
■ 基本スペック (ノーマル時)
項目 | スペック |
メーカー | 日産 |
駆動方式 | FR |
エンジン | VR30DDTT V型6気筒 ツインターボ |
総排気量 | 2,997cc |
最高出力 | 405ps / 6,400rpm |
最大トルク | 48.4kgf・m / 1,600-5,600rpm |
全長×全幅×全高 | 4,380×1,845×1,315mm |
車両重量 | 1,590kg |
トランスミッション | 9速AT / 6速MT |
注:ゲーム内では9速と表示されており、オートマチック仕様の可能性があります。 |
■ ゲーム内での特性・オススメセッティング
特性: Z32以来となる、ツインターボエンジンを搭載して復活した7代目Z。その心臓部には、スカイライン400Rと同じ3.0L V6ツインターボ「VR30DDTT」を搭載。405psという強大なパワーと、低回転から発生する豊かなトルクで、豪快な加速を味わえる。 シャシーはZ34をベースに大幅に改良されたもの。挙動はZ34よりもマイルドで、安定志向のGTカー的な性格が強い。そのパワフルなエンジンと安定性から、湾岸線などの高速ステージで絶大な強さを誇る、新世代のJDMマッスルカー。
オススメセッティング:
- ライトチューン向け (Lv.3程度)
- 方向性: 眠っているスポーツ性能を目覚めさせ、GTカーからスポーツカーへ。
- 足回り: ノーマルはGTカーらしく乗り心地が良いため、まずはスポーツサスペンションで引き締めたい。ロールが減り、ハンドリングがシャープになる。
- タイヤ・ブレーキ: 400psを超えるパワーと1.6トン近い車重を受け止めるため、タイヤとブレーキの強化は必須。
- LSD: Version STは機械式LSDを装備するが、よりアグレッシブなセッティングに変更することで、ドリフト時のコントロール性が向上する。
- フルチューン向け (Lv.MAX)
- 方向性: JDMの伝統を受け継ぐ、最新最強のFRチューンドへ。
- パワーユニット: パワーユニットを最大まで強化。VR30DDTTは非常にチューニング耐性が高く、600psオーバーも容易に達成可能。
- 軽量化: 徹底的な軽量化で、ベースシャシーのネガを消す。1.4トン台まで軽量化できれば、運動性能は飛躍的に向上する。
- 空力: GTウィングを装着し、高速域での安定性とトラクションを確保する。
■【評価と立ち位置】
- 国内での評判:『伝統と革新の融合』 初代S30ZやZ32を彷彿とさせる、歴代Zへのオマージュに満ちたデザインが、往年のファンから若者まで幅広い層に絶賛されている。ターボによるパワフルな走りと、現代的な乗りやすさを両立しており、「Zの正統進化」として市場に受け入れられている。
- 国外での評判:『アナログ感あふれる、最後の贈り物』 「Nissan Z」として、海外でも非常に高い評価を得ている。ライバル達がハイブリッド化や高価格化に進む中、比較的リーズナブルな価格で、パワフルなFRターボ車(しかもMTが選べる)を提供したことが「奇跡」とまで言われた。古き良きスポーツカーの味わいを残した、現代における貴重な一台として愛されている。
- ゲーム内での評価:『新時代の湾岸キング』 その有り余るパワーとトルクは、まさに湾岸線を制圧するためにある。フルチューンすれば、GT-Rやスープラと最高速バトルを繰り広げられる、トップクラスのポテンシャルを持つ。Z34よりも安定性が増しているため、初心者でも扱いやすい。一方で、シャシーの限界はZ34よりも低く感じられる場面もあり、セッティングの腕が問われる。
■ 辛口コラム:未来のデザインと、過去の骨格
新型Zは、美しい。初代S30Zから受け継いだロングノーズ・ショートデッキのシルエット。Z32を思わせるリアコンビランプ。その全身で、50年以上にわたるZの歴史を雄弁に物語っている。 心臓も、400psを発生する最新のツインターボへと刷新された。 だが、その美しい皮膚と、力強い心臓の下には、見慣れた骨格が隠されている。基本骨格は、先代Z34からのキャリーオーバーなのだ。 それは、コストを抑え、この時代に純粋なスポーツカーを届けるための、賢明な判断だったのかもしれない。だが、その走りの端々で、時折「過去」の感触が顔を出す。 新型Zは、未来の服をまとい、過去の靴を履いている。そのアンバランスさこそが、このクルマの個性であり、愛すべき魅力なのかもしれない。