
■ 基本スペック (ノーマル時)
項目 | スペック |
メーカー | 日産 |
駆動方式 | FR |
エンジン | VQ37VHR V型6気筒 NA |
総排気量 | 3,696cc |
最高出力 | 336ps / 7,000rpm |
最大トルク | 37.2kgf・m / 5,200rpm |
全長×全幅×全高 | 4,260×1,845×1,315mm |
車両重量 | 1,540kg |
トランスミッション | 7速AT / 6速MT |
注:ゲーム内では7速と表示されており、オートマチック仕様の可能性があります。 |
■ ゲーム内での特性・オススメセッティング
特性: Z33のコンセプトを継承し、ホイールベースを短縮、トレッドを拡大することで運動性能をさらに高めた6代目Z。エンジンは3.7Lの「VQ37VHR」へと進化。高回転域までストレスなく吹け上がり、NAながら336psを発生する。 Z33よりも俊敏なハンドリングを手に入れたが、車重は依然として重く、軽快さよりも、パワーと安定性でコーナーを駆け抜けていくキャラクター。トルクフルなエンジンはドリフトの維持も容易で、グリップからドリフトまで幅広くこなせる、懐の深いFRスポーツ。
オススメセッティング:
- ライトチューン向け (Lv.3程度)
- 方向性: アスリートのような肉体を、さらに引き締める。
- 吸排気系: VQエンジンはマフラー交換によるサウンドの変化が大きい。自分好みのサウンドを見つけるのも楽しみの一つ。
- 足回り: 車高調を導入し、ロール剛性を高める。アライメント調整で、よりクイックなハンドリングを手に入れる。
- タイヤ・ブレーキ: 19インチの大径ホイールを履きこなすためにも、タイヤとブレーキの強化は必須。
- フルチューン向け (Lv.MAX)
- 方向性: どんなステージでも戦える、オールラウンドなFRモンスターへ。
- パワーユニット: パワーユニットを最大まで強化し、ツインターボ化。700psオーバーのパワーを手に入れれば、湾岸線でもGT-Rやスープラと渡り合える。
- 軽量化: 徹底的な軽量化で1.4トン切りを目指す。重厚感が薄れ、よりピュアなスポーツカーの動きになる。
- ボディ剛性: ロールケージでボディを固め、強大なパワーを受け止める。
■【評価と立ち位置】
- 国内での評判:『熟成された、最後の大排気量NA』 Z33の成功を受け、その走りをさらに熟成させたモデルとして高く評価されている。特に、MT車に搭載された、シフトダウン時に自動でエンジン回転を合わせる「シンクロレブコントロール」は画期的だった。国産車から大排気量NAエンジンが消えていく中で、その伝統を守り続けた最後のZとして、ファンから愛されている。
- 国外での評判:『オールドスクールな日本のマッスルカー』 「370Z」として、海外でも非常に高い人気を誇る。ライバル達がターボ化や電動化に進む中で、大排気量NAと油圧パワーステアリングにこだわり続けたその乗り味は、「アナログ」「オールドスクール」と評され、ダイレクトな操縦感覚を愛するピュアリスト達から熱烈に支持された。
- ゲーム内での評価:『万能の肉体派』 Z33の正統進化版として、あらゆる面で性能が向上している。豊富なトルクとパワー、そして安定したシャシーにより、C1から湾岸線まで、どんなステージでも高いレベルで戦える万能選手。特にドリフトにおいては、そのコントロール性の高さからトップクラスの実力を持つ。パワフルなFRを求めるプレイヤーにとって、最高の選択肢の一つ。
■ 辛口コラム:不器用なくらい、正直なヤツ。
Z34のステアリングは、重い。エンジン音は、少しガサツに聞こえる。乗り心地も、決して快適ではない。 ライバルたちが、洗練されたダウンサイジングターボや、滑らかなデュアルクラッチを誇る中で、Z34は、まるで時代に逆行するかのように、不器用で、アナログな感触を頑なに守り続けた。 だが、その不器用さこそ、このクルマが持つ最大の美点なのだ。路面の凹凸、タイヤのグリップ限界、エンジンの鼓動。その全てが、ごまかしなく、ダイレクトに乗り手に伝わってくる。 Z34は、嘘がつけない正直なヤツだ。そして、我々走り屋は、いつだってそういう正直なヤツを、一番の相棒に選びたくなるものなのである。