ライバルチーム

Neo Limited解説|看板は強いが相手が迷走中。少し空回りする湾岸FR軍団

概要

  • 出現エリア:湾岸線 東行き
  • チーム台数:7台
  • 代表車種:トヨタ スープラ (JZA80), マツダ RX-7 (FD3S), 日産 フェアレディZ (Z34)

チーム紹介

かつて<UNLIMITED>に所属していた「レモンフレーバー」こと加藤睦男が、ライバルに敗れた屈辱をバネに立ち上げた新世代チーム。その名の通り、<UNLIMITED>の思想を継承しつつも、メンバーの愛車をFR(後輪駆動)マシンに限定するという独自のこだわりを持つ。スープラ、RX-7、フェアレディZといったFRスポーツの名車を駆り、湾岸線に新たな時代の到来を告げる。


メンバー一覧

レモンフレーバー(加藤 睦男)チームリーダー

  • 車種:SUPRA RZ (JZA80) '97 (駆動方式:FR / エンジン:I6)
  • スペック:3,298cc / 417ps (5,600rpm) / 71kgm (3,600rpm)
  • 職業:スポーツメーカー勤務
  • プロフィール: 当時実力最強を誇った<UNLIMITED>を脱退し、対抗してチームを立ち上げた。ライバルと肩を並べるべく努力した結果、走りのレベルは高く、車体の大きなマシンを足回りの強化と軽量化により軽快に操る。

軽量エレキテル(加地 芳晃)

  • 車種:SUPRA RZ (JZA80) '97 (駆動方式:FR / エンジン:I6)
  • スペック:3,148cc / 395ps (5,600rpm) / 67kgm (3,600rpm)
  • 職業:玩具メーカー勤務
  • プロフィール: 大学卒業後、趣味の発明で培った器用さを強みに玩具メーカーに就職した。クルマを走らせることが何よりも好きで、自らパーツを作り、自らチューンを施してパワーを最大限に引き出し、徹底的に走る。

男・野田島(野田島 航太郎)

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 374ps (6,800rpm) / 43kgm (4,000rpm)
  • 職業:菓子屋
  • プロフィール: 根っからのクルマ好きで首都高でガンガン走っている。チューニングショップでは「とりあえずパワーで」の一点張り。行きつけの店員からは「飲みにでも行こう」とツッコミを入れられる。しかしハイパワーマシンを気合で乗りこなす走りは迫力があり剛健。

ポエマー日立(日立 丈弥)

  • 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
  • スペック:1,308cc / 374ps (6,800rpm) / 43kgm (4,000rpm)
  • 職業:詩人
  • プロフィール: バトル中に浮かぶポエムを詩集にしている。内容は一般人には理解しがたいが、走り屋たちからは支持を集めている。最近は電子書籍に目を付け、よりリッチな表現へのリーチに成功しているようだ。

波乱の木曜日(南 譲一)

  • 車種:FAIRLADY Z Version ST (Z34) '14 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
  • スペック:4,085cc / 475ps (6,800rpm) / 54kgm (5,200rpm)
  • 職業:スポーツメーカー勤務
  • プロフィール: 一緒に走ると必ず何かが起こるため、その通り名が付けられた。基本的に忠実な走りとチューニングだが、なぜか木曜日に限ってラフな走りを見せる。どうやら毎週の進捗会議に原因があるという噂。

バーティドレス(元川 美樹)

  • 車種:FAIRLADY Z Version ST (Z34) '14 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
  • スペック:3,800cc / 449ps (6,800rpm) / 51kgm (5,200rpm)
  • 職業:スポーツ用品店店員
  • プロフィール: ハデハデなエアロパーツを好むことで有名であり、通りの名の由来にもなっている。以前のマシンはほとんど全てのエアロパーツを自作しており、それを披露するために走っていたという。しかし、つい最近高速道路に乗り換えたばかりでエアロ製作に熱中。

ポン吉(本田 正吉)

  • 車種:FAIRLADY Z Version ST (Z34) '14 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
  • スペック:3,800cc / 441ps (6,800rpm) / 50kgm (5,200rpm)
  • 職業:漫画家
  • プロフィール: 自称事情通のことなら何でも知っている情報通。実際は走るよりもPAでの情報交換に時間を費やしており、非常に顔が広い。以前は腕前がいまひとつだったが、何年も通い続けた経験から徐々にレベルアップ。

①チームの特徴

Neo Limitedは湾岸線東行きに現れる7台編成。代表車種はJZA80スープラ、FD3S RX-7、Z34フェアレディZ。いずれもFRスポーツで、最高速と後輪駆動の扱いにこだわるチームだ。GT-Rやランエボのような4WDで安定を取りにいかない。踏む。流れる。ねじ伏せる。その方向で揃えている。

そこは潔い。だが同時に、少し青い。
UNLIMITEDへの対抗を旗印にしながら、車種はあえてFRに限定。理屈としては面白いが、湾岸で最高速をやるなら、普通はもっと安定を欲しがる。そこを捨ててFRに張るあたり、技術への自信というより、若さゆえの意地も見える。格好いいが、少し面倒くさい。ラーメン屋で「うちは水にもこだわってます」と言いながら、肝心のスープで勝負する前から語りすぎるタイプだ。

②過去作での活躍

Neo Limitedは『首都高バトル01』の時点で登場している。プロフィールでは、UNLIMITEDに対抗して作られた新興チームで、最高速バトル仕様のハイパワーマシンを揃え、20代の若さと運動神経を武器にベテランドライバーへ挑んでいた。ただし経験不足も指摘され、強豪揃いの湾岸線では苦戦していたとされる。若い、速い、だがまだ荒い。これが初期のNeo Limitedだ。

PSP版では、同じくUNLIMITEDへの対抗チームとして描かれ、新興ながら短期間でトップレベルに躍り出たとされる。さらに英語版資料では、Street Supremacy時代のNeo Limitedは「UNLIMITEDに対抗するためだけに作られたチーム」で、メンバーの多くが元UNLIMITED所属の20代だったと説明されている。つまりこのチームは、ただの若手軍団ではない。UNLIMITEDから派生し、UNLIMITEDに噛みつくために存在する、かなり因縁の濃いチームである。

2025年版では、湾岸の強豪と渡り合う実力はある一方、肝心のUNLIMITEDが他の新興チームに押され気味で、チーム全体に不完全燃焼感が漂っているとされる。これは辛い。ライバルを倒すために鍛えてきたのに、そのライバルが別の相手と揉めている。格闘技で言えば、タイトルマッチを待っていたら王者が別団体の若手に苦戦していたようなものだ。やる気が落ちるのも分からなくはない。

③現実世界に存在していそうか?

かなり、いる側だ。
大きな古参チームから離脱した若手が、反発と対抗心で新チームを作る。これは現実の車好き界隈でも十分ありえる。方向性の違い、世代の違い、車の好みの違い。そういう小さなズレが積もると、だいたい新チームが生まれる。そして新チームは、古巣を越えることに妙にこだわる。Neo Limitedはその典型だ。

車種構成も現実味がある。スープラ、RX-7、フェアレディZ。どれもFRスポーツとして分かりやすく、見栄えもいい。GT-Rのような“看板の重さ”ではなく、後輪駆動を操る自分たちの腕を見せたい連中が選びそうな並びだ。もちろん全員がきれいにFRへ揃うのは少し作り物っぽい。だが、元UNLIMITED組が「俺たちはあいつらと違う」と主張するための車種選びとしては、むしろよくできている。

④総評

Neo Limitedの長所は、存在理由がはっきりしていることだ。
UNLIMITEDに対抗する。湾岸で戦う。FRで勝つ。この3点が明確だから、チームの輪郭は強い。スープラ、RX-7、Zという車種も記事映えする。首都高チームとしての見栄えはかなりいい。

弱点は、その存在理由が相手依存すぎることだ。
UNLIMITEDが盤石なら燃える。だがUNLIMITEDが迷走すると、Neo Limitedまで空気が抜ける。これはかなり皮肉だ。反逆者は、倒すべき王がいて初めて輝く。王が勝手に弱ると、反逆者までただの待ちぼうけになる。

Neo Limitedは、UNLIMITEDの後継者ではない。UNLIMITEDを越えるために生まれた、若くて速くて、少し空回りしている湾岸FRチームである。

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