力がありますが、基本はターボエンジンを座席の後ろに置くS660。限定仕様の装いと、車体そのものの特徴を分けて見ていきます。
基本スペック(ノーマル時)
| 項目 | スペック |
| メーカー | ホンダ |
| 駆動方式 | MR |
| エンジン | S07A 直列3気筒ターボ |
| 総排気量 | 659cc |
| 最高出力 | 64ps / 6,000rpm |
| 最大トルク | 11.0kgf・m / 2,600rpm |
| 全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,180mm |
| 車両重量 | 830kg |
| トランスミッション | 6速MT / CVT |
MRとロールトップを組み合わせる
S660の開発は、2010年のホンダ社内コンペで出された若手の提案が出発点です。ドライバーを車体中央近くに置く専用のミッドシップ構成を採り、軽規格のなかで走る楽しさを狙いました。
屋根は電動ハードトップではなく、脱着式のロールトップです。外した屋根はフロントのユーティリティボックスに収納できますが、その分、荷物の置き方には工夫が必要になります。
限定仕様を選ぶ理由
コンセプトエディションは最高出力を増やした仕様ではありません。市販化に至る初期のコンセプトを専用内外装で表した発売記念車として、装備や色に惹かれるかが選ぶ理由になります。
ビートの高回転自然吸気とは違い、S660はターボを使う世代です。どちらが上かより、好みのエンジンや屋根の扱い方で考えたいところ。中古ではMTかCVTか、追加部品や修復歴、限定装備の残り方も確かめたいですね。
中古で買うなら、いくら?(2026年10月調査)
国内の中古車情報を2026年10月24~25日に調べました。ここからは、実車を買う場合の価格の話です。金額は販売店の掲載価格で、売却時の買取額とは異なります。
S660コンセプトエディションは、調査時の掲載車で支払総額139.8万~209.9万円でした。
いずれも2015年式の限定グレードの車です。CVT/MT、無限・Modulo等の部品、保証内容が異なるため、価格差だけで車の良否は決められません。
ここで挙げたのは、調査時に見つかった車の価格です。市場全体の平均や底値を示すものではありません。気になる車があれば、今も販売中か、整備内容と諸費用はどうなっているかも確認してみてください。
価格を調べたページ:グーネット:調査対象の掲載情報
吸気音とブローオフ音までS660用に調律
S660のS07AはNシリーズと基本設計を共有しますが、Hondaは音の作り方を別に詰めています。加速時の吸気音が届くようエアクリーナーのサイズを調整し、キャビン近くのファンネルも運転席側へ向けました。専用サイレンサーの排気音にターボの作動音を重ね、アクセルを戻したときのブローオフ音も聞こえやすくしています。一方で、中高音域の耳障りな音はインシュレーターなどで抑制。単に音量を上げたのではなく、軽のターボを操るときに耳に入る音を選んでいます。出典:Honda「S660」プレスインフォメーション(2015年3月)
