CUSTOMIZED CAR

THUNDER ROADは“現実味のあるGR86/BRZ系ターボカスタム”だった

THUNDER ROAD

GR86/BRZを白い痛レーサーにして、2.6Lターボを積んだらこうなる

THUNDER ROAD。
名前はかなり速そうだ。雷鳴の道。実に強い。
ただ、見た目は白ベースに派手なグラフィック、デカいリアウイング、攻めたフロントバンパー。もう完全にイベント会場とサーキットの中間にいる車だ。

ベースは、見た目からしてGR86 RZ(ZN8)または同世代のスバルBRZ(ZD8)系と見ていい。
スペック表示もFR / F4 / ターボ / 2,625cc / 394ps / 44kgm / 1,150kg
つまり、GR86/BRZ系の軽量FRに、2.6L級の水平対向ターボを載せた仕様。

これはかなり面白い。
前のRETURN OF ZOROより少し控えめな数字だが、むしろこっちのほうが現実では扱いやすそうだ。


ベース車としてはかなり優秀

GR86/BRZは、チューニングベースとしてかなり良い。
理由は単純。軽い、FR、低い、素直、そして現代車としての剛性感がある。

この手の車は、いきなり大馬力にすると良さが消えることがある。
ノーマルの魅力は、アクセルを踏み切れること、車の姿勢を作りやすいこと、動きが分かりやすいこと。
そこへ400ps近いターボを入れると、もう“練習車”ではなくなる。

話し言葉で言うなら、
「運転を教えてくれる車」から「運転できるか試してくる車」になる。

このTHUNDER ROADはそのギリギリのラインにいる。
394psならかなり速い。
でも、まだ車として破綻しにくい。
そこがいい。


394psは実車でも可能

結論から言うと、実車でも可能
FA24系エンジンにターボを組めば、350〜400ps級は現実的に狙える。

ただし、ゲーム内の2,625ccまで再現するなら話は少し重くなる。
ノーマルFA24は2.4L。
2.6L化するなら、ボアアップやストローカー、鍛造内部まで含めたエンジン製作になる。

正直に言えば、394psだけなら2.6L化までは要らない。
ノーマル排気量のFA24ターボで十分狙える。
2.6L化は「数字の再現」や「低中速トルクの厚み」を求める人向けだ。

つまり実車で作るなら、まずはこう。

現実的仕様:FA24ノーマル排気量+ターボで360〜400ps
本気仕様:2.6L化+鍛造内部+ターボで400ps前後を余裕運用

この2択になる。


44kgmはちょうどいい。ここが偉い

この車、394psに対してトルクは44kgm。
これが良い。

47kgm、50kgmを超えてくると、FRのGR86/BRZではリアがかなり忙しくなる。
もちろんそれも楽しいが、街乗りやワインディングでは扱いづらくなる。

44kgmならかなり速いが、まだ人間側でコントロールしやすい。
これくらいがGR86/BRZには合っている。
大馬力マシンにしたいなら別だが、走って楽しいFRターボとしてはかなり美味しい数字だ。


外装は派手。でもRETURN OF ZOROよりまとまりはある

白ベースに赤・黄系のグラフィック。
巨大ウイング。
派手なフロントバンパー。
ボンネットにも大きめのイラスト系グラフィック。

正直、シンプルではない。
FDやGT-Rなら「貼りすぎだろ」と言いたくなるところだが、GR86/BRZ系は若い車なので、こういう派手さもまだ許せる。

ただし辛口で言えば、やっぱり少し喋りすぎ。
GR86/BRZは元のボディラインが綺麗だから、グラフィックで埋めすぎるともったいない。

実車でやるなら、
白ボディ、赤系アクセント、大型ウイング、グラフィックは少し控えめ
くらいが一番まとまる。

ゲーム内ならこれでいい。
現実でそのままやると、コンビニに入るたびに軽くイベントが始まる。


実車で作るなら必要なパーツ

ターボ化

394psを狙うなら、まずここ。

  • ターボキット
  • ターボマニホールド
  • タービン
  • ウエストゲート
  • フロントパイプ
  • 大容量インタークーラー
  • サクションパイプ
  • ブローオフバルブ
  • 現車合わせECU
  • ブーストコントローラー

タービンは大きすぎないほうがいい。
GR86/BRZはレスポンスが命。
ピークパワーだけ狙うと、低回転がだるくなって車の良さが死ぬ。

狙うなら、中速から立ち上がる400ps手前仕様
これが一番楽しい。


冷却系

ターボ化するなら必須。

  • 大容量ラジエーター
  • オイルクーラー
  • 大容量インタークーラー
  • 強化ラジエーターホース
  • ローテンプサーモ
  • 水温計
  • 油温計
  • 油圧計

この車は見た目が派手だからこそ、中身が雑だと一気にダサい。
ボンネットに絵を描く前に、まず油温を見ろ。
それがこの手の車の礼儀だ。


燃料系・ECU

400ps近いならここも必要。

  • 大容量燃料ポンプ
  • 大容量インジェクター
  • 燃圧レギュレーター
  • 燃料フィルター
  • 現車合わせECU
  • ノック対策
  • 排気温管理

FA24に過給機を付けるなら、ECUセッティングは本当に大事。
燃調、点火、ブースト、ノック。
ここを適当にすると、速い車ではなく壊れる準備が整った車になる。


2.6L化までやるなら

ゲーム内スペックに寄せるなら、ここまで必要。

  • 鍛造ピストン
  • 鍛造コンロッド
  • ストローカーキット
  • 強化メタル
  • 強化ヘッドガスケット
  • ヘッドスタッド
  • 強化バルブスプリング
  • カムシャフト
  • 強化オイルポンプ
  • エンジンバランス取り

ただし、実車ではまず2.4Lターボで十分。
2.6L化はかなり本気の領域。
394psのためだけにやるには少し贅沢だ。


駆動系

FRで394psなら、ここを固めないと話にならない。

  • 強化クラッチ
  • 強化フライホイール
  • LSD
  • 強化デフマウント
  • 強化ミッションマウント
  • ドライブシャフト点検
  • ミッションオイル管理
  • デフオイル管理

特にLSDは重要。
パワーだけ上げても、路面に伝わらなければただのタイヤいじめ。
この車は軽いぶん、トラクション作りがかなり大事になる。


足回りとブレーキ

  • 車高調
  • ピロアッパー
  • 調整式アーム
  • 強化ブッシュ
  • スタビライザー
  • ハイグリップタイヤ
  • 大径ブレーキローター
  • スポーツパッド
  • ステンメッシュホース
  • 高性能ブレーキフルード

この仕様は、見た目からして走る気満々。
なら止まれないと話にならない。
派手なGR86/BRZがブレーキで負けるのは、かなり恥ずかしい。

足は固めすぎないほうがいい。
しなやかに動いて、踏めて、リアがちゃんと粘る足。
それがこの車には合う。


外装を実車で再現するなら

必要なのはこれ。

  • ホワイト系オールペンまたはフルラッピング
  • ボンネットグラフィック
  • サイドグラフィック
  • フロントバンパー
  • フロントリップ
  • カナード
  • サイドステップ
  • リアディフューザー
  • 大型GTウイング
  • 白系または赤系ホイール
  • ローダウン

個人的には、実車ならグラフィックを少し減らしたい。
この車は白ベースがかなり効いているから、エアロとウイングだけでも十分強い。
全部貼ると、車というより走るポスターになる。


辛口総評

THUNDER ROADは、かなり良い。
RETURN OF ZOROより少し落ち着いていて、スペックも394psと現実寄り。
GR86/BRZベースのターボ仕様としては、かなり美味しいラインにいる。

ただ、外装はまだ少しうるさい。
ボディラインを活かすなら、もう少し引き算してもいい。
この車は“貼って速そうに見せる”より、“作りで速そうに見せる”ほうが似合う。

実車で作るなら、まずは2.4Lターボで350〜400ps。
冷却、燃料、ECU、駆動系、足回り、ブレーキをきちんと固める。
2.6L化はその後でいい。

要するにこの車は、
派手さはあるが、GR86/BRZターボとしてかなり現実味のあるカスタムだ。
雑に作ると怖い。
ちゃんと作ると相当面白い。
この手の車は、そこがすべてだ。

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