
■ 基本スペック (ノーマル時)
項目 | スペック |
メーカー | スバル |
駆動方式 | FR |
エンジン | FA20 水平対向4気筒 NA |
総排気量 | 1,998cc |
最高出力 | 207ps / 7,000rpm |
最大トルク | 21.6kgf・m / 6,400-6,800rpm |
全長×全幅×全高 | 4,240×1,775×1,320mm |
車両重量 | 1,250kg |
トランスミッション | 6速MT |
■ ゲーム内での特性・オススメセッティング
特性: スバルが伝統のAWDを捨て、トヨタと共に「誰もが楽しめるFRスポーツ」を追求した意欲作。水平対向エンジンによる「超低重心」と、FRレイアウトを組み合わせた、唯一無二のハンドリングマシン。 パワーこそ控えめだが、その軽さとバランスの良さがもたらすコーナリングは、まるで自分の手足のようにヒラリと舞う。この後期型GTは、ブレンボ製ブレーキとザックス製ダンパーを標準装備し、ノーマル状態でも極めて高いポテンシャルを誇る。エンジンを高回転まで回し、クルマと一体になる「人馬一体」の感覚を味わうためのクルマ。
オススメセッティング:
- ライトチューン向け (Lv.3程度)
- 方向性: 弱点であるトルク不足を補い、ハンドリングに磨きをかける。
- 吸排気&ECU: エキマニを交換し、ECUを書き換えることで、悪名高い「トルクの谷(中回転域のトルク落ち込み)」を改善し、よりスムーズな加速が可能になる。
- タイヤ: ノーマルは意図的に滑りやすいタイヤを履いているため、ハイグリップタイヤに交換するだけで、コーナリング性能が劇的に向上する。
- ファイナルギア: ファイナルギアをローギアード化することで、加速性能を向上させ、パワー不足を補うことができる。
- フルチューン向け (Lv.MAX)
- 方向性: 優れたシャシーに、見合うだけのパワーを与える。
- パワーユニット: パワーユニットを最大まで強化し、ターボやスーパーチャージャーを装着するのが王道。350psあたりを狙えば、シャシー性能とのバランスが取れた、極上のFRマシンが完成する。
- 軽量化: 徹底的な軽量化で、ライトウェイトスポーツとしての美点をさらに伸ばす。
- ボディ剛性: ロールケージを装着し、強大なパワーを受け止めるボディを作る。
■【評価と立ち位置】
- 国内での評判:『現代のハチロク』 トヨタ・86の兄弟車として、手頃な価格でFRスポーツを楽しめることから、若者を中心に大ヒット。その素直な操縦性とチューニングのしやすさから、サーキット、ジムカーナ、ドリフトといった、あらゆるモータースポーツシーンで愛されている。「現代のハチロク(AE86)」と呼ぶにふさわしい、新世代のFRアイコン。
- 国外での評判:『ドライバーズカー・オブ・ザ・イヤー』 「Toyota 86」「Scion FR-S」と共に、世界中のメディアやジャーナリストから絶賛された。特に、そのハンドリング性能と、クルマを操る根源的な楽しさは高く評価され、数々の「ドライバーズカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。世界中のクルマ好きが待ち望んだ、理想のスポーツカーの一台。
- ゲーム内での評価:『コーナリングの教科書』 マツダ・ロードスターと双璧をなす、コーナリング性能に特化したマシン。絶対的なパワーはないため、湾岸線では苦戦を強いられる。しかし、C1のようなテクニカルコースでは、その低い重心とバランスの良さを活かし、格上のマシンを追い回すことができる。速く走らせるには、とにかくコーナリングスピードを落とさない技術が求められる、最高の「練習機」。
■ 辛口コラム:「パワーが足りない」は、最高の褒め言葉だ
BRZがデビューして以来、世界中の誰もが口を揃えてこう言った。「素晴らしいクルマだ。ただ、もう少しパワーがあれば…」。 だが、本当にそうだろうか。 このクルマの本質は、有り余るパワーで直線を駆け抜けることではない。限られたパワーを、己のテクニックで最大限に引き出し、コーナーを完璧なラインで駆け抜けることにある。 足りないパワーを、ドライバーの腕で補う。その挑戦的なプロセスこそが、このクルマがもたらす最高のエンターテインメントなのだ。 「パワーが足りない」という不満は、裏を返せば「シャシーがパワーに勝っている」という、スポーツカーにとって最高の褒め言葉なのである。