ライバルチーム

Juicy Heaven考察|色気だけでは終わらない、喪失を抱えた美女たちの首都高バトル

概要

・出現エリア:C1 外回り/新環状 右回り
・チーム台数:4台(RX-8 ×2、Z33 ×2)
・代表車種:Mazda RX-8 Type S(SE3P)、Nissan Fairlady Z Version ST(Z33)


メンバー一覧

● 誘惑のアメジスト(毛利 愛奈)【チームリーダー】
・車種:Fairlady Z Version ST(Z33)’05
・職業:カウンセラー
・プロフィール:
 アメリカで心理学を学び、帰国後は表参道のカウンセリング事務所で活躍。芸能人や著名人のクライアントを多く抱える実力者で、冷静な分析力と包容力を併せ持つ。走りでは理性的で安定感があり、チーム全体の精神的支柱となる存在。
・車両スペック:排気量 3,672cc/最高出力 302ps(6,400rpm)/最大トルク 38kgm(4,800rpm)


● 美しきムーンストーン(毛利 佐智子)
・車種:RX-8 Type S(SE3P)’03
・職業:エステティシャン
・プロフィール:
 ドイツ人とのハーフで、落ち着いた物腰と美しい走行ラインが特徴。贈られた愛車を今も丁寧に乗り続けており、その走りは繊細かつ正確。彼女にとってRX-8は思い出と誇りの象徴であり、夜のC1でその光を放つ。
・車両スペック:排気量 1,308cc/最高出力 314ps(8,400rpm)/最大トルク 27kgm(6,400rpm)


● 情熱のトパーズ(西川 未来)
・車種:RX-8 Type S(SE3P)’03
・職業:フロアレディー
・プロフィール:
 明るく華やかな性格で、走りでもその勢いを隠さない。クラブ業界ではカリスマ的存在で、情熱的なアタックと強気なライン取りが持ち味。ライバルを挑発するような大胆な走りで観客を魅了する。
・車両スペック:排気量 1,308cc/最高出力 314ps(8,400rpm)/最大トルク 27kgm(6,400rpm)


● 妖艶なアクアマリン(武藤 康子)
・車種:Fairlady Z Version ST(Z33)’05
・職業:バスガイド
・プロフィール:
 元バスガイドという異色の経歴を持ち、長距離運転で鍛えた安定感ある走りが特徴。後輩たちに礼儀を教える世話焼きな一面もあり、他チームとの交流にも積極的。C1ではリーダーを支える守護者的存在。
・車両スペック:排気量 3,498cc/最高出力 298ps(6,400rpm)/最大トルク 37kgm(4,800rpm)


①チームの特徴

このチームの肝は、見た目の派手さではなく配役のうまさにある。4台編成で、RX-8が2台、Z33が2台。高回転で軽やかに切り込むロータリー勢と、厚みのあるトルクで押すZ勢を半々に置いた構成は、雑に見えてかなり理にかなっている。しかも現行プロフィールでは、彼女たちは単なる美女軍団ではなく、それぞれが何かを失った悲しみを背負い、その喪失感がかえって強さと美しさを際立たせている存在として描かれている。艶っぽい。だが甘くはない。そこがJuicy Heavenの輪郭だ。

②過去作での活躍

Juicy Heavenは今作で突然生えたチームではない。少なくとも『首都高バトルX』とその海外版『Import Tuner Challenge』の時点で存在しており、当時から“セクシーさでも有名な女性オンリーチーム”として知られていた。一方で評価の中心は見た目だけではなく、近寄ってくる男たちを高性能マシンで置き去りにする走りのセンスにもあった。今作ではその路線をそのまま引き継ぎつつ、MIDNIGHT ROSEとその系譜にある《CUPID ARROWS》を明確なライバルとして意識する、より攻撃的な立ち位置へ寄っている。昔は目立つ女たちだった。今は勝ちに行く女たちである。

③現実世界に存在していそうか?

かなり“いる側”だと思う。夜の仕事、美容や接客の仕事、そこで磨かれた見せ方、そして車好きという趣味が交差して、小さな女性グループができること自体はまったく不自然ではない。メンバー個別の設定を見ても、カウンセラー、エステティシャン、フロアレディー、バスガイドと、現実の夜や対人の世界で生きている人物像で揃っている。しかも失恋や死別、家庭の崩壊といった喪失が走る理由に結びついており、作り物めいた派手さのわりに、感情の根は妙に生々しい。もちろん、ここまで綺麗に4人が並ぶのはゲームらしい演出だ。だが、核にある人間臭さはかなり本物に近い。

④総評

Juicy Heavenの長所は、華やかさと速さがきちんと両立していることだ。Z33とRX-8という組み合わせにも無理がなく、チームの見せ方に迷いがない。弱点を挙げるなら、少し出来すぎている点だろう。艶、悲しみ、美貌、実力まで揃うと、さすがに絵になりすぎる。だが、それでも記憶に残る。結局のところJuicy Heavenは、首都高の花ではなく、傷を隠したまま走る艶系実力派チームである。

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