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ROLLING GALS考察|AE86に惚れ込んだ、首都高の古参レディたち

概要

・出現エリア:C1 外回り
・チーム台数:5台
・代表車種:トヨタ スプリンタートレノ AE86、カローラレビン AE86
チーム紹介:
昭和・平成の夜を駆け抜けた伝説的女性チームの一つ。かつては「ミッドナイトローズ」や「CUPID ARROWS」と並ぶほどの勢いを誇ったが、現在は熟練メンバーが中心のベテランチーム。華やかさと妖艶さを兼ね備えた走りが特徴で、クラブカルチャーとストリートレーシングが融合した独自の世界観を築いている。AE86をこよなく愛し、ファッションにも強いこだわりを持つ。


メンバー一覧

● ローリング娘1号(中村 由梨)チームリーダー
・車種:ROLLING GAL NO.1(CUSTOMIZED CAR)
・エンジン:I4 / 1,666cc / 193ps(6,800rpm) / 23kgm(5,200rpm)
・職業:バー経営
・プロフィール:
スナック経営の経験を活かし、自らバーを開いた実業家。明るく気風の良い姉御肌で、メンバーからは“姐御”と呼ばれる。芸能人との噂もあるが本人は否定。バトルではラインを自在に操るテクニック派で、「軽量化が命」と語る一方、最近は体重が増加傾向。


● ローリング娘2号(石川 天音)
・車種:スプリンタートレノ GT-APEX 3door(AE86)'87
・エンジン:I4 / 1,666cc / 188ps(6,800rpm) / 22kgm(5,200rpm)
・職業:エッセイ作家
・プロフィール:
元ディスコクイーンで、育児と夜遊びを両立させた自叙伝がベストセラーに。現在はメディア出演や健康関連の講演活動を行う。華麗なハンドルさばきはまるでステージ上で踊るかのようで、滑らかさと迫力を併せ持つ。チーム随一のエンターテイナー。


● ローリング娘3号(安藤 菜緒子)
・車種:スプリンタートレノ GT-APEX 3door(AE86)'87
・エンジン:I4 / 1,666cc / 188ps(6,800rpm) / 22kgm(5,200rpm)
・職業:フラワーアレンジスト
・プロフィール:
通称“なおっち”。控えめで柔らかい性格だが、走りでは強気の攻めを見せるギャップの持ち主。得意のスリップストリームから一気に差し込む戦法で有名。恋愛面では奥手ながら、最近知り合った男性に惚れ込み中。


● ローリング娘4号(井川 香津美)
・車種:スプリンタートレノ GT-APEX 3door(AE86)'87
・エンジン:I4 / 1,666cc / 188ps(6,800rpm) / 22kgm(5,200rpm)
・職業:アロマテラピスト
・プロフィール:
最新ファッションに敏感なチームのおしゃれ番長。スレンダーな体型とクールな走りで注目を集める。走行ラインに強いこだわりを持ち、AE86の特性を極限まで引き出す技術を持つ。電波系ポエムやジャズを好み、チーム内でも独特の存在。


● ローリング娘5号(藤田 あきこ)
・車種:カローラレビン GT-APEX 3door(AE86)'87
・エンジン:I4 / 1,666cc / 182ps(6,800rpm) / 21kgm(5,200rpm)
・職業:キャンギャル
・プロフィール:
チーム最年少で、独特なテンションと明るさを持つムードメーカー。練習熱心で、ドライビングセンスはチーム屈指。元カレとの交際が暴露された過去もあるが、現在は婚約中。チームでは“妹分”として可愛がられている。


①チームの特徴

このチームを見て最初に分かるのは、迷いのなさだ。車はAE86系で統一。C1外回りを走る女性オンリーの編成で、しかも今作では同じAE86乗りの《ROLLING GUY》に対抗意識まで持っているとされる。要するに、見た目の統一感を狙った集団ではない。AE86という古い道具を、まだ戦えると信じている連中だ。そこがまず渋い。

しかも中身は、見た目ほど柔らかくない。2025年版では「ルックスで甘く見ると痛い目を見る」と明記され、テクニックでは《ROLLING GUY》に一歩譲る一方、資金力を生かした高度なチューニングで勝率は上回るとされている。つまりこのチームは、腕一本で押し切る職人ではない。金も意地も使ってAE86を延命させている。古いが、甘くはない。

②過去作での活躍

ROLLING GALSは、少なくとも『首都高バトルX』と海外版『Import Tuner Challenge』の時点で確認できる。そこでは「女性レーサーだと馬鹿にされたことをきっかけに首都高へ出てきた、AE86の女性チーム」と説明されており、しかも全員が高収入で、その資金を車に注ぎ込んでいるとされていた。最初から“可愛いだけのチーム”ではない。舐められたぶん、金をかけて結果で返す集団だった。

さらにこのチームは《ROLLING GUY》の女性版として意識的に作られており、各メンバーが対応するローリング野郎と逆のAE86ボディを選ぶという設定まである。つまりROLLING GALSは、単にAE86が好きな女たちではない。首都高のAE86文化そのものに、女側から割って入ったチームなのである。今作で《ROLLING GUY》への対抗意識が表に出てきたのも、流れとしてはむしろ自然だ。

③現実世界に存在していそうか?

かなり、いる側だと思う。まず人間関係が現実的だ。女性だけで固まり、しかも“男に甘く見られたくない”という反発がチームの原動力になるのは、車の世界では十分ありえる話だ。さらに全員が同じAE86系に乗るというのも、趣味と意地が強い集まりなら不自然ではない。好きな車を揃えた結果、外から見ればワンメイク集団になる。実際のコミュニティでもよくある構図だ。

ただし、ここまで綺麗に“女性版ROLLING GUY”として揃うと、さすがにゲームらしい。高収入、美貌、AE86統一、対になる構図。出来すぎではある。だが、核にある反骨心と車種選びはかなり本物に近い。だからROLLING GALSは、作り物っぽく見えて、根の部分は妙に現実的だ。

④総評

ROLLING GALSの長所は明快だ。車種に芯がある。立ち位置にも芯がある。AE86に絞ったうえで、女だからと軽く見られることまで逆手に取ってきた。これは強い。

弱点を挙げるなら、少しキャラクターが出来すぎていることだろう。美人で高収入でAE86統一となれば、絵としては整いすぎだ。だが、その整いすぎた見た目に騙されると痛い目を見る。ROLLING GALSは、華やかな女性チームではない。AE86への執着を、そのまま首都高で走らせている古参の意地である。

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