
ファイナルエディションは、エボXのGSR・5速MT車をもとにした最後の限定仕様です。国内1,000台という台数に加えて、4B11の出力を313PSへ高めた点も、通常のエボXと見比べたいところです。
基本スペック(ノーマル時)
| 項目 | スペック |
| メーカー | 三菱 |
| 駆動方式 | 4WD |
| エンジン | 4B11 MIVEC 直列4気筒 ターボ |
| 総排気量 | 1,998cc |
| 最高出力 | 313ps / 6,500rpm |
| 最大トルク | 43.7kgf・m / 3,500rpm |
| 全長×全幅×全高 | 4,495×1,810×1,480mm |
| 車両重量 | 1,530kg |
| トランスミッション | 5速MT |
エボXの4B11とS-AWCを引き継ぐ
2007年のエボXでは、長く使われた4G63からアルミブロックの4B11へ移り、車体やサスペンションも一新されました。AYCやACDなどを統合するS-AWCも、この世代の特徴です。
ファイナルでは2.0Lターボを313PS/6,500rpm、429N・m/3,500rpmへ改良。5速MT、フルタイム4WD、LSDという構成で、エボXの最終仕様をまとめています。
最後のモデルだからこそ中身も確認したい
ランサーエボリューションの始まりは1992年で、量産車を基に戦うラリーとの関係が深い車です。ただし2015年のファイナルは、WRCで活躍した時代の競技車そのものではなく、エボXを仕上げた市販仕様にあたります。
中古車では限定装備だけでなく、整備や改造の履歴を確認したいですね。SST仕様のエボXと迷うなら、5MTを選びたいかも大きな判断材料になります。
中古で買うなら、いくら?(2026年10月調査)
国内の中古車情報を2026年10月24~25日に調べました。ここからは、実車を買う場合の価格の話です。金額は販売店の掲載価格で、売却時の買取額とは異なります。
ランサーエボリューション・ファイナルエディションの掲載されていた車は、支払総額944.7万円でした。
2015年式の限定車・禁煙車・三菱ディーラー掲載の一台です。通常のエボXやSST車とは区別しています。紹介しているのはこの一台の価格で、平均相場ではありません。
ここで挙げたのは、調査時に見つかった車の価格です。市場全体の平均や底値を示すものではありません。気になる車があれば、今も販売中か、整備内容と諸費用はどうなっているかも確認してみてください。
価格を調べたページ:カーセンサー:調査対象の掲載情報
ファイナルは排気バルブと足回りにも専用仕立て
4B11にはナトリウム封入エキゾーストバルブを採用し、中高速域で伸びる出力特性を狙っています。足回りも見どころで、従来オプションだったハイパフォーマンスパッケージを標準装備。ビルシュタインの単筒式ダンパー、アイバッハのスプリング、ブレンボの2ピース式フロント大径ローター、ハイパフォーマンスタイヤが組み合わされます。
外装ではグリルモールがダーククローム、ボンネットのエアアウトレットとバンパー中央部はグロスブラック、BBS鍛造18インチホイールはダーク調塗装。室内は天井とピラーを黒でまとめ、レカロのレザーコンビシートなどに赤ステッチが入ります。フロアコンソールのシリアルナンバープレートや、メーターの起動画面に出る「Final Edition」も専用装備です。中古車は記念エンブレムだけで判断せず、こうした装備と車台番号・書類の整合も見たいですね。
