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日産 スカイラインGT-R Vスペック(BCNR33)’97|R33の車体と競技での展開

R33のGT-Rは、車体が大きくなったことだけで語られがちな世代です。Vスペックを見ていくなら、RB26や4WDに加えて、その力を受け止める車体がどう変わったかにも注目したいところです。

基本スペック(ノーマル時)

項目スペック
メーカー日産
駆動方式4WD (ATTESA E-TS PRO)
エンジンRB26DETT 直列6気筒 ツインターボ
総排気量2,568cc
最高出力280ps / 6,800rpm
最大トルク37.5kgf・m / 4,400rpm
全長×全幅×全高4,675×1,780×1,360mm
車両重量1,540kg
トランスミッション5速MT

車体を見直したR33

R32からの変化には、車体の剛性や安定性の向上があります。開発時のニュルブルクリンクではR32から約21秒の短縮が紹介されました。ただし開発記録は、そのまま中古車同士の速さを比較できる数字ではありません。

1997年型のVスペックとして選ぶなら、年次改良や専用装備と、後から交換された部品を区別して見たいですね。サイズの好みも含め、R32やR34と実車で比べる価値があります。

ル・マンとJGTCの車両は市販車と別仕様

1995年のル・マンに向けたGT-R LMは、通常の市販4WDとは異なりFRを採用。規則に対応するロードカーも1台製作されました。1998年のJGTCではペンズオイル・ニスモGT-Rのエリック・コマスがドライバーズタイトルを獲得しています。

競技車はエンジンの排気量や駆動方式まで変えられています。市販R33の仕様と混ぜずに歴史として楽しみつつ、中古では車体、整備記録、改造内容を一台ずつ確認したいところです。

中古で買うなら、いくら?(2026年10月調査)

国内の中古車情報を2026年10月24~25日に調べました。ここからは、実車を買う場合の価格の話です。金額は販売店の掲載価格で、売却時の買取額とは異なります。

BCNR33型GT-R Vスペックの掲載されていた車は、支払総額1898万円でした。

1997年式・後期型で、R35ブレーキ変換やNISMOパーツなど改造内容のある車です。ノーマル車の相場やR33全体の平均と同じ条件では比べられません。

ここで挙げたのは、調査時に見つかった車の価格です。市場全体の平均や底値を示すものではありません。気になる車があれば、今も販売中か、整備内容と諸費用はどうなっているかも確認してみてください。

価格を調べたページ:カーセンサー:調査対象の掲載情報

V-specの中身は、タイヤと制動系まで含めたパッケージ

日産ヘリテージコレクションの1997年型では、V-specのタイヤは245/45ZR17、サスペンションは前後マルチリンク、ブレーキは前後ベンチレーテッドディスクです。V-specは標準GT-Rと同じRB26DETTを使いながら、高性能ブレーキと大径ホイールを含む仕様で走りを仕上げています。

駆動系はR33でATTESA E-TS PROになり、V-specはグループNレース用ベース車としても使われました。つまり「車体が大きくなった」という印象だけで片づけるより、タイヤ・ブレーキ・4WDまでまとめて高速域を支える設計を見たほうが、この世代の狙いに近づけます。競技車は別仕様なので、レースの成績をそのまま市販車の性能と混同はできません。

出典:日産ヘリテージコレクション「Skyline GT-R V-Spec(1997)」

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