
ディーラー画面の表示情報をもとに、カスタムカー「YAMI TENGU」を指定構成で解説します。
① YAMI TENGUってどんな車?(概要)
「YAMI TENGU」は、黒×紫のダークカラーに和テイストの“天狗”モチーフを叩き込んだ、いかにもヤバそうな戦闘系カスタムカーです。ボンネットの大きなダクト(スクープ)と大型リアウイングで、見た目からして「踏め」と言ってくるタイプ。派手さよりも威圧感で殴る、夜向きの一台です。
ゲーム内の全長4,595mm・全幅1,795mm・全高1,475mmはVA系WRXの公式寸法と一致します。ただし、この寸法はWRX S4(VAG)とWRX STI(VAB)で共通です。いっぽうゲーム内の水平対向4気筒ターボ1,994ccはWRX STIのEJ20と一致し、WRX S4のFA20 DIT 1,998ccとは異なります。したがって車体型式をVAG/VABのどちらかへ断定するより、「VA系WRXを土台に、表示上のパワートレーン諸元はSTI寄り」と整理するのが最も安全です。
ボディはVA系WRXと一致。ただしVAG/VABの断定はできない
2014年に登場したVA系WRXは、WRX S4(VAG)とWRX STI(VAB)がともに全長4,595mm、全幅1,795mm、全高1,475mmを共有する。外寸だけでは両者を判別できない。違いが出るのはパワートレーンで、S4はFA20 DIT 1,998cc・300PS/5,600rpm、STIはEJ20 1,994cc・308PS/6,400rpmだ。
ゲーム内YAMI TENGUは1,994cc、338PS/6,400rpm、47kgm/4,000rpm。この排気量と最高出力回転数はSTIのEJ20側と一致し、S4のFA20 DITとは一致しない。したがって表示スペックだけを見る限り、約30PSと中速トルクを上乗せしたEJ20系の架空チューンに近い。ただし車体外観やゲーム内部の正式ベース型式までは、この表示情報だけでは確定できない。
1,994cc・6,400rpmはSTI寄り。S4ベース説とはパワートレーンが食い違う
YAMI TENGUをWRX S4 VAGベースと見る場合、純正S4はFA20 DIT 1,998ccなので、ゲーム表示の1,994ccとは4cc差がある。一方、WRX STI VABのEJ20は1,994ccで完全に一致する。つまり「VAGボディにEJ20系パワートレーンを組み合わせた架空仕様」なのか、「VAB STIをベースにした仕様」なのかは、現状の表示情報だけでは決め切れない。
実車再現を考える場合は、どちらの型式を土台にするかで話が変わる。STI側ならEJ20の吸排気、ECU、過給・冷却系で338PSを狙う考え方が自然だが、S4側ならFA20 DIT+Sport Lineartronicを前提に別の熱・駆動系対策が必要になる。ゲーム公式がVAG/VABや搭載エンジン型式を明示していない以上、具体的なタービン、ブースト圧、ミッション構成まで決め打ちしない。
2015・2016年ニュル24時間SP3T連覇。VABには明確な耐久レース実績がある
パワートレーン諸元が近いVAB世代のWRX STIには、明確なモータースポーツ史もある。SUBARU/STIは市販WRX STIをベースに開発したNBR Challenge車で2015年ニュルブルクリンク24時間のSP3Tクラスを制し、翌2016年も同クラス優勝を達成した。
2015年は143周・約3,629kmを走破し総合18位、2016年は121周・約3,070kmを走り切って連覇。2.0L以下ターボ車のSP3Tクラスで、WRX STIのAWD、水平対向エンジン、シャシー性能を耐久レースで示した実績だ。
ただし、このNBR Challenge車はVAB系WRX STIをベースに競技専用へ作り込んだレーシングカーで、YAMI TENGUそのものの戦績ではない。YAMI TENGUの正式なベース型式がVAGかVABかは未確定なので、ニュルの実績は「ゲーム表示の1,994ccパワートレーンに近いSTI側の実車史」として比較するに留めるのが正確だ。
② スクショからスペック文字起こし(公式表示)
車両名
YAMI TENGU
基本情報
- メーカー:CUSTOMIZED CAR
- 駆動方式:4WD
- 価格(単位CP):11,700,000 CP
エンジン
- 型式:F4
- 吸気方式:ターボ
- 総排気量:1,994 cc
エンジンスペック
- 最高出力:338 ps / 6,400 rpm
- 最大トルク:47 kgm / 4,000 rpm
車体情報
- スピード指数:330.32
- 全高:1,475 mm
- 全幅:1,795 mm
- 全長:4,595 mm
- 重量:1,486 kg
③ ゲーム内での性能
結論:YAMI TENGUは、4WD×ターボの太いトルクで加速と安定感を両立し、ミスを減らして押し切るタイプです。
強み
- 最大トルク47kgm/4,000rpmで中速域の押し出しが強い
- 4WDなので立ち上がりで踏んでも破綻しにくく、路面状況に強い
- 338psで高速域まで加速が繋がりやすい(ターボの伸びを活かせる)
- 全長4,595mm・全幅1,795mmで、取り回しと安定のバランスが取りやすい
弱み(出やすいクセ)
- 重量1,486kgなので、切り返しが続く区間では重さが出やすい
- 4WDは安定する反面、曲げ方が雑だとアンダー気味になりやすい
- トルクが太い分、踏み方によってはラインを外しやすい(特にコーナー出口)
おすすめの乗り方
- コーナーは早めに向きを作って、出口でトルクを乗せて一気に伸ばす
- 立ち上がりは全開までの踏み増しを意識して、姿勢を崩さない
- 直線はターボの伸びを活かして、加速区間で確実に差を作る
④ 実車で可能なカスタムか?
結論:再現自体は現実的だが、ベース型式の選択が先。車体寸法はVAG S4/VAB STIの双方と一致し、1,994cc・6,400rpmはSTI側に近い。STIを土台にするならEJ20の吸排気・ECU・過給・冷却・足まわり・空力をまとめる方向、S4を土台にするならFA20 DITとCVTの熱・耐久管理を含めた別アプローチになる。
- 吸排気:スポーツエアクリーナー、ダウンパイプ、マフラー交換
- ECU:ブースト・燃調・点火の最適化(現車合わせでトルクを整える)
- 過給・冷却:インタークーラー強化、タービン/ブースト制御の見直し、オイルクーラー追加
- 足まわり:車高調、ブッシュ類強化、アライメント最適化
- LSD/駆動:前後LSDの強化、センターデフ制御(車種により)で立ち上がりの安定化
- ブレーキ:高摩擦パッド、フルード、ローター強化(必要ならビッグキャリパー化)
- 空力・外装:フロントリップ/バンパー、サイド、ディフューザー、大型リアウイング
- ラッピング:黒×紫の配色と天狗モチーフのグラフィックで世界観を再現
⑤ まとめ
- YAMI TENGUは黒×紫の闇仕様に天狗モチーフを載せた威圧系カスタムカー
- 4WD×ターボ(F4 1,994cc)で、加速と安定感を両立
- 338ps / 47kgmの中速トルクが武器で、立ち上がりが強い
- スピード指数330.32で、扱いやすさ寄りの押し切り型
- 価格は11,700,000 CPで高性能枠の一台
- 実車でも吸排気・ECU・冷却・足・駆動・空力の王道メニューで再現は現実的