
ランサーエボリューションVは、張り出したフェンダーが印象に残る世代です。この幅には競技上の理由があり、市販車とラリー車の関係を知ると、見慣れた姿にも違う面白さが出てきます。
基本スペック(ノーマル時)
| 項目 | スペック |
| メーカー | 三菱 |
| 駆動方式 | 4WD |
| エンジン | 4G63 直列4気筒 ターボ |
| 総排気量 | 1,997cc |
| 最高出力 | 280ps / 6,500rpm |
| 最大トルク | 38.0kgf・m / 3,000rpm |
| 全長×全幅×全高 | 4,350×1,770×1,415mm |
| 車両重量 | 1,360kg |
| トランスミッション | 5速MT |
全幅1,770mmに広げた理由
エボIVの市販車を基準にしたグループA車は全幅1,690mmでした。三菱は当時のWRCでの安定性を考え、市販エボVそのものを1,770mmへ拡大。競技車のワイドトレッドを成立させるための変更です。
市販GSRは4G63ターボと4WD、5速MTを組み合わせています。競技向けのRSとは装備の考え方が異なるため、GSRとしてどこまで純正が残っているかも見ておきたいところです。
1998年の競技車と市販GSR
エボVのグループA車は1998年の第5戦カタルニアから投入されました。この年はマキネンがドライバーズタイトルを獲得し、三菱も初のマニュファクチャラーズタイトルを獲得しています。
その実績がある一方、市販GSRが競技車と同じ機構や状態というわけではありません。今から探すならボディや駆動系、足回りの整備履歴が重要です。ラリーの歴史を楽しみながら、目の前の一台の状態も見て選びたいですね。
中古で買うなら、いくら?(2026年10月調査)
国内の中古車情報を2026年10月24~25日に調べました。ここからは、実車を買う場合の価格の話です。金額は販売店の掲載価格で、売却時の買取額とは異なります。
ランサーGSRエボリューションV(CP9A)の掲載されていた車は、支払総額362.8万円でした。
1998年式・O/Zホイール、HKSマフラー、車高調付きの車です。同じCP9AでもエボVIは別仕様です。検索結果に混ざるVII・VIII・Xの価格をVの相場にしていません。
ここで挙げたのは、調査時に見つかった車の価格です。市場全体の平均や底値を示すものではありません。気になる車があれば、今も販売中か、整備内容と諸費用はどうなっているかも確認してみてください。
価格を調べたページ:カーセンサー:調査対象の掲載情報
