概要
- 出現エリア:湾岸線 西行き
- チーム台数:6台
- 代表車種:PRINCE (カスタムNSX), PRINCESS (カスタムNSX), ホンダ NSX (NC1, NA2)
チーム紹介
海を越えてやってきた、とある王国の王子「異国のプリンス」ことウィンストンが率いる、高貴なる走り屋集団。メンバーは王子の妹である王女、そして彼らに仕える執事、フットマン、メイドたちで構成されている。愛車はホンダが世界に誇るスーパースポーツ、NSXに統一。その優雅な佇まいとは裏腹に、湾岸線を舞台に800馬力超のモンスターマシンで超高速バトルを繰り広げる。
メンバー一覧

● 異国のプリンス(ウィンストン)チームリーダー
- 車種:PRINCE (CUSTOMIZED CAR) (駆動方式:4WD / エンジン:V6)
- スペック:3,841cc / 808ps (8,300rpm) / 94kgm (6,000rpm)
- 職業:王子
- プロフィール: 自由奔放な振る舞いでいつも周囲を困らせてばかりいるように見えるが、どこか気品漂う、只者ではない頃の青年。その正体は、海を越えてやって来たある国の皇太子。先王である父の影響で日本車をこよなく愛し、首都高に強い憧れを抱いていた。

● 異国のプリンセス(オリビア)
- 車種:PRINCESS (CUSTOMIZED CAR) (駆動方式:4WD / エンジン:V6)
- スペック:3,841cc / 808ps (8,300rpm) / 94kgm (6,000rpm)
- 職業:王女
- プロフィール: 異国のプリンスの妹。兄と同じく、幼い頃から日本に憧れを抱いており、チーム結成の誘いに富んで首都高へとやって来た。自由奔放でちょっと頼りない兄とは対照的に、しっかり者の聡明なプリンセスとして、母国では国民からの支持も高い。
● 忠義のバトラー(セバスチャン)

- 車種:LOYAL BUTLER (CUSTOMIZED CAR) (駆動方式:MR / エンジン:V6)
- スペック:3,496cc / 473ps (7,200rpm) / 53kgm (4,000rpm)
- 職業:執事
- プロフィール: とある国の王家に代々仕える執事。彼の仕事は常にパーフェクトであり、主の命とあらば、走りにおいても最善を尽くす。コーナリングテクニックはチーム内でもピカイチ。異国のプリンスには何かと振り回されており、子供の頃から成長を見守っているため、内心では息子のように思っており、叱れるとついカしてしまう。

● 忠実なフットマン(トーマス)
- 車種:NSX-R (NA2) '02 (駆動方式:MR / エンジン:V6)
- スペック:3,496cc / 386ps (7,200rpm) / 44kgm (5,200rpm)
- 職業:フットマン
- プロフィール: 忠義のバトラーの息子。一人前の執事を目指し、数々の教えを受けながら異国のプリンスに仕えている。幼いころは主とも友達のように接していたが、今ではしっかりと立場を弁えた振る舞いを心がけている。その一方で、「母のように接してくれ」と言われるたびに心が揺らんでしまう。

● 華麗なメイド(シャーロット)
- 車種:NSX (NC1) '17 (駆動方式:4WD / エンジン:V6)
- スペック:3,841cc / 692ps (7,200rpm) / 80kgm (5,600rpm)
- 職業:メイド
- プロフィール: 内気なメイドの姉。異国のプリンセスとは年齢が近いこともあって、メイドの中でも特に信頼を置かれている。容姿端麗で所作も美しく、常に主を立てることを忘れない。しかしそれらはあくまで表向きの顔で、妹と2人きりの時は案外だらしない。

● 内気なメイド(メアリ)
- 車種:NSX (NC1) '17 (駆動方式:4WD / エンジン:V6)
- スペック:3,841cc / 692ps (7,200rpm) / 80kgm (5,600rpm)
- 職業:メイド
- プロフィール: とある国の王家に仕える新米メイド。内向的な性格のため、当初は仕事に不安もあったが、皇太子や王女とは年齢が近いこともあり、長女に接してもらっている。クルマに関しては全く詳しくなく、チューンについてはチームお抱えの整備士に任せきり。
①チームの特徴
ROYAL DREAMSは、湾岸線西行きに現れる6台編成。メンバーは王子ウィンストン、妹の王女オリビア、執事セバスチャン、メイドのシャーロットとメアリ、フットマンのトーマス。チームというより王室御一行だ。普通なら黒塗りの公用車が並ぶところだが、この連中は全員NSXである。公務よりずっと楽しそうで何よりだ。
車種構成は、専用カスタムカーの「PRINCE」「PRINCESS」に、現行型NC1とNA2型NSX。世代は違っても、ホンダのミッドシップ・スーパースポーツという一本の軸で揃えている。王子のPRINCEは808psとされ、優雅な外観とは裏腹に中身は完全な高速戦闘車だ。ティーカップを持つ手で800馬力を扱う。礼儀作法の教育範囲が広すぎる。
兄妹の性格も対照的だ。自由奔放なウィンストンはコーナリングを重視し、聡明なオリビアは最高速を優先する。同じ意匠の色違いマシンに乗りながら、セッティング思想では意見が割れる。王位継承争いよりは平和だが、湾岸ではこちらのほうが速い。
②過去作での活躍
公開されているシリーズ横断資料で確認できる範囲では、ROYAL DREAMSは2025年版で登場した新チームである。旧作から復活した名門でも、過去の因縁を背負った古参でもない。王族という肩書き、専用カスタムNSX、使用人を含む6人編成を引っ提げ、初登場から物語終盤へ割り込んできた。新人にしては入口がずいぶん豪華だ。
しかも扱いは色物枠ではない。2025年版ではチームメンバーがR-329からR-334に並び、新世代側の終盤を担う集団として配置されている。攻略情報上でもチーム全体の戦力は非常に高く、下手なボスより強いと評されるほどだ。設定が派手なだけなら笑って終われるが、実際に速いから始末が悪い。
過去作での武勇伝はない。だが、初登場でいきなり最終面接のような位置に座っている。歴史を積む前に役職だけ与えられた感はあるものの、王族なので昇進が早いのは仕方ない。
③現実世界に存在していそうか?
王子や王女が日本車を愛し、専用仕様のNSXを所有するところまでは十分あり得る。世界の王族や富裕層が希少なスーパーカーを集める話は珍しくない。執事や使用人まで車好きになり、同じブランドで編成を揃える可能性も、資金面だけなら成立する。
問題は、その一団が夜の湾岸線へ出てくる部分だ。現実ならNSXより先に警護車両と外交ルートが動く。メイドが692ps級のNC1で集団戦を始めた日には、宮内行事ではなく国際問題である。
したがって、車好き王族という核には現実味があるが、走り屋チームとしてはかなりゲーム寄りだ。ただし、金、趣味、人間関係のすべてが王家を中心に回る構造は妙に説得力がある。一般人のサークルでは車種を揃えるだけでも苦労するが、王族なら「全員NSXで」の一言で済む。民主的ではないが効率はいい。
④総評
ROYAL DREAMSの長所は、設定、人物、車種が一切ぶれないことだ。王子と王女、執事とメイド、そしてNSX。高貴さを表現するための材料が最初から最後まで揃っている。専用車のPRINCEとPRINCESSも、単なる色違いではなく兄妹の走りの思想まで分けている。色物として始まり、実力派として着地している点は見事だ。
弱点は、盛りすぎていることに尽きる。王族、使用人、専用カスタムカー、800馬力超、全車NSX。設定を一皿に載せすぎて、少し胸焼けがする。普通の走り屋チームが一生かけて集める華を、初登場で全部使ってしまった。
ROYAL DREAMSは、首都高に憧れた外国人チームではない。王族の財力とホンダへの偏愛を全開にし、湾岸西行きを移動式宮殿へ変えてしまった豪華すぎるNSX軍団である。速い。強い。そして、いちいち大げさだ。