
KPGC10は、初代GT-Rの2ドアハードトップです。角張ったボディとオーバーフェンダーの姿で知られますが、4ドアから寸法を変えた理由にも、この車らしい競技とのつながりがあります。
基本スペック(ノーマル時)
| 項目 | スペック |
| メーカー | 日産 |
| 駆動方式 | FR |
| エンジン | S20 直列6気筒 NA |
| 総排気量 | 1,989cc |
| 最高出力 | 160ps / 7,000rpm |
| 最大トルク | 18.0kgf・m / 5,600rpm |
| 全長×全幅×全高 | 4,330×1,665×1,370mm |
| 車両重量 | 1,100kg |
| トランスミッション | 5速MT |
4ドアからホイールベースを70mm短縮
1969年のGT-Rは4ドアのPGC10で登場し、1970年に2ドアのKPGC10が加わりました。日産の資料では、旋回性と軽量化のためホイールベースを70mm短くし、20kg以上軽量化したと説明されています。
S20は2.0L直列6気筒のDOHC・4バルブで160PS。R380のレーシングエンジンで得た技術を、市販向けに生かした構成です。現代のGT-Rとは過給や駆動方式も異なり、同じ名前でも別の時代の車と考えたいですね。
競技の歴史と旧車としての付き合い方
GT-Rは1969年のJAFグランプリで初勝利を挙げ、1972年3月に国内ツーリングカーレース通算50勝に達しました。ワークス活動終了時には52勝を数えますが、これは競技車による成績です。
今から市販車を選ぶ場合は、真正なGT-Rかどうか、S20やボディの状態、修復と部品交換の履歴が重要になります。GT-R仕様に仕立てられた車とも区別し、旧車の整備を続けられる環境まで考えて探したい一台です。
中古で買うなら、いくら?(2026年10月調査)
国内の中古車情報を2026年10月24~25日に調べました。ここからは、実車を買う場合の価格の話です。金額は販売店の掲載価格で、売却時の買取額とは異なります。
KPGC10型スカイラインGT-Rは、調査時の掲載車で支払総額3228万~4028万円でした。
1971年式3228万円、1972年式4028万円の車です。1970年式限定の相場ではありません。GT-R仕様に改造した通常のハコスカやPGC10セダンは区別してください。
ここで挙げたのは、調査時に見つかった車の価格です。市場全体の平均や底値を示すものではありません。気になる車があれば、今も販売中か、整備内容と諸費用はどうなっているかも確認してみてください。
価格を調べたページ:カーセンサー:調査対象の掲載情報

