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【車両紹介】スバル レヴォーグ 2.0GT-S EyeSight (VMG) '15

■ 基本スペック (ノーマル時)

項目スペック
メーカースバル
駆動方式4WD
エンジンFA20 DIT 水平対向4気筒 ターボ
総排気量1,998cc
最高出力300ps / 5,600rpm
最大トルク40.8kgf・m / 2,000-4,800rpm
全長×全幅×全高4,690×1,780×1,490mm
車両重量1,560kg
トランスミッションCVT (スポーツリニアトロニック)

■ ゲーム内での特性・オススメセッティング

特性: 大型化したレガシィツーリングワゴンに代わり、日本の道路事情に合わせて開発されたスポーツワゴン。その心臓部には、同世代のWRX S4と同じ、300馬力を発生する2.0L直噴ターボ「FA20 DIT」を搭載。まさに「羊の皮を被ったWRX」である。 スバル伝統のシンメトリカルAWDによる圧倒的な安定性と、低重心な水平対向エンジンが生み出す軽快なハンドリングを両立。どんな天候でも、どんなコーナーでも、アクセルを踏み抜ける安心感は絶大。ただし、トランスミッションがCVTのみである点が、このクルマの唯一にして最大のウィークポイント。

オススメセッティング:

  • ライトチューン向け (Lv.3程度)
    • 方向性: スポーツツアラーとしての完成度を高める。
    • 吸排気&ECU: ECUチューンで、エンジンだけでなくCVTの変速制御も最適化。よりダイレクトなフィーリングを手に入れる。マフラー交換で、水平対向独特のボクサーサウンドを強調する。
    • ボディ剛性: タワーバーやロアアームバーでボディを固め、ステアリングレスポンスを向上させる。
    • ブレーキ: 車重があるため、ブレーキパッドの強化は必須。
  • フルチューン向け (Lv.MAX)
    • 方向性: ワゴンの皮を被った、サーキット最速マシンへ。
    • 駆動系: ゲームの仕様上可能であれば、WRX STI用の6速マニュアルトランスミッションに換装するのが究極のチューニング。CVTのままでいくなら、強化と冷却は必須。
    • パワーユニット: パワーユニットを最大まで強化。FA20エンジンは非常にポテンシャルが高く、450psオーバーも狙える。
    • 軽量化: 徹底的な軽量化で、ワゴンの重さを克服し、WRX以上に軽快なマシンを目指す。

■【評価と立ち位置】

  • 国内での評判:『レガシィの魂、再び』 かつて日本のワゴン市場を席巻した、レガシィツーリングワゴンの「走りへのこだわり」を、再び現代に蘇らせたモデルとして、スバルファンから熱狂的に迎えられた。「速さ」「実用性」「安全性」の全てを一台で満たす、究極の万能マシンとして大ヒットを記録した。
  • 国外での評判:『CVTが惜しい、ほぼ完璧なWRXワゴン』 欧州や豪州など、販売された市場では非常に高い評価を得た。「WRXのパフォーマンスを、より実用的なパッケージで手に入れられる」と絶賛された。しかし、その一方で、マニュアルトランスミッションが選択できない点は、ほぼ全ての海外メディアで指摘されるお約束の評価となっている。
  • ゲーム内での評価:『全天候型マルチロールファイター』 ランエボと双璧をなす、AWDターボの雄。ワゴンの見た目に反して、その戦闘力は極めて高い。特に雨の首都高など、滑りやすいコンディションでは、その安定性が絶対的な武器となる。CVTというハンデを、セッティングと腕でいかにカバーするかが、このクルマを乗りこなす上での鍵であり、面白い点でもある。

■ 辛口コラム:完璧な解答用紙に、たった一つだけあった書き損じ

レヴォーグは、日本のスバルファンが提出した「こんなクルマが欲しい」という要望書に対する、スバルからの完璧な「解答用紙」だった。 日本の道に最適なボディサイズ。WRXと同じ、パワフルなターボエンジン。家族も乗せられる、ワゴンの実用性。そして、世界最高峰の安全性能。その全てが、100点満点だった。 ただ、一点だけ。トランスミッションの欄に書かれていた「CVT」という、たった3文字の書き損じを除いては。 もし、このクルマに6速マニュアルが搭載されていたなら、それはもはやクルマではなく、「事件」になっていただろう。レヴォーグは、そんなIFの物語を、我々に永遠に夢見させてくれる、限りなく完璧に近い、少しだけ不完全な傑作なのである。

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