概要
- 出現エリア:新環状 右周り, 箱崎PA
- チーム台数:7台
- 代表車種:ホンダ シビック TYPE R (FL5), スバル レヴォーグ, マツダ RX-7 (FD3S), 日産 180SX
チーム紹介
元リーダーからチームを引き継いだ「MJ6feet6」こと馬場博史が率いる、個性派集団。スポーツジム経営者、パン屋、自動車整備士、産廃処理業者など、メンバーの職業は多岐にわたる。FF、FR、4WDと駆動方式も様々で、各々が独自の哲学とスタイルで首都高を走る。まさに東京というジャングルを生き抜く、多種多様な獣たちの集まりと言えるだろう。
メンバー一覧

● MJ6feet6(馬場 博史)チームリーダー
- 車種:CIVIC TYPE R (FL5) '22 (駆動方式:FF / エンジン:I4)
- スペック:2,094cc / 380ps (6,400rpm) / 49kgm (4,000rpm)
- 職業:スポーツジム経営
- プロフィール: 引退した「イガ」からリーダーを引き継いだ。かつては「北関東最強のドリフター」と言われたが、現在はFFドリフトにこだわり、先行逃げ切りで決着をつけるバトルを得意とする。2m近い身長に合わせ、シート周りはオーダーメイド。

● イガ(井ノ原 寿)
- 車種:LEVORG 2.0GT-S EyeSight (VMG) '15 (駆動方式:4WD / エンジン:F4)
- スペック:2,097cc / 359ps (5,600rpm) / 49kgm (4,800rpm)
- 職業:自動車整備士
- プロフィール: 結婚して子供が生まれたことで一度は引退したが、現リーダーに説得され復帰。マシンは子供の成長に合わせてワゴンタイプに乗り換え、バトルと家庭サービスを両立している。走りはドリフトを封印し、完璧なグリップ仕様。

● 漆黒の熱い風(本多 恭司)
- 車種:INTEGRA TYPE R (DC5) '04 (駆動方式:FF / エンジン:I4)
- スペック:2,097cc / 274ps (8,000rpm) / 26kgm (6,800rpm)
- 職業:パン屋経営
- プロフィール: 毎日300km以上を走り込み、前のマシンを限界まで乗り潰した努力家。A.S.F.のリーダーに心酔しており、チューニングを任せている。軽量化と剛性強化に注力したマシンは完成度が高く、彼の勝率を劇的に向上させている。

● 白狐(流川 利樹)
- 車種:180SX TYPE X w/SUPER HICAS (KRPS13) '96 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:2,197cc / 351ps (6,000rpm) / 51kgm (4,000rpm)
- 職業:産廃処理業
- プロフィール: 実家の産廃処理業を拠点とし、事実上の天涯孤独となっている。エンターテイナー気質で、グリップ走行でどこまで華のある走りができるのか常に模索している。金がかかることは好まず、現状の手持ちで何ができるかを考えている。

● ソルティドッグ(水島 勝秋)
- 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
- スペック:1,308cc / 326ps (6,800rpm) / 36kgm (6,800rpm)
- 職業:スポーツインストラクター
- プロフィール: 「白狐」がその高い実力に惚れ込み、説得してチームに引き入れた。2人の絆は非常に強い。プライベートでもスポーツインストラクターとして活動しており、チームメンバー全員を自身のジムに通わせ、フィジカルケアまで行っている。

● スライドフリーク(東 達朗)
- 車種:RX-7 Type RZ (FD3S) '00 (駆動方式:FR / エンジン:RE)
- スペック:1,308cc / 292ps (6,800rpm) / 33kgm (5,200rpm)
- 職業:パソコンショップ勤務
- プロフィール: 東京本社への転勤をきっかけに走り始めた。パワー、ブレーキ、アクセルとあらゆるドリフトを極めているが、元リーダーの「イガ」に「グリップ走行が基本」と諭され、現在は「グリップを一層意識したドリフト」を模索中。

● 走るブルーウェイヴ(高江 幸次)
- 車種:FAIRLADY Z Version ST (Z34) '14 (駆動方式:FR / エンジン:V6)
- スペック:3,696cc / 337ps (6,800rpm) / 37kgm (5,200rpm)
- 職業:ペットショップ経営
- プロフィール: 長年の恋人を若い男に奪われたショックから走り屋に転身。クルマへの理解を深められず、そのコンプレックスをバネに奮起した。恋敵が「スライドフリーク」と知り、ライバル心を燃やしている。現在は軽量化を中心にマシンを強化中。
①チームの特徴
新環状右回りと箱崎PAに現れる7台編成。看板車はシビック TYPE R(FL5)、レヴォーグ、RX-7(FD3S)、180SX。
この並びだけで、このチームの性格は見えてくる。FF、FR、4WDに統一感はない。職業も、スポーツジム経営者、パン屋、自動車整備士、産廃処理業者と揃わない。だが、だからこそTOKIO JUNGLEらしい。東京の車好きが、それぞれの生活と流儀を持ち寄った結果がこの形なのだ。
しかも、ただ雑多なだけではない。歴代プロフィールでは「車種はまとまりがないが、首都高を走るのが何より好きな者たち」とされ、作品によっては直線の速さが高く、隙が少ないチームとしても描かれてきた。バラバラに見えて、路上では妙にまとまる。そこがこのチームの強みである。
②過去作での活躍
TOKIO JUNGLEはかなり古い。少なくとも初代『首都高バトル』、『2』、『0』、『3』、そして『Import Tuner Challenge』まで続いて確認できる常連組だ。初期のプロフィールでは「東京在住の車好きが集まって結成されたチーム」で、車種はバラバラでも首都高好きという一点でまとまっていた。『3』では高性能4WDから峠向けFRまで混ざる多彩な構成になりつつ、なぜか“ドリフト禁止”という妙なルールまで抱えていた。さらに『Import Tuner Challenge』では、もともと長続きするはずのなかった集まりが、結成から5年たってもなお創設メンバー7人のまま続いているとされる。要するにこのチームは、最初から完成された名門ではない。雑然と始まり、雑然としたまま、なぜか消えずに残ってきたチームだ。
③現実世界に存在していそうか?
かなり、いる側だと思う。
東京の車好きが集まり、職業も駆動方式もバラバラのまま、それでも同じ首都高に通う。これは実に現実的だ。チームカラーを無理に揃えるより、生活の匂いが残ったまま夜だけ同じ場所に現れる集団のほうが、本物っぽい。
しかもTOKIO JUNGLEは、昔から“東京在住の車好きが集まったチーム”として描かれてきた。長く続く名門でもなければ、思想で統制された組織でもない。都市に住む人間が、たまたま同じ道路を好きになってつながっただけ。その緩さがむしろリアルだ。
④総評
TOKIO JUNGLEの長所は、型にはまらないことだ。
車種も、職業も、走り方も揃わない。だが、その不揃いさがそのまま東京らしさになっている。きれいに整理されたチームでは出せない匂いがある。
弱点も同じだ。象徴になる一台も、分かりやすい美学も薄い。名門の重みや悪役の怖さで押すタイプではない。
それでも記憶には残る。TOKIO JUNGLEは完成された集団ではない。雑多な東京の車好きが、そのまま首都高で生き残った都市型チームである。
