ライバルチーム

DANJI考察|大柄なだけでは終わらない、九州男児たちの首都高流儀

概要

  • 出現エリア:新環状 右周り
  • チーム台数:8台
  • 代表車種:日産 スカイラインGT-R (R34, R32), スバル インプレッサ WRX STI, 三菱 ランサーエボリューションV

チーム紹介

「荒ぶる薩摩隼人」こと日向成司が率いる、九州・沖縄出身者で構成されたチーム。"DANJI"(男児)という名の通り、南国育ちの熱い魂を持ったメンバーが集う。リーダーの故郷・鹿児島をはじめ、福岡、長崎、熊本、大分、佐賀、沖縄と、各県のプライ-ドを背負って首都高を走る。4WDターボ勢が中心だが、FRのテクニシャンも在籍しており、多彩な個性と走りでライバルを迎え撃つ。


メンバー一覧

荒ぶる薩摩隼人(日向 成司)チームリーダー

  • 車種:SKYLINE GT-R V-spec II (BNR34) '00 (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
  • スペック:2,568cc / 280ps (6,800rpm) / 40kgm (4,400rpm)
  • 職業:CADオペレーター
  • プロフィール: 4年前に屈辱を味わい、故郷・鹿児島で自分を見つめ直した過去を持つ。パワー一辺倒ではない最高速を目指し、あえてアンバランスなセッティングを施したR34を駆る。大型マシンながらコーナーをグイグイと攻め立てる走りは圧巻。

限界玄界灘(等々力 航)

  • 車種:SKYLINE GT-R V-spec II (BNR32) '94 (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
  • スペック:2,568cc / 283ps (6,800rpm) / 36kgm (4,400rpm)
  • 職業:土木作業員
  • プロフィール: 福岡県出身。「玄界灘」を名乗り、小倉弁で話す。他人に馬鹿にされることを極端に嫌い、コンプレックスを抱えている。走りは豪快そのもので、オーバースピードでコーナーに飛び込み、慣性ドリフトでコントロールする荒々しいスタイル。

知られざるサーガ(其輪 次郎)

  • 車種:CHASER TOURER V (JZX100) '98 (駆動方式:FR / エンジン:I6)
  • スペック:2,491cc / 280ps (6,200rpm) / 39kgm (2,400rpm)
  • 職業:弁論準備係員
  • プロフィール: 佐賀県出身。かつては自分の殻に閉じこもる無口な男だったが、ある出来事をきっかけに更生。現在は愛車のJZX100に乗り換え、同じ九州で製造されたマシンに強いシンパシーを感じている。

ハヤテの木葉猿(長田 知知)

  • 車種:IMPREZA WRX STi spec C (GDB) '05 (駆動方式:4WD / エンジン:F4)
  • スペック:1,994cc / 280ps (6,400rpm) / 43kgm (4,400rpm)
  • 職業:薬剤師
  • プロフィール: 熊本県出身の薬剤師。愛車を「お嬢さん」と呼び、こまめな手入れを欠かさない。俊敏なフットワークを信条とし、軽量化とサスペンションブッシュ強化に拘る。単独走行でのタイムアタックを得意とする。

スチーム地獄巡り(加山 陸)

  • 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
  • スペック:1,998cc / 250ps (6,400rpm) / 28kgm (4,800rpm)
  • 職業:アウトドアインストラクター
  • プロフィール: 大分県出身で、実家は温泉宿の次男坊。バトルになると故郷の温泉のように熱くなりやすく、狭いところを突っ込む強引な走りが目立つ。最近気になる女性ドライバーがおり、少なからず意識している。

出島トライアル(井上 浩二)

  • 車種:IMPREZA WRX STi spec C (GDB) '05 (駆動方式:4WD / エンジン:F4)
  • スペック:1,994cc / 280ps (6,400rpm) / 43kgm (4,400rpm)
  • 職業:不動産鑑定士
  • プロフィール: 長崎県出身。4年前に東京で出会った女性を射止めるため、「東京の低級なギャルをゲットする」という不純な動機でチームに参加。当時は初心者だったが、地道に貯金してパーツを買い揃え、着実に腕を上げている。

猛々しいシロクマ(吉川 篤)

  • 車種:IMPREZA WRX STi (GDB) '00 (駆動方式:4WD / エンジン:F4)
  • スペック:1,994cc / 280ps (6,400rpm) / 39kgm (4,000rpm)
  • 職業:漁業
  • プロフィール: 鹿児島県出身。引退した元メンバーの弟で、兄の代わりとしてチームに加入した。血気盛んで、遠い間合いからでも強引に勝負を仕掛けてくる荒々しい走り方が特徴。かつては無鉄砲だったが、今は一期一会を心に刻む熱いタイプ。

疾風のアグー(漢那 義男)

  • 車種:LANCER GSR EVOLUTION V (CP9A) '98 (駆動方式:4WD / エンジン:I4)
  • スペック:1,997cc / 280ps (6,500rpm) / 38kgm (3,000rpm)
  • 職業:物産店店員
  • プロフィール: 沖縄県出身。訛りが強く、何を話しているか聞き取りづらい。地元の有名走り屋を加入させる際、反対するメンバー全員とバトルして腕を証明し、認めさせた実力者。回転数を合わせた巧みなシフトチェンジを得意とするテクニシャン。

①チームの特徴

まず目に入るのは、体格も車格も大きいことだ。公開プロフィールでは、DANJIは九州出身の“筋骨隆々の男たち”で構成されたチームとされ、見た目の迫力で恐れられがちだという。だが中身はむしろ逆で、荒くれ者ではなく気のいい強面集団として描かれている。首都高でこういう裏切り方をするチームは案外少ない。怖そうに見えて、実際は妙に人がいい。そこがDANJIの味だ。

車種の顔ぶれも、その武骨さに素直である。現行データではBNR34、BNR32、インプレッサ、ランサーCP9A、さらにチェイサーやS15まで混じるが、軸はやはり大柄で力のあるマシンだ。最上位の「荒ぶる薩摩隼人」はBNR34でスピード指標340.73、「限界玄界灘」はBNR32で316.55。細かく切るより、押しと迫力で前へ出る顔ぶれで固めている。華やかな編成ではない。だが、男くさい首都高には妙に似合う。

②過去作での活躍

DANJIは新顔ではない。少なくとも『Import Tuner Challenge』の時点で存在が確認でき、当時から“九州出身の大男たちが大柄なスポーツカーを駆るチーム”として紹介されていた。しかも設定は今とほとんど変わらない。見た目は怖いが実は全員気のいい男たちで、首都高最速を狙いながら、内心では“東京のイケてる彼女”まで欲しがっている。この少し抜けた欲望まで含めて、DANJIというチームは昔から完成していた。

2025年版では、その延長線上に“二度目の遠征”という要素が加わった。公開プロフィールでは、4年前に首都高へ上がってきた九州男児たちが、新メンバーを加えて再び遠征してきた形になっている。つまり今のDANJIは、初見の地方組ではない。一度東京の空気を吸い、そこで何を持ち帰るかを知ったうえで、もう一度乗り込んできた集団だ。昔は勢いで東京へ来た。今は少しだけ経験を背負って戻ってきた。そこが違う。

③現実世界に存在していそうか?

かなり、いる側だと思う。まず人間関係が自然だ。九州や沖縄出身者が首都圏でつるみ、同郷意識でまとまる。そこにクルマ好きが重なれば、ひとつの集団になるのは珍しくない。しかもDANJIは、単なる地方出身グループではなく、“九州男児の気概”を看板にしている。こういう自意識の持ち方も、現実の趣味集団として十分ありえる。

車種構成も悪くない。GT-R、インプレッサ、ランエボに加え、チェイサーやS15まで混じる。全部が完璧に揃っているわけではないが、“強そうなクルマ”へ自然に寄っていった結果として見るとかなり本物っぽい。現実の仲間内は、漫画みたいに綺麗なワンメイクにはならない。その半端なズレまで含めて、DANJIは妙に生々しい。

④総評

DANJIの長所は、キャラが濁っていないことだ。九州男児で、大柄で、強そうで、だが根は優しい。そこへGT-Rと4WDターボ主体の編成が乗るのだから、印象がぶれない。こういうチームは強い。見た瞬間に何者か分かるからだ。

弱点を挙げるなら、少し分かりやすすぎることだろう。武骨さも、地方色も、クルマ選びも、全部が真っすぐすぎる。ひねりは薄い。だが、それでいい。DANJIは洗練で勝つチームではない。九州男児の気迫を、そのまま首都高に持ち込んだ武骨な遠征軍である。

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