
GOLDEN Zは、PC版『首都高バトル』に登場するCUSTOMIZED CARの1台です。金色のボディ、大型リアウイング、低くワイドなZ32らしいシルエット。見た目だけなら「派手な重量級GT」と言いたくなる存在ですが、旧記事をあらためて検証すると、もう少し正確な見方ができます。
結論から言えば、GOLDEN ZはGCZ32型フェアレディZ 2by2 ツインターボを強く連想させるカスタムカーで、ゲーム内では3,256cc、407ps、62kgmという純正を大きく上回る設定です。一方、車重は1,517kg。日産公式の1989年GCZ32 2by2 300ZX Twin-Turboは1,570kgなので、「とにかく重い車」というより、むしろチューニングされながら純正GCZ32より軽い数値になっています。
| 対象ゲーム | 首都高バトル(2025) |
| 対象環境 | PC(Steam)版 |
| 確認日 | 2026年8月8日 |
| 情報の扱い | ゲーム内保存値+日産公式実車資料+編集部考察 |
| 注意 | 3,256cc化の具体的な改造内容や各エアロの空力数値は公式公開資料で未確認 |
GOLDEN Zのゲーム内スペック
当サイトが保存しているゲーム画面の数値では、GOLDEN Zは次の仕様です。
| 項目 | ゲーム内保存値 |
|---|---|
| メーカー区分 | CUSTOMIZED CAR |
| 駆動方式 | FR |
| エンジン | V6 ターボ |
| 総排気量 | 3,256cc |
| 最高出力 | 407ps / 6,400rpm |
| 最大トルク | 62kgm / 3,600rpm |
| スピード指標 | 430.17 |
| 全長 | 4,520mm |
| 全幅 | 1,800mm |
| 全高 | 1,255mm |
| 車重 | 1,517kg |
旧記事では価格を19,440,000CPと記載していました。この数値は当時の保存画面に基づくものですが、外部の現行データでは21,600,000CPという記録もあります。購入条件や割引状態による表示差の可能性を排除できないため、現在は19,440,000CPを普遍的な基準価格とは扱いません。
ベースはGCZ32型Z32と見るのが自然
GOLDEN Zの車体寸法を日産公式のヘリテージコレクションと照合すると、かなり分かりやすい一致があります。1989年式Fairlady Z 2by2 300ZX Twin-Turbo(GCZ32)は、全長4,525mm、全幅1,800mm、全高1,255mm。GOLDEN Zは4,520mm、1,800mm、1,255mmです。
全長が5mm違うだけで、全幅と全高は一致しています。さらに駆動はFR、エンジンはV6ターボ。これらを合わせると、GOLDEN ZはGCZ32型Z32 2by2ツインターボ系をベースにしたカスタムカーと見るのが非常に自然です。
当サイトのボス記事でも、B-024「金色般若再戦」の搭乗車GOLDEN ZをZ32ベースとして整理しています。キャラクター側の情報を見たい場合は、B-024 金色般若再戦の解説も合わせてどうぞ。
純正Z32と比べると、エンジンは完全に別物
日産公式のGCZ32 2by2 300ZX Twin-Turboは、VG30DETT型2,960cc V6ツインターボで、280ps / 6,400rpm、39.6kgm / 3,600rpmです。対してGOLDEN Zは3,256cc、407ps / 6,400rpm、62kgm / 3,600rpm。
| 項目 | 純正GCZ32 | GOLDEN Z |
|---|---|---|
| 排気量 | 2,960cc | 3,256cc |
| 最高出力 | 280ps / 6,400rpm | 407ps / 6,400rpm |
| 最大トルク | 39.6kgm / 3,600rpm | 62kgm / 3,600rpm |
| 車重 | 1,570kg | 1,517kg |
回転数のピーク位置は純正と同じ表示ですが、排気量・出力・トルクは大きく引き上げられています。特に3,256ccという数字は純正VG30DETTの2,960ccとは一致しません。したがって、ゲーム内設定としては排気量拡大を含むエンジンチューンが入った仕様と考えるのが妥当です。ただし、ボアアップなのかストローク変更なのか、あるいはゲーム独自のパラメータなのかまでは公開情報から特定できません。
62kgmは強烈。ただし「高速巡航最強」とは別の話
GOLDEN Zの数字で最も目立つのは、407psよりも3,600rpmで62kgmというトルクです。純正GCZ32の39.6kgmから大幅に増えており、中回転域から強く加速するキャラクターを想像しやすい設定です。
ただし旧記事では、スピード指標430.17を根拠に「高速巡航・追い抜きが得意」と断定していました。ここは言い切りすぎでした。スピード指標はゲーム内の総合的な数値であり、それだけで最高速や特定コースへの適性を完全に決められるわけではありません。実際の速さはギア比、タイヤ、足回り、プレイヤー側のPERKやセッティングなどにも左右されます。
編集部としては、「高トルクFRなので立ち上がりでアクセルを雑に入れず、車体が前を向いてからトルクを使う」という旧記事の乗り方は筋が通っています。ただし、これはゲーム内数値から導いた編集部の運転提案であって、公式攻略法ではありません。
「重量級」という呼び方も見直したい
1,517kgという数字だけを見ると軽量スポーツではありません。しかしGCZ32 2by2ツインターボの公式車重は1,570kg。比較するとGOLDEN Zのほうが53kg軽い設定です。
そのため、GOLDEN Zを単純に「重戦闘機」「重量級」とだけ呼ぶと少しズレます。正確には、Z32らしい大柄な2by2ボディを残しながら、純正より軽く、出力とトルクを大幅に上げたパワー型カスタムです。
軽量FRのような軽快さを期待する車ではない。しかし「重さをトルクでごまかしているだけ」でもない。この中間がGOLDEN Zの面白いところです。
実車で同じものは作れるのか
Z32のVG30DETTに対して、ターボ、燃料系、冷却、ECU、吸排気、足回り、ブレーキなどを強化するという方向性自体は現実のチューニングでも成立します。400ps級という出力だけなら、Z32のチューニングとして極端に非現実的な数字ではありません。
一方で、3,256cc・407ps・62kgm・1,517kgというGOLDEN Zの数値をそのまま完全再現できるかは別問題です。特に排気量3,256ccの成立方法や、外装を含めた状態での正確な車重は、ゲーム側の設定資料が公開されていない以上、断定できません。
実車考察としては、「Z32をベースに排気量・過給・冷却・制動・足回りまで手を入れたストリート/高速道路向けチューンドカー」という方向性までを再現可能と見るのが妥当です。
GOLDEN Zの良いところ
- キャラクターが明確。 金色のZ32、大型ウイング、高トルクFRという時点で覚えやすい。
- 407psより62kgmが印象的。 回転を引っ張るだけでなく、中回転の押し出しを意識したくなる数値。
- 純正Z32との差が分かりやすい。 排気量・出力・トルクが大幅に増え、車重は純正GCZ32より軽い。
- ボス車として背景がある。 B-024金色般若再戦と結びついているため、単なる購入用カスタムカー以上の存在感がある。
気になるところ
- 3,256cc化の中身は不明。 数字は確認できても、具体的なエンジン構成は公開情報だけでは特定できない。
- FR+高トルクは雑に踏むと扱いにくくなりやすい。 これは性能値から見た編集部推測で、実際の挙動はセッティングにも依存する。
- スピード指標だけで最高速性能を決められない。 430.17という数字をそのまま「高速最強」と読むのは避けたい。
総評
GOLDEN Zは、GCZ32型Z32のワイド&ローな2by2ボディを土台に、3.256L・407ps・62kgmへ引き上げたパワー型カスタムです。
旧記事では「金色の重戦闘機」「直線で踏み潰す重量級」と表現していましたが、純正GCZ32との比較まで行うと、その評価は少し変わります。ゲーム内車重は純正GCZ32より軽く、単なる重量級ではありません。むしろ、Z32の大柄さを残したまま出力とトルクを大きく上げ、軽量化も入った濃いチューンドZです。
そして何より、金色般若が乗るGOLDEN Zという物語上の立ち位置がある。数字だけを見るより、「黒崎政則が再戦で持ち出す、純正Z32では終わらない金色の一台」として見るほうが、この車のキャラクターはずっと分かりやすいです。