概要
- 出現エリア:C1 外回り
- チーム台数:7台
- 代表車種:日産 シルビア spec-R AERO (S15)
チーム紹介
雑誌編集長の「夢幻の不死鳥」こと浅川幸秀が率いる、S15シルビアのワンメイクチーム。メンバーは編集者、ライター、カメラマンといったメディア関係者で構成されており、知的な雰囲気が漂う。かつて「首都高最強硬派」と呼ばれたチームの元メンバーも在籍しており、その走りは今も健在。全員が同じ車種だからこそ、それぞれの個性とセッティングの違いが際立つ、玄人好みの集団だ。
メンバー一覧

● 夢幻の不死鳥(浅川 幸秀)チームリーダー
- 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:2,097cc / 328ps (6,400rpm) / 39kgm (4,000rpm)
- 職業:雑誌編集長
- プロフィール: 学生時代から編集部に出入りし、若くして編集長になったやり手。愛車の銀のシルビアに10年以上乗り続けており、走りもチューンも知り尽くしている。粘り強い性格は走りにも表れており、後半に引き離されると戦意を失う癖がある。

● デジタルキラー(遠野 弘道)
- 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:1,998cc / 274ps (6,400rpm) / 31kgm (6,400rpm)
- 職業:副編集長
- プロフィール: クルマの扱いも得意だが、パソコン関係はさらに得意。知らないことを人に聞けないプライドの高さが玉に瑕。チューニングに関しては自信を持っており、そのせいかマシントラブルは絶えない。かつて燻っていたが、すっかり強面のメンバーに。

● ライジングベア(田村 直希)
- 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:2,097cc / 325ps (6,400rpm) / 38kgm (4,000rpm)
- 職業:ライター
- プロフィール: グルメや映画など、幅広いジャンルで活躍する人気ライター。最近レストアしたばかりの愛車は、こまめなメンテナンスにより今も健在。バトルでは毎回ほとんど同じラインでコーナーを抜けていくという。どんなに荒されても全く動じないその走りは、彼の仕事ぶりそのもの。

● フラッシュブラッド(奥山 晃)
- 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:2,097cc / 325ps (6,400rpm) / 38kgm (4,000rpm)
- 職業:カメラマン
- プロフィール: カメラマンとして働きながら、個展を開くなどアートの領域でも活動。納得するまで研究しないと気が済まない性格。他者の走りを撮るために、アシスタントとして雇った若いカメラマンを走らせ、自身は観察に徹することもある。

● ピンクリリー(百合 一成)
- 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:2,097cc / 325ps (6,400rpm) / 38kgm (4,000rpm)
- 職業:印刷会社勤務
- プロフィール: 40歳を迎え、15歳年下の妻との間に授かった娘も今年で7歳。かつて所属していたチームは「首都高最強硬派」とも呼ばれていた。昔のリーダーとチームを立ち上げるため、今日も走り続ける。相手の心を折るまでブロックし続ける戦法は今も変わらない。

● 可憐なモンスター(桃井 泉)
- 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:2,097cc / 325ps (6,400rpm) / 38kgm (4,000rpm)
- 職業:編集者
- プロフィール: 編集部に入って4年。前任の編集長の後輩にあたる。新人のころのミスは、編集長である「夢幻の不死鳥」の死角にどやされていたが、今では後輩のミスが問題化する前に気づき、フォローできる程になった。どんな仕事でも、ミスを恐れない大胆さを身につけられれば、また一段と化けるのだが。

● パーフェクトビギナー(奥井 清一郎)
- 車種:SILVIA spec-R AERO (S15) '99 (駆動方式:FR / エンジン:I4)
- スペック:1,998cc / 250ps (6,400rpm) / 28kgm (4,800rpm)
- 職業:ライター
- プロフィール: 「ライジングベア」の武器。クルマの知識は豊富で、速さはどのライターにも劣らない。が、走りにおいては、まだ卒業できていない。押しの弱い性格が災いし、コーナーでバトル相手に思わずラインを譲ってしまう。
①チームの特徴
このチームの輪郭は、とにかくはっきりしている。C1外回りに現れる7台編成で、車種は全員S15シルビア。編集者、ライター、カメラマンといった“見る側・書く側”の人間が集まっているのに、選んだ道具はずいぶん俗っぽい。だが、それがいい。S15という一台に揃えたことで、チームの美意識と走りの癖がそのまま見えるからだ。資料でも、彼らは首都環状だけでなく峠やジムカーナも走るため、汎用性の高いチューニングを施しつつ、写真映えを意識した外装にもこだわるとされる。要するにCHANGING STAGEは、速さだけでなく“見せ方”まで含めて成立している。そこが普通のワンメイク集団と違う。
しかも中身はきれいに揃ってはいない。2025年版プロフィールでは、メンバーのレベル差が悩みの種と明記されている。実際、リーダーの「夢幻の不死鳥」はスピード指標410.57とかなり高い一方、「パーフェクトビギナー」は326.49に留まる。ワンメイクなのに序列がくっきり出る。これは車で差を付けられないぶん、腕とセットアップの差がそのまま表に出ているということだ。きれいだが、ぬるくはない。
②過去作での活躍
CHANGING STAGEは新顔ではない。少なくとも『Import Tuner Challenge』の時点で存在が確認でき、その頃から“クルマ雑誌の編集者・ライターで構成されたチーム”として描かれていた。当時の説明でも、首都高以外も走るから汎用性の高いチューニングを施し、誌面映えを意識して派手な走りと外装を選ぶ、とされている。つまり今作の性格は、後付けではない。昔からずっと、走ることと見せることを両立させようとしてきたチームなのである。
変わったのは、立ち位置の重みだ。公開チーム一覧ではSBXとSB25の両方に名を残しており、2025年版でも7人編成のまま継続登場している。昔は“雑誌屋が走っている”という色物っぽさが先に立ったが、今はC1外回りの一角をきっちり張る実戦チームとして通る。写真を撮る側が、そのまま被写体になってしまった。そういう経年変化がある。
③現実世界に存在していそうか?
かなり、いる側だと思う。まず成り立ちが妙に自然だ。編集部や撮影班の周辺には、車を仕事にも趣味にもしている人間が集まりやすい。試乗、撮影、原稿、イベント、そこから派生して“結局自分たちでも走る”という流れは、現実の自動車メディア周辺なら十分ありえる。しかも全員がS15に揃うのも、雑誌屋らしい選択だ。絵になる。語れる。いじり甲斐がある。ワンメイクにする理由が、見た目にも中身にもある。
ただし、現実はここまできれいには揃わないだろう。編集者、ライター、カメラマンが皆S15で、しかもC1を走り、バトル後に相手へ取材を申し込む。これは少し出来すぎている。だが、出来すぎていても芯は本物だ。CHANGING STAGEは、現実のメディア人脈と車趣味を、首都高バトル用に少しだけ格好よく整理した集団として見ると腑に落ちる。
④総評
CHANGING STAGEの長所は、テーマが崩れないことだ。S15で揃え、見せ方に気を使い、それでもちゃんと走る。雑誌屋のチームと聞けば軽く見られがちだが、この連中はそこを理解したうえで、なお外さない。取材対象に回るのではなく、自分たちが誌面の主役になりに来ている。そこが強い。
