概要
・出現エリア:新環状 右回り
・チーム台数:6台
・代表車種:MAZDA RX-8 Type S(SE3P)
メンバー一覧

● ブラックキャット(高矢 魔美子)【チームリーダー】
・車種:RX-8 Type S(SE3P)’03
・排気量:1,308cc
・最高出力:300ps / 8,400rpm
・最大トルク:26kgm / 6,400rpm
・職業:キャバクラ嬢
・プロフィール:
19歳で首都高環状デビュー。以来、走り屋の間でアイドル的な人気を誇る女性。性格は明るく気さくで、仲間思い。言うべきことはハッキリ言う姉御肌のリーダーであり、チームをまとめる存在。かつて出会ったホワイトキャットと強い絆で結ばれ、彼女を守りながら夜の首都高を駆ける。引退を意識しつつも、まだ走りたいという想いを胸に抱く。

● ホワイトキャット(野島 ありさ)
・車種:RX-8 Type S(SE3P)’03
・排気量:1,308cc
・最高出力:277ps / 8,400rpm
・最大トルク:24kgm / 6,400rpm
・職業:百貨店受付嬢
・プロフィール:
名門お嬢様学校を卒業後、一流百貨店に就職した清楚な女性。育ちの良さと純粋さから周囲に狙われた過去を持ち、ブラックキャットに救われたことをきっかけに彼女へ強い憧れを抱く。走り屋としてはまだ初心者ながら、ひたむきな努力で徐々に上達中。目標は「どんな時も笑っていられる自分になる」こと。
①チームの特徴
このチームは見た目で得をしている。女性だけで固め、しかも看板車種はRX-8。新環状右回りに現れるその並びは確かに目を引く。だが、目立つのはそこまでだ。本質はもっと地味で、もっと硬い。
RX-8を軸に据えた時点で、勝負のしかたははっきりしている。大トルクで押し切るのではなく、回して、向きを変えて、リズムで前に出るやり方だ。現行の一覧でもブラックキャットとホワイトキャットはともにRX-8で、数値も軽く見ていい水準ではない。派手な女たちではなく、身のこなしで食うタイプのチームである。
②過去作での活躍
CAT×CATというチーム名がはっきり前に出るのは『首都高バトルX』と『Import Tuner Challenge』からだ。そこではブラックキャットが長く単独で走ってきたあと、短大生のホワイトキャットを誘ってチームを組んだとされている。新しい組み合わせなのに妙に息が合う。一方で、負けが見えると深追いしない甘さもあった。ここがいかにも当時のCAT×CATらしい。華はあるが、意地で押し切るタイプではなかった。
ただし、ブラックキャットの根はもっと古い。高矢魔美子はCAT×CAT以前に「グラマラス マミ」として『首都高バトル0』『01』、PSP版『首都高バトル』、さらに『Racing Battle: C1 Grand Prix』にも顔を出している。元レースクイーンで、のちにキャバクラ嬢へ転じ、SE3Pを仕上げたうえでプロドライバーの指導も受ける。要するに彼女は、いきなりCAT×CATの看板になったわけではない。首都高の夜を長く知ったうえで、今の立ち位置に辿り着いた女である。そこがこのチームの格になっている。
③現実世界に存在していそうか?
いると思う。かなりそれっぽい。
まず人間関係が妙に生々しい。年上の走り屋が若い女の子を拾い上げ、最初は面倒を見て、やがて並んで走るようになる。ブラックキャットとホワイトキャットの関係は、設定として綺麗ではあるが、筋は通っている。ホワイトキャット側のプロフィールも、クラブ通いの若い女の子がブラックキャットに助けられ、そこから走りの世界に入ったという話で、いかにも首都高の夜らしい。
車種構成も悪くない。女性チームだから軽やかな車に寄る、という安直な話ではなく、同じRX-8で揃えたことでチームのリズムが揃う。ここに意味がある。現実の集まりでも、結局長く続くのは「同じ速さで会話できる車」を選んだ連中だ。そう考えると、CAT×CATは案外ファンタジーではない。むしろ、少し出来すぎなくらい整理された現実寄りのチームだ。
④総評
CAT×CATの長所は、華やかさと機動力が噛み合っていることだ。RX-8を選んだ理由に無理がなく、ブラックキャットという古株の存在も効いている。
弱点を挙げるなら、少し綺麗にまとまりすぎている点だろう。名前も構図も絵になりすぎる。泥臭い首都高が好きな人間には、少々整いすぎだ。
それでも結論は変わらない。CAT×CATは、見た目で客を呼ぶチームではない。RX-8の軽さと女同士の呼吸で勝負する、かなり手慣れた実力派である。
