概要
- 出現エリア:湾岸線 東行き
- チーム台数:3台
- 代表車種:MIDNIGHT PLAMO (カスタムZ32), HASEGAWA GAL MAI (カスタムR32), SNAKE HOLIC (カスタムスープラ70)
チーム紹介
ホビーショップ「HASEGAWA」2号店で働く看板三姉妹で構成されたチーム。長女の聖依をリーダーに、それぞれが模型製作で培った技術と情熱を実車に注ぎ込み、プラモデルを再現したかのようなユニークなカスタムカーを駆る。長女は走り屋チームのマシン、次女はアニメキャラクター、三女はフィギュアと、それぞれの趣味を反映したマシンが特徴。湾岸線を走る、まさに「生きた模型」たちだ。
メンバー一覧

● スケールモデルの聖夜(長谷川 聖依)チームリーダー
- 車種:MIDNIGHT PLAMO (CUSTOMIZED CAR) (駆動方式:FR / エンジン:V6)
- スペック:3,256cc / 501ps (6,400rpm) / 71kgm (3,600rpm)
- 職業:模型店店長
- プロフィール: ホビーショップ「HASEGAWA」2号店の看板三姉妹の長女。叔父から走り屋の教えを受け、模型製作に打ち込んだことで腕を上げ、模型雑誌に作例が掲載されることもしばしば。現在は2号店の店長を任され、三姉妹で切り盛りしている。

● キャラクターモデルの舞衣(長谷川 舞衣)
- 車種:HASEGAWA GAL MAI (CUSTOMIZED CAR) (駆動方式:4WD / エンジン:I6)
- スペック:2,554cc / 447ps (6,800rpm) / 60kgm (4,000rpm)
- 職業:模型店店員
- プロフィール: 看板三姉妹の次女。アニメ・漫画を中心としたサブカルチャーにどっぷり浸り、見事なオタク女子へ。人見知りなところもあるが、声をかけられれば丁寧な接客で評判はいい。模型はアニメに登場したキャラクターモデルを素組みに入れ程度でライトに楽しんでいる。

● フィギュアの美依(長谷川 美依)
- 車種:SNAKE HOLIC (CUSTOMIZED CAR) (駆動方式:FR / エンジン:I6)
- スペック:2,740cc / 501ps (6,000rpm) / 65kgm (4,800rpm)
- 職業:模型店店員
- プロフィール: 看板三姉妹の三女。2人の姉に対しては愛情も深いが対抗心も強く、彼女たちを追って首都高で走り始めた。模型では主にフィギュアを制作しており、アマチュアながらイベントではちょっと知られた原型師。
①チームの特徴
HASEGAWA'S ANGELSは、湾岸線東行きに現れる三姉妹チームだ。長女の亜依はカスタムZ32「MIDNIGHT PLAMO」、次女の舞依はカスタムR32「HASEGAWA GAL MAI」、三女の美依はA70スープラ「SNAKE HOLIC」を駆る。3台とも既存車へ少しステッカーを貼った程度ではない。模型作品の発想を実車へ持ち込み、車そのものを“完成作例”に仕立てている。
三姉妹の趣味もきれいに分かれている。亜依は模型誌へ作例が掲載されるほどのスケールモデル派。舞依はアニメや漫画のキャラクターモデルを気軽に楽しむライト派。美依はイベントでも名を知られるフィギュア原型師だ。全員を単なる“模型好き”で済ませず、模型趣味の内部ジャンルまで分けたところは細かい。そこまで設定を煮詰めるなら、模型店の在庫管理も手伝わせてやれと思うが。
さらに、この3台はハセガワから実際に1/24スケールのプラモデルとして製品化されている。ゲーム内のカスタムカーを模型にし、その模型を作る三姉妹がゲーム内で実車を走らせる。企画が一周して自分の尻尾を食べているが、筋は通っている。普通のコラボならロゴを貼って終わるところを、車両、人物、商品までまとめて作り込んだ。この執念は評価すべきだ。
②過去作での活躍
公開されているシリーズ横断データで確認できる範囲では、HASEGAWA'S ANGELSは2025年版が初登場となる。過去作で名を馳せた古参チームでも、懐かしの復活枠でもない。株式会社ハセガワとのコラボレーションから誕生した、完全な新規チームである。
ただし、選ばれた車は新しくない。Z32、BNR32、A70スープラと、いずれも過去の『首都高バトル』を知る層に刺さる年代の国産スポーツだ。最新車を並べるより、模型映えし、カスタムの余白があり、シリーズの空気にも馴染む。新チームなのに妙な懐かしさがあるのは、この車種選びのおかげだ。
つまり過去作での戦績はゼロだが、過去作の空気はしっかり吸っている。新参がいきなり湾岸へ出てきたというより、昔のスポーツカーを模型棚から降ろし、そのままエンジンをかけたようなチームである。
③現実世界に存在していそうか?
模型店を家族で営み、三姉妹がそれぞれ別の模型ジャンルへ入れ込む。ここまでは十分にありそうだ。模型製作と実車カスタムの距離も遠くない。色、デカール、エアロ、細部の再現にこだわる人間が、実車でも同じことを始めるのは自然な流れである。
問題は、その三姉妹がそろってZ32、R32、A70スープラを所有し、全車をショーカー級に仕上げ、夜は湾岸で走るという部分だ。趣味、資金、保管場所、整備環境のすべてが必要になる。模型店というより、裏にかなり立派なガレージと会計担当者がいる。
それでも“模型メーカーやショップがデモカーを製作し、イベントや商品展開へ使う”という形なら現実味は高い。走り屋チームというより、メーカー公認のプロモーション部隊だと考えれば納得できる。現実にいた場合、バトルより先に撮影会の列ができるだろう。
④総評
HASEGAWA'S ANGELSの長所は、コラボ企画であることを隠さず、それをチームの設定へ徹底的に落とし込んだ点だ。三姉妹の性格、模型ジャンル、車種、カスタムテーマ、実際の商品がすべてつながっている。露骨な販促ではある。だが、雑な販促ではない。
弱点も、その販促臭である。三姉妹、看板娘、旧車カスタム、模型化まで揃うと、人物が先なのか商品が先なのか分からなくなる。おそらく両方同時だ。純粋な走り屋チームとして見ると作為が強く、夜の首都高よりホビーショーの照明が似合う。
HASEGAWA'S ANGELSは、湾岸の古参でも新世代の野心家でもない。模型メーカーの企画力と『首都高バトル』の悪ノリを、実車サイズまで拡大した移動ショーケースである。宣伝は露骨だが、ここまで本気なら文句も言いにくい。